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東日本大震災から早くも4年の年月が経ちましたが、復興工事も人手不足。官民挙げて頑張っているとは思いますが、あまりの大災害に復旧・復興はいつの事やら・・・という印象を受けています。そんな東北を応援してくれるイベントも徐々に少なくなっている今日この頃、なんと「地酒研究会はちのへ」が【東日本復興応援第1回地酒サミットin八戸】を開催して下さいました。第1部はセミナーがあり「旨し酒をよりおいしく楽しむための心得」と題して紀行作家の山内史子さんに講演して頂き、一週間で一斗(10升)のお酒を飲みましたと言うカミングアウトにビックリ。また八戸せんべい汁研究所の木村事務局長のお話も大変興味深い内容でした。
熊本の居酒屋の写真 山内史子氏と
当日のお酒のラインナップ
お待ちどう様の第2部は「地酒と食の祭典」と銘打って、東北六県の地酒が33種類(33蔵分)も揃うという夢のような内容で、東北はどの県を取り上げても美味しい日本酒だらけ。旨さは甲乙つけられないのですが、33種類全部を呑めるように頑張りました。
さて、そこで最初に頂いたお酒は、岩手県北上市の喜久盛酒造が醸す『純米生原酒タクシードライバー』でした。この酒蔵も東日本大震災の時に被災し半壊していますが、主力酒の『タクシードライバー』は年々売り上げを伸ばし、廃業した酒蔵を借りて増産しているそうです。斬新でインパクトのあるネーミングは、ジャケットデザインを手掛けるデザイナーの高橋キヨシ氏と知り合い実現したとの事。日本酒度は±0、酸度2.3、アル度数17%ですが、原酒の味わいを持った丁度良い辛口のお酒です。酸味が利いてお料理の旨味が増したようです。
タクシードライバー 陸奥八仙は夏ドブロック
松嶺の富士純米大吟醸 上喜元純米吟醸生酒和地
会場を回って呑み進むうちに出会ったピカ1のお酒は、酒どころ山形県は酒田市の酒田酒造が醸す『上喜元 純米吟醸生 酒和地(シュワッチ)』でした。この酒蔵は昭和22年に5つの酒蔵が合併して生まれた一千石の酒蔵で、建物は文化庁の文化財登録を受けています。主力酒の『上喜元』は呑んで上機嫌になるようにという願いが込められていて、酒米は地元の美山錦や出羽燦々などを使い、仕込み水は鳥海山の伏流水で醸し、どの銘柄も人気の逸品ばかりです。
『上喜元 純米吟醸生 酒和地』は、グラスに注いでもらうと薄っすらと滓が見えます。香りは華やかな吟醸香で、口に含むとシュワシュワと炭酸ガスが上質の微発泡を演し、心地よいフルーティで旨味のあるお酒でした。あまり美味しいので御代わりして頂きました。
気仙沼の純米蒼天伝 やまとしずく純米吟醸
当日は限定200名での会でしたが、私たち小幡建設日本酒クラブは総勢14名で参加させて頂き、多くの種類のお酒を呑んで和気藹々のひと時を過ごしました。また会場内には知人もたくさんお見えになっており、お酒談義で盛り上がりました。もう酔っちゃって、何言ってんだか分かりません。以前お仕事で大変お世話になったFさんに偶然お目に掛りました。気さくで仕事熱心な姿は今でもしっかり記憶しています。あまりの美貌にツーショット写真を是非にとお願いした次第です。ありがとうございました。
日本酒クラブの面々は未だ素面です
日本酒クラブ会長も出席 お世話になったF様に再会
あっという間の1時間半で、19時30分には会場には客はいなくなりました。私は真っ直ぐ帰宅しましたが、当然物足りない面々はネオン街にタクシーを走らせ、絶対へべれけになったに違いありません。♪
\(。・_・。)ノ