2020年6月15日月曜日

三密を避け海ぼうずさんで『百歳特別純米生酒夜桜漆黒』

 いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

514日に新型コロナによる緊急事態宣言解除を受け、八戸市内の居酒屋さんでは営業再開に舵を切っていますが、1ヶ月以上も店を閉めていたために倒産した居酒屋さんもあると聞いています。10万円の特別低額給付金を国から頂戴する申請手続きも終わったので、景気回復に寄与する意味でも居酒屋さんへ行ってきました。まぁ、単純に呑みたいだけですが‥‥。

さて今回も、足早に向かった先は「酒と肴と男と女 海ぼうず」さんで、18時に店に到着するとお客さんは私一人。すぐに女性客1人が来て、店のマスターと奥さん、私、女性客の4人で「密」には程遠い貸し切り的な営業でした。

呑み放題のお酒  アッ龍の落とし子

鏡野無濾過  メガネ専用

二千円の飲み放題をお願いし、一人乾杯は冷蔵庫から文佳人で有名な高知県のアリサワが醸す『鏡野純米無濾過生原酒おりがらみ』をチョイス。久々の無濾過生原酒の味わいに「クゥーーーッ、旨い‼」と声が出ます。堰を切ったように次々とお酒を冷蔵庫から取り出し、グラスに注いでは呑み、注いでは呑み。二杯目は宮城の『萩の鶴メガネ専用特別純米うすにごり生』で、3杯目には広島の『加茂金秀桜吹雪うすにごり生』を頂きました。

加茂金秀うすにごり  モダン仙禽

このお酒は、広島県東広島市で明治13(1880)創業の金光酒造が醸していますが、当地の広島西条地区は兵庫の灘、京都の伏見に並ぶ日本三大銘醸地のひとつとなっています。酒名の由来は蔵元のある加茂地区と、五代目の当主金光秀起氏の名前から2文字取って『加茂金秀』となりました。

加茂金秀桜吹雪うすにごり生』は、桜の木の下で呑むためのお酒をイメージし、もともと重目の『加茂金秀純米酒』を軽めにして、雰囲気を出すために薄く濁らせた春の限定酒です。酒米は麹米に赤磐産雄町、掛け米には八反錦を使用し、酵母は熊本酵母、仕込み水は軟水の井戸水を使って仕込んでいる、日本酒度+1.0、酸度1.6のお酒です。上澄みの部分をグラスに注いだので、透明に透き通っており、香りはややフルーティで、口に含むと先ずフルーティな甘さを感じ、呑み込む際に酸味を感じました。『メガネ専用』がジューシーだったので、呑む順番を間違えたと反省です。

鶴齢超辛口   巡米は誤植ではなく

楽器正宗中取り  長陽福娘雄町

一代弥山   百歳夜桜漆黒

その後、栃木の『モダン仙禽無垢2020』、新潟の『鶴齢純米超辛口』、秋田の『まんさくの花巡米70亀の尾』、福島の『楽器正宗中取り』、山口の『長陽福娘雄町純米吟醸無濾過生原酒うすにごり』広島の『一代弥山特別純米フレッシュ&ジューシー』を頂き、10杯目は水戸黄門でお馴染みの茨城県水戸市で寛政二年(1790)創業の吉久保酒造が醸す『百歳特別純米生酒 夜桜 漆黒』です。主力酒は『一品』ですが、『百歳』は百歳まで愛飲して頂けるようにと願って造ったブランドで、平成18年に立ち上げています。

酒米は茨城県産常陸錦を使用し、自社酵母を使っています。仕込み水は、かの水戸黄門が愛した水といわれる「笠原水源」より湧き出る水で醸し、日本酒度+1.0、酸度1.8のお酒に仕上げ、通常は火入での販売を少量のみ新酒をそのまま瓶詰し春限定で出荷しています。

酒色は透明。香りはあまり感じません。口に含むとスッキリとした吞み口で、酸味と辛味、生酒特有の旨味が同時に口中にジワーっとやってきます。海ぼうずさん特製の塩辛が美味しく頂ける味わいでしたよ。

山形正宗夏酒  みむろ杉華きゅん

播州一献生

その後も、山形の『山形正宗夏の純米夜の部』、奈良の『みむろ杉純米吟醸おりがらみ生華きゅん』を頂き、シメには兵庫の『播州一献純米吟醸生スプリングシャイン』を頂戴しております。お代わりをしたのが2杯あったので、全部で15杯を頂き夢心地で家路に着きました。海ぼうずさん、たった二千円でこんなにたくさん呑んでゴメンナサイ。♪

(。・_・。)ノ