2020年11月16日月曜日

愛知より『醸し人九平次La Maison山田錦』

 いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

コロナ禍の中で外出がままならない日々を過ごしておりますが、初孫が生まれたのに会いに行けずに手を拱いている寂しさは、やっぱり日本酒で紛らわすしかないのでしょうか。

さて先日、長男夫婦より荷物が送られてきて、中身を取り出すうちに発見したのが『醸し人九平次La Maison山田錦』でした。もちろん私に贈ってくれたものでしょう。しかも、膳所焼でしょうか酒器も一緒でした。ホンニ、めんこい長男夫婦だこと。

創業が江戸中期寛政元年(1789)の萬乗醸造が醸す『醸し人九平次』は、日本酒評価サイトのランキングで常に上位にランク付けされるだけにとどまらず、フランスのミシュランガイド認定三ツ星レストランのワインリストにも載るような煌めく味わいの日本酒です。



九平次  ラベルに山田錦

キャップに九 裏書をどうぞ

醸し人九平次La Maison山田錦は、ネーミングにあるとおりLa Maisonがフランス語の「家」の事で、こんな時期なので家呑みしようぜ!と醸したものかも。酒米は、春用が「雄町」でしたが夏用は「山田錦」で醸している火入れのお酒です。兵庫県黒田庄産「山田錦」を50%まで磨いているため、純米大吟醸クラスのスペックで、仕込み水に至っては長野県まで行き300年かけて沸いてくるという地下水を汲んで醸しています。

酒色は透明  酒器もイイ感じ

開栓しぐい呑みに注ぐと酒色はほぼ透明で、優しくフルーティな香りが仄かに漂いますが、口に含むと結構複雑な味わいでした。まず舌にピリ感はありませんが、微かな酸味を最初に主張しながら口腔にジンジン辛さが伝わります。しかし、直後に程好い甘味が全てを覆い、スッキリと切れてゆきます。呑み込んだ後には苦味がホンの僅か感じますが雑味は一切ありません。ねっ複雑でしょ。今回は四合瓶の半分を頂戴したので、次回3日後に頂く時の味の変化が楽しみです。

この『醸し人九平次La Maison山田錦』については、今年、コロナ禍で居酒屋には閑古鳥が鳴いているため、日本酒の消費もだいぶ減っており、このままだと山田錦の作付面積が半減してしまうという危機感から仕込んだお酒のようで、今季のみ限定酒だという事です。♪

(。・_・。)ノ