2022年3月7日月曜日

お誕生日おめでとうのお酒第2弾『福小町』

いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

33日の「雛祭り」は元々旧暦での行事で、現在の4月初旬に行われており、その頃には桃の花が咲くため「桃の節句」とも云われます。桃は病や厄災などを寄せ付けない不老長寿の仙木とされていました。また、雛祭りは平安の頃から行われたようで、公家の幼子の遊びに「ひいな遊び」があり、ままごとのように人形を使って遊ぶものでした。二十四節気の雨水(218)にお雛様を飾ると良縁に恵まれると云うので、ウチの娘のお雛様も一応雨水に飾っています。

さて先日、愛知県の長男から誕生日に二種類のお酒を頂戴し、第1弾として221日のブログに『蓬莱泉 純米吟醸熟成生酒 和()』を載せました。今回はお誕生日プレゼント第2弾として頂いた、秋田県湯沢市の創業元和元年(1615)木村酒造が醸す日本酒の福袋、その名も『2022犬っこスペシャル福袋!』です。・・ん!、犬っこ?。

豪雪地湯沢市の伝統的な行事でもある【犬っこまつり】は約四百年続く冬の民俗行事で、旧正月に雪のお堂や犬っこの像を造り、厄除け・安全祈願を行うものです。それがコロナ禍でイベントは中止になり、併せて開催される予定だった酒蔵開放も中止となっています。木村酒造では、せっかく準備した蔵元限定酒を無駄にすることなく「福袋」として限定100セットを販売することになり、それをネットで知った長男がプレゼントしてくれました。


福袋が届きました  中身はこんなに


蔵酒犬祭   限定ふくこまち


完熟絶対燗酒  粗品の酒粕



 




 パンフレットも

木村酒造の創業者は、「大坂夏の陣」で討ち死にした豊家の重臣「木村重成」の一族で、慶長五年(1600)の関ヶ原の戦いに敗れた際、秋田県まで敗走し土着後に酒造りを生業として令和の今まで約4百年の歴史を紡いでいます。主力酒は『福小町』と『角右衛門』で、どちらも大変美味しい人気のお酒です。




福小町純米吟醸  犬っこ


酒蔵祭りは中止  2月に搾って







酒色はやや琥珀

 箱の中から選んだ最初の1本は、可愛い「犬っこ」の印刷された『福小町純米吟醸』です。酒米は酒造好適米の絶対王者「山田錦」を60%まで磨き、酵母はまろやかな味わいと華やかな香りが特徴の「協会1801号」、仕込み水は雄物山系の伏流水で醸しており、日本酒度+3.5、酸度1.6、アルコール度数16.5度のお酒です。

蛇の目に注ぐと、お酒にとろみがあるような感じ。酒色はやや琥珀色で、香りは生酒を彷彿とさせるような優しい吟醸香が爽やかに。口に含むと始めはほんのりと甘さを感じますが、すぐに鼻腔に酸が抜けていきました。呑み込むと舌や口腔に辛さを残していきます。キレは良くスッキリ爽快です。

実は私、甘酒も大の好物で、地元から関東・関西のいろんな酒蔵の酒粕を呑ませて頂いております。その私のおススメは、青森県おいらせ町の桃川酒造の酒粕です。しかも板状ではないヤツ。騙されたと思って呑んでみて下さい。美味しいですよ~。♪

(。・_・。)ノ