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市内に住む弟と月に1回程お酒を一緒に呑んでおります。先日の「母の日」にも母と弟と三人で楽しくお酒を頂きました。弟はいつも米焼酎で私は日本酒。今回、私が心を込め調理した手料理の「新じゃがと手羽中の甘辛蒸し煮」「タケノコとベーコンのきんぴら」「ナスの蒸しポン酢」「トマト甘酢和え」「キュウリの浅漬け」でもてなしました。
そして、弟は毎回私のために日本酒を持参してくれるのですが、今回の懇親のためにと弟が袋から取り出したお酒は、大阪府豊能郡能勢町の秋鹿酒造が醸す『秋鹿 霙(みぞれ)もよう 純米吟醸にごり生原酒』でした。この酒蔵は創業が明治19年で、創業者の奥 鹿之助氏が「実りの秋」と自身の「鹿」を合わせて主力酒に『秋鹿』と命名しています。材料のお米は蔵元が持つ自営田で、酒粕や糠などを肥料に、無農薬栽培で育てたお米を使い、丹波杜氏によって全量を純米造りとしています。
秋鹿霙もよう 開栓時爆発注意
七号タンク おいしい情報
滓が沈んで 底に泡がびっしりと
『秋鹿
霙もよう 純米吟醸にごり生原酒』の酒米は、文句なしに旨い酒質となる能勢産山田錦を60%まで磨いた吟醸造りで、酵母は酸が少なく香気の高い9号酵母の進化形の、醪で高泡を出さない901号酵母を使い、軟水と云われる歌垣山の伏流水で醸し、日本酒度+9、酸度2.4の辛口のお酒としています。
瓶の底には滓が3㎝ほど堆積していますが、先ずは静かに開栓し上澄みを頂きました。蛇の目に注ぐと発酵炭酸ガスの泡が底に付着しています。上澄みの酒色は薄っすらと濁っており、香りは穏やかな酸の香りが。口に含むとシュワシュワっとして、口腔内に刺さる爽快な酸を感じます。また、口内にピリピリとしながらも優しい甘みもありました。
撹拌後の酒色は
瓶を振って撹拌すると本当の濁り酒となりました。酒色は真っ白で、香りは先程より香量が多く爽やかな麹の香り。口に含むとクリーミーな口当たりで優しい辛さと程よく優しい酸味が。もちろん甘さもあり生原酒の旨味が、甘さ・辛さ・酸味のハーモニーから生まれています。呑み込むと渋みも感じ今日の料理も美味しく頂く事になりました。
弟には、今回『米焼酎 鳥飼』を準備していましたが、一目見るやいなや「ポツンと一軒家という番組で見た酒で、呑んでみたいと思ってたよ」と言ってもらい、探した甲斐がありました。また今度、一緒に呑める日を心待ちにしています。♪
\(。・_・。)ノ