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先日、家の者が所要で大阪まで行った際、あの有名な・・というか物議を醸した菓子をお土産に買ってきました。それは・・ジャジャーン・・北海道で有名な「白い恋人」の大阪版、新名物と銘打った「面白い恋人」でした。味は問題なかったのですが、やっぱりシャレがきついのではないでしょうか。道民が怒ってますよ!。
詰め合わせの中にほら! 面白い恋人が!
さて、今回呑ませて頂いたお酒は、弊社の社長が愛して止まない、和歌山県海南市の『黒牛純米吟醸』でした。慶応二年(1866年)に創業の小さな酒蔵、「名手酒造店」が醸しだすお酒で、兵庫県産山田錦を蔵内にある紀州の名水「万葉黒牛の水」により仕込み、和歌山の地酒と言えば「黒牛」と言われる、旨味たっぷりのお酒です。
遮光布を纏っています 基本の純米吟醸酒 自信満々の筆体で黒牛
万葉集にも黒牛が出ています 裏書きには黒牛の由来も
『黒牛』といえば“旨味”と、近畿地方の万人が申すそうですが、私もぐい呑みに注いで先ず立ち香を。う~ん、香りは微かですが酸味を予感させる立ち香を感じます。唾液を咽喉の奥に追いやって先ず一口目。酸味や辛味も程々に感じますが、仄かに甘さも感じます。咽喉越しが少しピリッとして旨味もあり、敢えて言うと無難な味わいか。食中酒の典型で、料理に邪魔にならず、料理の味わいを高める。なるほど今日は料理がおいしく感じます。
ぐい呑みは桐箱付きの清水焼 口縁が厚くズッシリと
今回使用したぐい呑みは清水焼の逸品。清水焼は寛永(1624年~)の頃に始まり、明暦(1655年~)の頃に現れた野々村仁清などが造った京焼絵陶器を古清水と呼んでいます。天明、寛政(1800年頃)の頃に清水寺の畔で磁器を造ったことから、幕末には清水焼と呼ばれるようになり、清水焼は京焼の主流となったそうですが、まあ何はともあれズッシリとした手応えに滑らかな口当たりが、何とも言えない風情を醸します。美味しいお酒を美味しく頂くには、酒器も大切だと考えています。♪
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