いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。
今年は猛暑の影響で、家庭菜園のトマトのできが悪く、ナスに期待を掛けましたがそのナスもダメ。秋めいてきた最近では、漸く収穫できるようになっています。
ナスを収穫しました
さて、仕事の都合で出張があり盛岡へ行ってきました。開運橋のたもとの坂本酒店に行きたくて、大事な講習会はうわの空です。講習修了は16時00分で駅までは5分程度かかります。新幹線は16時37分なので30分でダッシュするとお酒の購入が可能となります。ただしお酒を迷わなければ。
ということで数あるお酒の中から私が選んだお酒は『西條鶴純米吟醸真骨頂生酒』でした。いいお酒を選んだでしょ。このお酒は日本の三大酒処として有名な「兵庫の灘」「京都の伏見」「広島の西条」の中の西条のお酒です。広島県東広島市で創業が明治37年の西條鶴酒造が醸しており、明治時代に造られた酒蔵は、母屋と蔵が国の登録有形文化財となっています。酒名は地名の「西條」と目出度い「鶴」を組み合わせており、「米と水、手造り」の三つを柱にお酒を造っています。また、以前は槽買いのために3000石ほどを造っていましたが、今では酒質を改善し向上させ700石を醸しています。
西條鶴真骨頂 下に水色で真骨頂
『西條鶴純米吟醸真骨頂生酒』の酒米は、愛知県農業試験場で「農林22号」と「隼」を交配させ開発した、食用米で程好い甘味の「中生新千本」を55%まで磨いて使っています。また酵母は、自家培養酵母とフルーティな香りの高知酵母を混合させて使い、蔵内にある中硬水の「天保井水」で醸した、日本酒度は-3、酸度2.0、ALC16度のお酒です。
蛇の目に注ぐと酒色は仄かに琥珀色。香りは爽やかで、フルーティな香りと穏やかな酸の香りも顔を覗かせます。口に含むとジューシーで甘さが強く、呑み込んだ後に穏やかで心地よい酸味を口腔に感じます。呑み込んでも辛さや苦味は無く、甘さと酸味が調和した味わいに驚いた次第です。こんなお酒もあったんだ。知らなかったなぁ。
ラベルのデザインは、鹿児島県出身の墨絵・陶墨画アーティスト西元祐貴氏で、大胆さと緻密さを持ち合わせたタッチは、世界的に注目を集めています。西條鶴酒造も、よくこの人を口説いたなぁと思った次第です。♪
\(。・_・。)ノ