2022年6月19日日曜日

初めて感じた美味しい山廃『播州一献山廃純米播州愛山生』

いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

今週は八戸パークホテルで『陸奥八仙』でお馴染みの八戸酒造が、酒蔵ランキングで日本一、いや世界一となったお祝いのパーティーが予定されており、私も参加予定で胸を躍らせています。体調管理を万全にして、不測の事態を招かないようにと思っています。

さて、わが家にお茶やお茶菓子を届けて下さっているお茶屋さんがあるのですが、社長のAさんは私の奥さんの中学時代の同級生で、且つ私の1つ先輩でもあります。そう、今年の初めに栄光冨士GMF24LEGEND OF THE CREYSTAL純米大吟醸無濾過生原酒を頂戴した方で、太っ腹な方なのです。その方が関西方面に出張した際に、わざわざ私にお土産にと購入してきて下さったお酒が、今回ご紹介する『播州一献山廃純米播州愛山生』です。ホントに恐縮です。

このお酒は兵庫県宍粟市(しそうし)で揖保川の畔りにある山陽盃酒造が醸しており、創業は江戸末期の天保八年(1837)の酒蔵です。また『播州一献』の銘柄は「播州の米、水を使い地酒本来の持つ良さを大切に、手間、暇を惜しまず醸したお酒を一献どうぞ」と云うコンセプトから生まれました。2017年からは、地元兵庫県原産の酒米のみで造っているこだわりの酒蔵です。



播州一献山廃愛山  愛山が凛々しい

裏書をどうぞ   酒色はほぼ透明だが

酒米は栽培が難しいため収量の少ない、いわゆる幻の酒米「愛山」を65%に削って使っていますが、大粒で心白が大きくそれでいて溶けやすいという特徴があり、それを最大限に活かすために低温長期醪で醗酵させています。一般的に甘口のお酒になる「愛山」ですが、山廃造りで酸味も活かしたキレの良いお酒になるように設計しています。酵母は酸が少なく香気の高い、それでいて醪で高泡を出さない協会901酵母で、仕込み水には氷ノ山の伏流水である揖保川水系の地下水を、自社の井戸で汲み上げて使い、低温長期醪で丁寧に発酵させて醸しています。残念ながら日本酒度、酸度などは非公開としています。

蛇の目に注ぐと酒色はほぼ透明…いや、ほんの少し琥珀色かも。香りは殆ど感じられません。口に含むと先ず重厚な甘さがきて、「愛山」の甘さとコクが生酒特有の味わいを増幅しています。その後直ぐに口腔にジワジワ感。そして鼻から華やかな酸味と辛さが抜けてゆきます。キレの良い「愛山」の旨味がタップリのお酒で、呑む度に重厚な甘さ、華やかな酸、辛さを繰り返します。私的には呑み易く美味しいと感じる、数少ない山廃のお酒でした。

Aさんは、中学時代はテニス部でイケメン。今も風貌は変わっていないばかりか、体重も60㎏を切っていて、お腹回りもペッタンコ。体型も変わっておらず、目指さなければならない方なのです。♪

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