2014年9月22日月曜日

懐かしい人と『常きげん 山純吟しぼりたて』

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 もう秋の彼岸がやって参りました。この間のお盆の忙しさに青息吐息だったのに。でも仏様は私たちに会いたくて、一日千秋の想いだといいます。こうなったら折角なので、亡き父をたっぷりと思い出したいと思っています。

 さて、私が現場監督として国の直轄の仕事をさせて頂いたとき、初めて現場代理人となり右も左も分からなかった私を、鍛え励まし指導してくれた協力会社の若き監督がおりました。それがS氏です。その後も国道の現場を10年近くも苦楽を共にし、公私ともにお世話になった方でしたが、その後、大手建設会社を退社し青森市に活躍の場を移し、大きな工事を苦も無くやり遂げていました。今回その方と仕事で会う機会があり、一緒にお酒を呑ませて頂きました。

 やっぱり酒席では昔の話に花が咲き、いろんな思い出話も出て、参加された方々には何のこっちゃ・・という感じだったかも知れませんが、私たちはそんな話をするだけで、その当時の若かった二人に戻っておりました。

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   左がS氏、左から2番目が私        二次会は長横町のディンプルで

 そんな酒席に準備したお酒は、石川県加賀市の文政二年(1819年)創業の鹿野酒造株式会社が醸す『常きげん 山純吟しぼりたて』でした。「山純吟」は山廃・純米・吟醸の略なのでしょう、瓶に朱く立派な文字が映えて見えます。山形の上喜元と間違いそうですが、こちらは加賀百万石の「常きげん」です。原料米は酒造好適米の山田錦で、自前の田圃で造ったものを使用しています。仕込み水は、霊峰白山の伏流水を「白水の井戸」から汲み上げたもので、山廃にこだわって丁寧に造っています。ちなみに「常きげん」の由来は、酒蔵の四代目当主が【八重菊や 酒もほどよし 常きげん】と詠んだことからきているそうです。

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肩ラベルのしぼりたてが美味そう  グラスに注いでもらいました

 立ち香は仄かで、少々フルーティな香りが。でも山廃特有の酸味が少し隠れているような感じも。味わいを確かめるように、数回口に含み呑み込みます。どっしりとした味わい。甘いのかな・・と思いますが、甘口のようで実は芯に辛さを持った日本酒度+4.5の『常きげん 山純吟しぼりたて』は、咽喉にポッと辛さを残して、スッとキレてゆきました。誇屋さんのお料理が、このお酒で余計に美味しく頂けました。♪

\(。・_・。)ノ