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東日本大震災は東北の沿岸地域が津波で大きく被災しましたが、当八戸市も港町であり、当然、港湾を中心に大きな被害を受けました。復興は既に完了しましたが、ブルーカンパニー㈱様が八戸をもっと元気づけるようにと【八戸屋形船震災復旧3周年記念】の企画の案内があり、小幡建設日本酒クラブもお世話になりました。
今回の企画は「第10回日本酒クラブ記念大会」と銘打って、屋形船で新井田川を下り、工場群の夜景を見ながら八戸酒造の『陸奥八仙』を頂こうというものです。出航早々乾杯のお酒は、何と「第2回日本酒気に入りましたランキング」(平成27年1月1日)で第一位を獲得した、希少で幻の『陸奥八仙【赤】特純無濾過生原酒直汲み』です。魅惑の美人会員Sさんの発声に合わせて皆で「かんぱ~い !!!」。
日本酒蔵部会長挨拶 乾杯の挨拶はSさん
香りはフルーティで香量も多く、その香りだけでも美味しさを予感します。一口頂くと、誰もが先ず「旨い」と言ってしまいます。どっしりとしたジューシーさに煌めきを感じます。『【赤】無濾過生直汲み』の恐ろしいほどの完成度、そして旨さに、参加者たちは口々に「おいしい」の連呼・合唱でした。今年も第一位っぽいなあ、このお酒・・。
冷蔵庫のお酒は殆どレア 【赤】特純無濾過生直汲み
二番手は『陸奥八仙 夏どぶろっく純米活性にごり生酒』という濁り酒を用意しました。でも、そんじょそこらの濁り酒とは訳が違い、純米で香り・味わいとも群を抜きます。香りは甘酒を連想させ、呑んでみると甘口に思えますが、実際には日本酒度は-12で正真正銘の辛口酒です。甘さの中に辛さも見え隠れしている不思議な日本酒が、この『夏どぶろっく』です。
夏どぶろっく ISARIBI生
三番手は『陸奥八仙純米大吟醸華想い無濾過生原酒』。出すか、こんな美味しいお酒を・・。ただでさえ美味しい陸奥八仙に、無敵の酒造好適米「華想い」を使うなんて。「華想い」は酒米の王者「山田錦」と青森県で開発した「華吹雪」を掛け合わせ15年もの年月を注いで造った、とんでもない美味しさを醸す酒米なので、今や青森県内の日本酒は「華想い」のお酒がどんどん増えています。『陸奥八仙純米大吟醸華想い無濾過生原酒』は、八戸酒造の横綱級の旨味を持ったお酒で、華やかさやフルーティさはもちろん、荒削りの【赤】の角を取って旨味を増したようなお酒です。甲乙つけがたいなあ。困ったなあ・・今年のランキング・・。
純米大吟華想い【黒】生直汲み 会長はお酒の旨さに大満足
四番手は『陸奥八仙ISARIBI特純無濾過生原酒』です。火入れは割と売っていますが、生原酒はレアな酒で発見したら躊躇せず購入しないと、直ぐに売り切れて、なかなか手に入りません。「魚介に合うお酒」をコンセプトに、お料理を美味しくしてくれますが、相乗効果でお酒も美味しく頂けます。ぐい呑みに注ぐと八仙特有の華やかでフルーティな香りです。一口目を口に含むと、同じ八仙の無濾過生原酒たちより辛口(日本酒度+5)でサッパリとした味わいが、差別化されているような旨味を醸します。美味しいんですよ、これがまた。皆さん方は口々に「おいしい」を連呼していますよ。
さて、こんなキラ星のようなお酒を頂いた後の、トリの五番手を飾ったのは『陸奥八仙【黒】純米吟醸生原酒直汲み』。これも「直汲み」の超レアなお酒です。・・というか【赤】より希少さでは勝るかも。しかし、希少さだけではなく旨味も超一級品で、このお酒を本日の1位に推す人も何人か居たくらいです。香りはフルーティさが際立ちます。口に含むと日本酒度は-1のやや甘口でエレガントさを感じさせる完熟バナナのような味わい。ジューシーな酸味がコクを生み、インパクトの強さは【赤】と双璧を成しています。また、今年の一位候補がここにも・・。困った・・。
10回連続参加のI氏(左) 初参加のW氏(右)
こちらも初参加K氏(左) 屋形船に全員集合!
屋形船での「日本酒の会」は私の予想以上に大いに盛り上がりました。八戸酒造の駒井専務様の粋な計らいで、種々の【直汲み】を惜しげも無く御準備頂き本当に有難うございました。参加された皆様も大変喜んでおりました。・・・が、ここで残念なことが一つ。後日、写真整理をしていたのですが、最後まで私の写真が一枚も無かったことでショックをうけました。ガーン。♪
\(。・_・。)ノ