2021年10月4日月曜日

『Kamosu mori純米吟醸生酒』を加藤酒店で発見‼

 いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

毎年ご紹介しておりますが再確認の意味で書かせて頂きますと、101日は「日本酒の日」です。酒という文字は偏が「氵」、つくりの「酉」は壷を表す象形文字で、壷に入れる水ということから酒という漢字ができたようです。「酉(とり)」は十二支の中の10番目。10番目の月はお米の収穫の月で、酒造りは10月の収穫から始まるため、101日が「日本酒の日」となりました。(毎年々々同文でスミマセン)

さて、先々週のブログは、加藤酒店より購入させて頂いた『秀よし寒しぼり』でしたが、酒屋さんの冷蔵庫を何気なく見ていて「アッ」と声をあげました。なんと苗場酒造の『kamosu mori(醸す森)』の四合瓶が鎮座しているではありませんか。即購入。




Kamosu mori  吹き零れ注意







酒色は

昨年の510日の当ブログでもご紹介しましたが、kamosu mori(醸す森)純米吟醸生酒は、新潟県中魚沼郡津南町で創業1907年の苗場酒造が醸しており、20年前より『苗場山』を主力酒としています。

前回呑んだ際のこのお酒の日本酒度は-36というハンパない甘口で、旨さもハンパありませんでしたが、その秘密は通常3段仕込みで醸すところを、たったの1(1)で仕込み、アルコール度数が1314と糖がアルコールに分解される途中の若い段階で搾っているからです。その搾るタイミングは、酵母が醗酵力を出し切っているかどうかを見極めなければならず、かなりの技術力が必要とされ、しかも搾りは、雑味を最小限に抑えるために圧搾機を使わず昔ながらの袋搾り。搾った後は生原酒で出荷する事にも拘っています。美味しいお酒は技術力は勿論、試行錯誤や冒険心が必要なんだねぇ。

酒米は麹米に新潟県産「五百万石」で、掛米には「コシヒカリ」の味・香り・ねばり等の旨味を受け継いだ食用米の「こしいぶき」、酵母は爽やかな吟醸香と酸の生成の少ない「M310酵母」を使い、標高2145mの苗場山の伏流水で醸しました。日本酒度は-30、酸度が3.0と云う異次元のお酒です。

肩ラベルのふきこぼれ注意に目をやりながら、微炭酸のキャップを開栓すると「プシュッ」っとガスが抜けました。酒色は滓が舞って蛇の目を薄らと隠しており、少しとろんでいる感じもします。香りはフルーティで爽やかな吟醸香。口に含むとジューシー&フルーティの見本のように、爽やかに甘酸っぱいジュースです。呑み込むと咽喉に残った酸が全体をシメていました。これは特に女性にウケるお酒だろうなぁ。

コロナ禍で居酒屋「海ぼうず」さんに行けておりませんが、頑張っていてくれる事を祈っております。そして2回のワクチン接種が終わったら、速攻伺いますので待っていて下さいね~。♪

(。・_・。)ノ