2020年6月1日月曜日

家呑みで『十八盛特別純米ことのわ無濾過生原酒』

 いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

新型コロナのために居酒屋さんでの一杯は遥か遠い過去になってしまい、今は週2回のペースで家呑みをしております。奥様は肴をしっかり作ってくれるので、それは大変有難く感謝して呑ませて頂き、翌日への活力に繋げている毎日です。

今回の家呑みのお酒は、第19回日本酒クラブで披露させて頂いた、『十八盛』を醸す岡山県倉敷市で創業天明5(1785)の十八盛酒造『十八盛特別純米ことのわ無濾過生原酒』です。蔵の名前は「娘十八番茶も出花」から来ており、「乙女の如く純粋無垢に、桜花の如く艶やかに」と解しています。また、酒名の「ことのわ」の「こと」は地元「琴浦」のことで、ここから「和」を広げてゆけるようにと命名しました。ラベルはデニム生地でできておりコースターに使えるそうです。

十八盛ことのわ  裏書をどうぞ

酒色は透明

酒米は短稈で倒れにくく且つ、心白の発現率の高い「吟のさと」で、かの山田錦並みのタンパク含有率を誇っています。酵母は新政酵母ともいわれる協会6号酵母を使い、高梁川の源流に近い場所から汲みあげた仕込み水で醸し、日本酒度は±0、酸度2.6とバリバリ酸味の強そうなお酒になっています。

開栓すると、発酵による炭酸ガスがプシュッと音を立て抜けました。瓶から立ち上がる香りは仄かに酸の香りがして、利き猪口に注ぐと酒色はやや琥珀色です。酸度2.6とかなり酸味が高そうでしたが、口に含むと甘酸っぱく舌がビリビリして、呑み込むと咽喉にピリッと辛さを感じ、鼻から酸が抜けてゆきました。呑み進むうちに酸味は気にならなくなって、料理が美味しく感じられました。

玄関の花  オダマキ 

春の日差しはコロナに関係なく降り注ぎ、花の芽も温かさに誘われるように出てきました。早くきれいな花が咲くように手をかけています。♪

(。・_・。)ノ