2014年9月15日月曜日

『鷲の尾 吟醸生』で故人を偲び

 いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

 今年も朝顔がきれいに咲いており、屋根の雨樋までがんばって到達しました。この青い花の朝顔は種がなかなか採れない品種で、種の採取にはとても苦心しています。爽やかな青色の朝顔は珍しいので、細目に探して1粒も見逃さないようにしています。

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 屋根までたくさん咲いています      きれいな青い朝顔

 さて、盛岡の親戚が、法事で来八した際に「八戸のお酒はとってもおいしいね」と言ってくれたので、私も自分の事を褒められたようで嬉しくなり、後日、機会があり『陸奥八仙 新春祝酒純米吟醸無濾過生原酒』を差し上げました。そのお酒をとても気に入って下さり、お礼のお手紙と共にいつも自分が愛飲している『鷲の尾金印』を送って下さいました。お酒をこよなく愛する気さくな方で、「また一緒にお酒を呑みたいね」と言っておりましたが、病に倒れ黄泉の国へ旅立ってしまいました。役所勤めでしたが驕らず誠実で、誰にでも優しく笑顔で接し、仕事で法務大臣から表彰されても自慢する事も無い、いい人の見本のような方でした。

 今回、お悔やみに伺った帰りに盛岡駅で買い求め、故人を偲んで陰膳とともに頂いたお酒は、故人が大好きだった「鷲の尾」の『鷲の尾 吟醸生300ml』でした。

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  300mlサイズです  吟醸生はレアでなかなか売っておりません

 文政2年(1829)創業の(株)わしの尾は、大鷲が棲んでいた巌鷲山(岩手山)の山麓から湧水する清水で醸造されている事から、『鷲の尾』と命名されているそうです。

 ぐい呑みに注いだお酒に鼻を近付け深呼吸しましたが、涙目の鼻が詰ってしまい、香りが利けませんでした。ぐい呑みを傾け、舌の上にお酒を載せた瞬間やさしい甘さを感じますが、すぐに辛さがじわじわと口腔に浸みわたり、ゆっくり呑み込むとしっかりした旨味、そして咽喉の上方にじわじわの辛さが移っていきました。

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     青森のサンロードで購入     陰膳?Kさんのぐい呑みにもお酒を

 自分本位な話ですが、じっくりとお酒の味わいを語るには、ビールや焼酎よりやっぱり日本酒ではないでしょうか。その日本酒を愛する方が一人去ってしまいましたが、一人また一人と日本酒愛飲者の裾野を広げ、微力ですが日本酒の美味しさを伝えていきたいと思っています。合掌。

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