2023年1月24日火曜日

弟と久々の懇談『純米清泉川 山形のつや姫様』

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先日、八戸市美術館で複製ではありますが尾形光琳筆による「風神雷神図屏風」を見て参りました。現品は東京国立博物館が所蔵しており、帆風美術館がデジタル光筆複製画で作成したものです。本物と同等の神々しさに、技術の高さを感じました。

複製画の前で  本物が見たい!

さて、市内に住む弟と度々お酒を一緒に呑んでおりますが、85歳の母と、弟と私の三人で頂く楽しいお酒です。弟はいつも手土産に日本酒を持参してくれ、最近では「やっぱり無濾過生が美味しいんだね」と言ってくれるようになり、大進歩だと思っています。そんな弟はビールを一口の後に米焼酎で、私はお土産に戴いた日本酒を頂戴しますが、当夜も私が心を込め調理した手料理でもてなしました。

今回弟が持参してくれたお酒は、江戸時代より北前船でにぎわった港町、山形県酒田市で株式会社オードヴィ庄内が醸す清泉川純米酒山形つや姫様でした。この酒蔵は創業が明治8年の佐藤酒造場でしたが、昭和63年よりワイン・リキュール事業に着手しており、それに伴い平成5年に社名変更しています。社名の「オードヴィ」はフランス語で生命の水。毎年鳥海山に降り積もる雪が春には大地に溶け、長い年月をかけて庄内砂丘より伏流水として湧き上がってくる水で、すべてのお酒を醸している、まさしく生命の水。社名は変更しても約150年の歴史と技術で、手造りにこだわりながら丁寧に日本酒を造り続けてきました。



清泉川つや姫様  菊の文様

裏書をどうぞ  酒色は透明

清泉川純米酒山形つや姫様』の酒米はネーミングのとおり、食用米「つや姫」を100%使用しています。このお米は山形県が開発したもので、「亀の尾」をルーツに持ち大粒で美味しいのが特徴です。その根拠として13年連続で特A米に選ばれ、「極良食味米」となっています。酵母は小川酵母とも呼ばれる香りの強い10号酵母で、酒蔵の地下より汲み上げた生命の水で醸し、日本酒度±0、酸度1.4に仕上げています。

蛇の目に注ぐと仄かに琥珀色で、香りはフレッシュさを感じさせ酸の香りもします。口に含むとサッパリとした甘さを舌に感じ、呑み込むと咽喉に酸味が残り、辛さも続きます。つや姫の米の旨味と、甘・辛・酸・苦のまずまずのバランスの良さを感じるお酒でした。

弟には、毎回お袋様が焼酎を準備します。しかし、米焼酎が好みなので探してはいますが、どこの店もイモ焼酎は死ぬほど置いているのに、米焼酎の品揃えがもうひとつ。気に入ってもらえる焼酎を頑張って探しています。♪

(。・_・。)ノ