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この時期になると何回も紹介させて頂いておりますが、10月1日は「日本酒の日」です。酒という文字は偏が「氵」、つくりの「酉」は壷を表す象形文字で、壷に入れる水ということから酒という漢字ができたようです。「酉(とり)」は十二支の中の10番目。10番目の月はお米の収穫の月で、酒造りは10月の収穫から始まるため、10月1日が「日本酒の日」となりました。(例年通り)
去る10月1日に、八戸市内中心街にある「八戸まちなか広場マチニワ」において、『 第11回 地酒で乾杯!』のイベントがあり、意気揚々と参加させて頂きました。
幟が目印に 青森(陸奥八仙)
青森(豊盃) 青森(華一風)
青森(六根) 青森(菊乃井)
青森(田酒) 岩手(南部美人)
秋田(刈穂) 宮城(水鳥記)
山形(麓井・清泉川) 福島(奥の松)
ぼたんの女将さん
東北6県の酒蔵が参加し、約30種類の銘柄が呑み放題。特に青森県内の酒蔵が多く集まっており、地元『陸奥八仙』の八戸酒造や『田酒』の西田酒造、『華一風』のカネタ玉田酒造店、『六根』の松緑酒造、『菊乃井』の鳴海酒造などなど胸が高鳴ります。
時期的には「ひやおろし」が全盛期で各蔵でも生酒はゼロ。残念!。とりあえず一通り呑ませて頂き一番気に入ったお酒は、山形県酒田市で株式会社オードヴィ庄内が醸す『清泉川スーパーひやおろし雪女神』でした。因みに「雪女神」は酒米です。この酒蔵は創業が慶応年間に味噌醤油を造っていましたが、明治8年に佐藤酒造場として日本酒造りを始めました。しかし昭和63年よりワイン・リキュール事業に着手し、それに伴い平成5年に社名をオードヴィ庄内に変更しています。「オードヴィ」はフランス語で生命の水。仕込みに使っている水は、毎年鳥海山に降り積もる雪が大地に溶け、長い年月をかけて庄内砂丘より伏流水として湧き出す水で、まさしく生命の水です。また酒名の『清泉川』は、庄内砂丘に清い泉が湧き出ていたのを見て名付けられています。
『清泉川スーパーひやおろし雪女神』の酒米はネーミングのとおり「雪女神」で、大吟醸仕込用として山形県が開発しました。掛け合わせは「出羽の里」を母に、「蔵の華」を父にして誕生し、甘くバナナを思わせるフルーティな香りが特徴の酒米です。酵母はフルーティな香りが強く爽やかな酒質の山形酵母。酒蔵の地下より汲み上げた生命の水で醸したお酒は、日本酒度±0、酸度1.2に仕上っています。
紙コップに注いでもらうと酒色は透明で、香りはフレッシュでフルーティ。口に含むと「ひやおろし」とは思えない優しい口当たりで、仄かな甘さとマイルドな酸味を舌に感じます。辛さはそれほどでもなく、スッキリと淡麗でした。「ひやおろし」を上手に造るとこうなりますと云う味わいでした。
19時には乾杯の時刻です。声高らかに全員で唱和しながら全国一斉に乾杯しました。帰りにはタクシーが捕まらず、止む無く歩いて帰宅しましたが、途中で地面にダイブするように転倒。手のひらや指、肘、膝に深い擦過傷ができ、何と全治約1ヶ月の重傷でした。そのため10月2日より約20日間、傷が癒えるまで禁酒を余儀なくされた次第です。♪
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