2015年9月27日日曜日

『萩乃露純米吟醸生酒無濾過生原酒』で乾杯

 いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

 先日、弊社の取引会社の方と懇親会を催させて頂きました。なかなか一緒にお酒を酌み交わす機会の無かった方でしたが、是非にとお願いしてやっと想いが叶い、八戸駅前の居酒屋で乾杯させて頂きました。

 乾杯のお酒は、持ち込みの『萩乃露純米吟醸生酒無濾過生原酒』でした。滋賀県高島市において、寛永年間に創業の株式会社福井弥平商店が、比良山系の伏流水を使い醸す、いわゆる近江の地酒というもので、近くの浜に群生していた萩に因んで『萩乃露』としたそうです。

IMGP9340IMGP9343

生酒マークも凛々しく  裏書は情報源

IMGP9344IMGP9345

  お酒の色は濃い黄色    日本酒クラブH君も一緒です

 ビールで乾杯の方々を尻目に『萩乃露純米吟醸生酒無濾過生原酒』をガラス製のぐい呑みに注ぐと、色味は黄色が濃く酸味が強そうですが、実際は程良い吟醸香に安らぎを覚えます。「乾杯!!」と声高らかに口の中に流し込むと、生酒特有のパッと明るい味わいに華やかな酸、後味には咽喉の辺りにちょいと辛さがやってきます。呑む度に辛さが増してゆくので、オヤッと思ったら、日本酒度+7と辛口の逸品でした。あれよあれよと一升瓶は空になり次なる使者を。

 2本目は奈良県葛城市の梅乃宿酒造が醸す、夏期限定の『山風香 純米無加圧採り生原酒』です。奈良盆地の南西で葛城山と二上山の麓にある酒蔵は、創業が明治26年と比較的新しい酒蔵ですが、味わいは絶品です。何故ならば、酒米の絶対王者、山田錦を100%使用しているのですが、その山田錦を何と65%も削り、残りの35%分の心白部を使って醸しています。また、搾り機に圧力を掛けず滴り落ちるお酒だけを瓶詰めしているので、雑味が入らずとても美味しいお酒になっています。

IMGP9347IMGP9348

無圧採りって・・    酒色は黄色っぽく

 香りはフルーティで、口に含むと優しい甘さを感じます。呑み込むとコクを感じ、上品な味わいに満足。美味しいねぇと呑んでいるうちに2本目もとうとう空になってお開きとなりました。因みにお客様は20時20分頃にJR八戸線でお帰りになり、家に着いたのは恐らく23時頃でしょうか。本当に無理を言ってスミマセンでした。宜しかったら、またお願いします。♪

\(。・_・。)ノ

2015年9月21日月曜日

グランスタで『土佐しらぎく吟の夢純吟微発泡生』

 いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

 10月には十和田市の駒街道マラソンがあるので、ずっと練習したいとは思っていましたが、夏の暑さは恐ろしく熱中症で倒れたりすると、いろんな方々に迷惑をお掛けするので無理はできませんでした。お盆明けから徐々に走り出し、今ではやっと本来の速さで走れているので、その嬉しさは格別です。

 さて、ウチの奥様は年に数回東京に出張しており、時々、東京駅地下のグランスタ長谷川酒店より日本酒をお土産に買って来てくれます。重いだろうに有難いねぇ。今回はブースで味見をして購入を決めたそうなので自信満々でした。そのお酒とは『土佐しらぎく 吟の夢 純米吟醸微発泡生』という、まるで私から頼まれて購入してきたような美味しいお酒でした。

 このお酒は、高知県安芸郡で1903年創業の仙頭酒造場が醸す自慢のお酒です。『土佐しらぎく』は、白菊のように清らかで綺麗なお酒を造りたいという想いと初代創業者の仙頭菊太郎氏の名前に因んでいます。造りは機械化を極力排し手造りに拘っており、仕込み水は四国山系の伏流水に、酒米は酒造好適米「吟の夢」を使用しています。この酒米は、他県への酒米依存率95%だった高知県が満を持して平成9年に開発したもので、味・香りとも良いお米です。

DSCF5994DSCF5995

 この清く清楚な立ち姿  瓶を見ただけで美味しそう

DSCF5998DSCF6003

 開封注意とは・・   濁りが強く効きそう

 瓶の底に濁りが沈殿しているので、瓶を上下逆さにしてからキャップをゆっくりと回します。シュワシュワと息継ぎをしながら、噴出さないように慎重に開栓しました。利き猪口に注ぐと微発泡がシュワシュワと音を立てて小さく泡立ち耳を喜ばせます。また濃い目の濁り具合いが目を喜ばせ、そして爽やかな香りが鼻孔を喜ばせます。一口呑むとピチピチッと口中を駆け巡り、そしてジューシーさを感じて舌も口腔も大いに喜びました。後味すっきりですが咽喉が熱くなるような気もします。

 また東京に行った時のために、お酒購入一覧表を作って渡した方が良いでしょうか。それとも止めた方が良いのか、思案のしどころです。♪

\(。・_・。)ノ

2015年9月14日月曜日

新井田丸(屋形船)で『陸奥八仙』を堪能

 いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

 東日本大震災は東北の沿岸地域が津波で大きく被災しましたが、当八戸市も港町であり、当然、港湾を中心に大きな被害を受けました。復興は既に完了しましたが、ブルーカンパニー㈱様が八戸をもっと元気づけるようにと【八戸屋形船震災復旧3周年記念】の企画の案内があり、小幡建設日本酒クラブもお世話になりました。

 今回の企画は「第10回日本酒クラブ記念大会」と銘打って、屋形船で新井田川を下り、工場群の夜景を見ながら八戸酒造の『陸奥八仙』を頂こうというものです。出航早々乾杯のお酒は、何と「第2回日本酒気に入りましたランキング」(平成27年1月1日)で第一位を獲得した、希少で幻の『陸奥八仙【赤】特純無濾過生原酒直汲み』です。魅惑の美人会員Sさんの発声に合わせて皆で「かんぱ~い !!!」。

DSCN1302DSCN1308

     日本酒蔵部会長挨拶      乾杯の挨拶はSさん

 香りはフルーティで香量も多く、その香りだけでも美味しさを予感します。一口頂くと、誰もが先ず「旨い」と言ってしまいます。どっしりとしたジューシーさに煌めきを感じます。『赤】無濾過生直汲み』の恐ろしいほどの完成度、そして旨さに、参加者たちは口々に「おいしい」の連呼・合唱でした。今年も第一位っぽいなあ、このお酒・・。

DSCN1298DSCN1306

   冷蔵庫のお酒は殆どレア   【赤】特純無濾過生直汲み 

 二番手は『陸奥八仙 夏どぶろっく純米活性にごり生酒』という濁り酒を用意しました。でも、そんじょそこらの濁り酒とは訳が違い、純米で香り・味わいとも群を抜きます。香りは甘酒を連想させ、呑んでみると甘口に思えますが、実際には日本酒度は-12で正真正銘の辛口酒です。甘さの中に辛さも見え隠れしている不思議な日本酒が、この『夏どぶろっく』です。

DSCN1327DSCN1332

      夏どぶろっく           ISARIBI

 三番手は『陸奥八仙純米大吟醸華想い無濾過生原酒』。出すか、こんな美味しいお酒を・・。ただでさえ美味しい陸奥八仙に、無敵の酒造好適米「華想い」を使うなんて。「華想い」は酒米の王者「山田錦」と青森県で開発した「華吹雪」を掛け合わせ15年もの年月を注いで造った、とんでもない美味しさを醸す酒米なので、今や青森県内の日本酒は「華想い」のお酒がどんどん増えています。『陸奥八仙純米大吟醸華想い無濾過生原酒』は、八戸酒造の横綱級の旨味を持ったお酒で、華やかさやフルーティさはもちろん、荒削りの【赤】の角を取って旨味を増したようなお酒です。甲乙つけがたいなあ。困ったなあ・・今年のランキング・・。

DSCN1333DSCN1317

純米大吟華想い【黒】生直汲み   会長はお酒の旨さに大満足

 四番手は『陸奥八仙ISARIBI特純無濾過生原酒』です。火入れは割と売っていますが、生原酒はレアな酒で発見したら躊躇せず購入しないと、直ぐに売り切れて、なかなか手に入りません。「魚介に合うお酒」をコンセプトに、お料理を美味しくしてくれますが、相乗効果でお酒も美味しく頂けます。ぐい呑みに注ぐと八仙特有の華やかでフルーティな香りです。一口目を口に含むと、同じ八仙の無濾過生原酒たちより辛口(日本酒度+5)でサッパリとした味わいが、差別化されているような旨味を醸します。美味しいんですよ、これがまた。皆さん方は口々に「おいしい」を連呼していますよ。

 さて、こんなキラ星のようなお酒を頂いた後の、トリの五番手を飾ったのは『陸奥八仙【黒】純米吟醸生原酒直汲み』。これも「直汲み」の超レアなお酒です。・・というか【赤】より希少さでは勝るかも。しかし、希少さだけではなく旨味も超一級品で、このお酒を本日の1位に推す人も何人か居たくらいです。香りはフルーティさが際立ちます。口に含むと日本酒度は-1のやや甘口でエレガントさを感じさせる完熟バナナのような味わい。ジューシーな酸味がコクを生み、インパクトの強さは【赤】と双璧を成しています。また、今年の一位候補がここにも・・。困った・・。

DSCN1314DSCN1318

  10回連続参加のI氏()       初参加のW氏()

DSCN1319DSCN1335

    こちらも初参加K氏()      屋形船に全員集合!

 屋形船での「日本酒の会」は私の予想以上に大いに盛り上がりました。八戸酒造の駒井専務様の粋な計らいで、種々の【直汲み】を惜しげも無く御準備頂き本当に有難うございました。参加された皆様も大変喜んでおりました。・・・が、ここで残念なことが一つ。後日、写真整理をしていたのですが、最後まで私の写真が一枚も無かったことでショックをうけました。ガーン。♪

\(。・_・。)ノ

2015年9月7日月曜日

酒蔵で乾杯『八鶴 大吟醸金賞受賞酒』

 いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

 この頃、酒屋さんを覗くと日本酒は「ひやおろし」や「秋あがり」が多く見られるようになりました。もう秋なんだなぁと感じます。一般人と少し違って、変な秋の感じ方だと思ってはおりますが・・。

 さて、先日八戸酒類株式会社で開催する≪酔一夜≫【酒蔵で地酒を味わう会】に参加させて頂きました。この酒蔵は天明六年(1786)年、徳川家斉の御世の創業で、代々当主は橋本八右衛門を名乗ります。八戸の中心街に立地し、深さ300m弱の井戸から地下水を汲み上げて仕込み水としています。淡麗・芳醇辛口などの辛口のお酒を造っていましたが、近年は『八鶴しろうま かすみにごり 純米吟醸生原酒』や『はちつる純米吟醸無ろ過生』など、フルーティ系にも舵を切りつつあると感じます。

DSCN1233DSCN1236

     蔵の印章と杉玉          社長様の開会挨拶

 現在八戸酒類株式会社では、『獺祭』でお馴染みの旭酒造株式会社と同じように、昔ながらの季節労働者としての杜氏に頼らない社員による酒造りを行っており、昨年より実施しているということで、まだまだ成長過程にあろうかとも思いますが、これからが楽しみな酒蔵です。

DSCN1241DSCN1292

       ≪酔一夜≫パンフ       お酒のラインナップ 

 さて、乾杯は平成26年全国新酒鑑評会で金賞を受賞した『八鶴 大吟醸金賞受賞酒』です。ぐい呑みから溢れる香りは、フルーティですが生酒特有の香りもあります。待ちきれない我々のため、早めの挨拶で「かんぱ~い」。口に含むと甘いお酒かと思いきや結構辛口で、後味に酸味がやってきます。このガッツリ系の日本酒は、以前「地酒サミット」(平成27年8月3日)で頂いた『タクシードライバー』の味わいに似ているようです。

DSCN1249DSCN1248

       金賞受賞酒          大きな陶器にお酒が

DSCN1253DSCN1247

      利き酒大会もあって      日本酒クラブ集合!

 乾杯酒のあとは、これも金賞受賞酒の『如空 大吟醸金賞受賞酒』を頂きました。こちらは八戸酒類の五戸工場が醸すブランドで、なんと金賞のダブル受賞です。フルーティな香りながら、味わいは辛口で後味に酸味がやってきて、キレの良いお酒です。ぐいぐい呑むには勿体無い繊細な味わいのお酒でした。

 数多く出されたお酒の中で、私のお気に入りは『如空 華想い純米大吟醸』でした。ぐい呑みから溢れるほどの強いフルーティな香り、味わうと優しくも芯のある旨味と日本酒度+3の辛さ。このお酒は、2014年インターナショナルワインチャレンジSAKE部門において、ゴールドメダルを与えられた栄誉あるお酒で、青森県が生んだ山田錦を凌駕するかも・・という酒米「華想い」を使い、蔵内の井戸から汲み上げた軟水を使って醸したものです。

 中締めが入り、お土産をこれでもか!とたくさん頂戴し、ルンルンで家路につこうとしたのですが、会長よりお誘いがありフラフラとついて行ったのでした。メデタシメデタシ。(この続きは後程お伝えしたいと思っております)♪

\(。・_・。)ノ