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今年のお盆にも、愛知県から長男が孫娘を連れて帰省してくれました。一家で帰省したかったとは思いますが、5月に誕生した男の子を連れては大変なので、奥様と愛知に残してきたようです。帰省した二人は、ほぼ一週間滞在しました。孫娘とは、デパートのゲームセンターで遊んだり、子供の国に行ったり、花火をしたりしましたが、時間が足りずに考えていた半分も遊べませんでした。長男と孫娘とは「また来年会おうね」と八戸駅で別れ、改札の人ごみの中に二人は小さくなってゆきました。超さみしーー。
さて、日本酒通のF君よりちょくちょくお酒を分けて頂くのですが、今回も二本あるのでと1本を譲ってもらいました。ありがとうー。そのお酒とは栃木県小山市で創業が明治五年(1872年)の小林酒造が醸す『鳳凰美田ミクマリFLYHIGH純米大吟醸生酒』です。創業当時の主力酒は『鳳凰』でしたが、新たな銘柄を立ち上げた際に、美田(みた)村という良質な湧き水と米の産地に酒蔵があった事から『鳳凰美田』と名付けられたお酒です。一時は廃業も考えていた酒蔵でしたが、酒蔵を継いだ夫婦は試行錯誤しながら酒造りに励み、今では全量を吟醸造りとし、人気の酒蔵になっています。
そして『鳳凰美田ミクマリFLYHIGH純米大吟醸生酒』は小林酒造が長年に渡って開発した、特別に思い入れのある「日光シリーズ」の最高峰に位置する新商品のお酒で、「ミクマリ」とは漢字で「水分神」と書き、日本神話で水の分配を司る神となっており、水路の分水地などに祀られていますが、水を大切にする酒蔵ならではのプロトタイプとして上槽されました。
このお酒に一躍スポットライトを当てたのは、サッカー元日本代表の中田英寿氏で、彼が主催した六本木ヒルズでのお酒のイベント【CRAFTSAKEWEEK2024】で先行リリースされたことです。そしてイベントでは誰もが見た事のないプロトタイプの『鳳凰美田ミクマリFLYHIGH純米大吟醸生酒』に酔いしれ、中田英寿氏のカリスマ性にも相まって、大反響を呼ぶことになります。
鳳凰美田ミクマリ 限定品
裏書をどうぞ 微かに琥珀
酒米は栃木県産を50%まで磨いた大吟醸で、仕込み水には日光連山の清らかな伏流水(中硬水)を使って醸し、搾ったままの酒をできるだけ空気にも触れさせずに、そのまま壜に詰めたお酒です。日本酒度、酸度は非公表ですがALC15%と夏を意識した造りとなっています。
開栓すると「ボンッ」と音がして醪がまだ醗酵中を示し、繊細な微発泡のバブルが立ち上がります。蛇の目に注ぐと酒色は透明ですが、内側にびっしりとバブルが張り付いており、香りは爽やかで無濾過生特有の香が優しく鼻腔に届きます。口に含むとフレッシュな口当たりで、ほんのりと甘く舌にバブルがチリチリと刺さります。スッキリと甘酸っぱい味わいがフルーティで、呑み込むと甘酸っぱさを残して、苦味が咽喉から上がってきてキレてゆきました。さすが【CRAFTSAKEWEEK2024】のイベントで話題になった酒は違うものだなぁと感心しました。
中田英寿氏といえばサッカー元日本代表とすぐに思い出されるのですが、サッカーを引退後は何をしているのか分かりません。進学校の韮崎高校でも成績が上位だったというので、何をやらせても超一流なのでしょう。当然、いける口の日本酒も超一流を探して呑んでいるのでしょうね。一緒に日本酒を呑んで語り合いたいなぁ。あっ、それは無理か。♪
\(。・_・。)ノ