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11月も終盤に差し掛かり、日に日に寒さを感じますが、先日は産直へ行ってカブ漬け用の赤カブを買ってきました。昨年は、農業に従事している友人から分けて頂きましたが、単価が安かったため今年は作付けしなかったとの事でした。そしたら何と、今年は単価が高いそうで、植えればよかったと悔いておりました。
カブを切って 色出しの端材
砂糖と塩を入れ お酢を入れ完了
さて、日本酒を呑んでは酒屋さんからお酒を購入するという、自転車操業のような状況になっています。見かねた日本酒通のF君が「今度お酒を買うので、何か希望があれば一緒に購入できますよ」と言ってくれました。ありがたや~。早速スマホを見て購入を決めたのが、今回ご紹介する『よこやまSILVER7純米吟醸無濾過生原酒』でした。もう一本、一緒に購入させて頂きましたが、それはまた後日に。
このお酒を醸す酒蔵は、長崎県壱岐島で創業が大正13年の重家酒造で、壱岐で唯一の酒蔵です。元々壱岐には十七の酒蔵がありましたが、徐々に蔵の数が減り、最後に残ったのが重家酒造でした。しかし、一人勝ちしたのではなく、他の酒蔵同様、杜氏の高齢化と経営難により、1990年に日本酒造りを断念。焼酎を細々と造っていましたが、現在の社長が2013年から山口の『東洋美人』を醸す澄川酒造場で5年間修業した後、2018年に自身の日本酒蔵を壱岐に建設し、現在に至っています。今年4月の松尾大社第7回酒-1グランプリでは、『純米大吟醸よこやまPrrincessMichiko』がグランプリを受賞し、優勝蔵となっています。
ラベルに影蔦 裏書をどうぞ
色は無色透明
『よこやまSILVER7純米吟醸無濾過生原酒』の酒米は酒造好適米の絶対王者「山田錦」を使い、酵母は穏やかな吟醸香がの協会7号酵母で、仕込み水は蔵の地下約90mから汲み上げた軟水で醸しています。日本酒度、酸度は非公開ですがALC16度の無濾過の生酒です。
開栓するとシュッと音がしてガス感を感じます。蛇の目に注ぐと、細かな微発泡のバブルがビッチリと張付いています。立香はフルーティで香量も多く華やかな香り。口に含むと先ず、ジューシーで重厚感のある甘味を感じます。上品で且つ爽やかな味わいに驚きました。フルーツのような酸の後に微かな苦みがジワーっと。総じてバランスが良く完成度の高いお酒で、これはランキングに入るお酒だなぁと思いながら頂きました。F君に感謝です。
毎年赤カブを漬けていますが、徐々に人気に火が付き、昨年はとうとう10㎏ものカブを漬けました。「美味しくてすぐ無くなるので、売ってくれるのであれば買いたい」とまで仰って下さる方もおり、漬け手の私としては嬉しく思っています。まあ、でも、多くの皆さんにお配りして、美味しいと言って食べて頂ければ有難いのです。♪
\(。・_・。)ノ