2013年12月2日月曜日

『豊盃ん』で乾杯!第6回日本酒の会(前編)

 いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。  今年も早いもので師走となりました。当「日本酒パラダイス」も、お陰様でもうすぐ丸一年になろうとしています。日本酒の美味しさをもっと知って頂こうと始めたブログですが、十分に伝わっているか心配です。健康に留意しつつ、これからもいろんなお酒をご紹介したいと考えていますので、今後とも宜しくお願い致します。  さて、11月29日(金)に会員の皆様方待望の「第6回小幡建設日本酒クラブ定例会」が賑やかに開催されました。会場はお昼時はランチで混み合う類家五丁目の隠れ家的レストラン「烹采厨房 呵々(かか)」のご主人に無理を聞いて頂き開催しました。お料理は上品なフレンチ風の和洋折衷で次々とカラフルにやって来ます。お料理が出されるたび参加者の顔がパーっと明るくなるのが解ります。これではランチが混み合うのも当然でしょう。 DSCF3870DSCF3903 「呵々」さんのサイン目印はこれだ!      今回の美味しいお料理の品書き  乾杯はジャブを入れるように、先ずは弘前市三浦酒造の『豊盃【ん】おりがらみ生酒』から。11月中旬に発売でアッという間に売り切れる希少なお酒です。故に口にできない方もたくさんいらっしゃいます。なぜならば、この美味しさで2.200円は信じられないコストパフォーマンスなので、発売と同時に知っている人は飛びついてしまうのです。味わいは豊盃特有のジューシー&フルーティで、おりがあるため深みのある味わいとなっています。口開けなので、皆さん「おいしー、うめー」と言ってくれるのですが、ウチの会はまだまだこんなものではありません。  2番手のお酒でざわめきが起こります。弘前市のお酒でカネタ玉田酒造の『華一風 低圧搾り生 特別純米無濾過原酒』。前回3月のお酒の会で人気が高かったので再度準備したお酒で、日本酒度+2.5なのに日本酒の既成概念を覆す「洋ナシ」のような香りと甘み。口に含んだときのインパクトが格段に違い、華やかで煌めくようなフルーティさに皆さん方は騒然。全員この会のレベルの高さを再確認した事でしょう。 DSCF3876DSCF3878   豊盃【ん】おりがらみ生酒  華一風低圧搾り生無濾過原酒  3番手は石巻の平孝酒造の『日高見純米酒 短稈渡船』。何か微妙なネーミングに思える方は勉強が足りません。気にかかる「短稈渡船」とは、最強好適米山田錦の親にあたる酒米の名前で、安政6年に発見された有名な酒米「雄町」から「短稈渡船」が生まれそして品種改良により「山田錦」へと進化しました。そんなレアな酒米から造ったお酒の味わいは、一口で言うと爽やかな酸味。ちょっぴりジューシー。旨味もあり切れも良い食事が引き立つお酒です。華一風の後なので日本酒度+2の割には辛く感じましたが、印象に残るのはどっしりした旨味の純米酒ということです。  4番手に茨城の来福酒造『来福 X黒ラベル 純米吟醸生原酒』。監修したのは田中麻奈さんという方で、お酒を愛するあまりOLを辞め東京農業大学短期大学部に入学し、醸造学を学んだという武勇伝のある方です。立ち香は微かに甘さを予感させ、味わいは来福特有の華やかでジューシーな酸と旨味のハーモニー。日本酒度や酸度、酒米、酵母まで未公開ですが日本酒度はマイナスではないかと思うくらいでした。でも美味しさにはそんな理屈は必要ないですよね。 DSCF3880DSCF3890   日高見純米酒短稈渡船   来福X黒ラベル純米吟醸生原酒 DSCF3896DSCF3908   美味しいお酒でみんなが笑顔       参加者15名が全員笑顔で  宴は続き、潤滑油が効いて皆さん饒舌になってきました。美味しいお料理も次々やってきます。楽しみは続いていますが、次回の後編へ。 \(。・_・。)ノ