2020年1月27日月曜日

お酒の季節に『特別純米ささまさむねにごり酒』


 
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120日は大寒でした。雪の吹雪く津軽の寒さもなかなかのものですが、氷都と称される八戸の寒さは、また格別なものがあります。

さて、昨年末「酒と肴と男と女 海ぼうず」さんに、同僚の二人でお邪魔させて頂きました。乾杯には、相棒はとりあえずビールで、私は冷蔵庫より『花陽浴 純米吟醸美山錦おりがらみ 』を選びました。



花陽浴おりがらみ  口明けで

当ブログのランキングで昨年の第一位だったのが『花陽浴』で、埼玉県羽生市にある南陽醸造株式会社が「日本一美味しいお酒を造る」を目標に頑張っている250石の小さな酒蔵で、造りの量が少ないため入手困難なのはもちろんプレミアがつくお酒を醸しています。有言実行ですねぇ。『花陽浴 純米吟醸美山錦おりがらみ』は酒造好適米「美山錦」と、自社酵母を使い利根川水系の井戸水により醸しており、極少量の荒走りの部分を瓶詰めしています。香りはフルーティで、口に含むとフルーティ&ジューシーですが、酸味や辛さは荒走りだけに若干強く感じ、ジューシーなのにしっかりキレを前面に出したお酒でした。



天明無濾過生滓がらみ  大和屋善内

ビールで乾杯の相棒もその後日本酒に参戦し、二人で仲良く福島県河沼郡曙酒造()が醸す『天明中取り壱号』を頂戴します。このお酒は無濾過の滓がらみの生酒でそのパンチ力はハンパありません。酒米は会津産五百万石を使い、協会9号酵母と自社酵母のブレンドで、他社にマネの出来ない美味しさに醸し、醪を小袋に入れた後に古式の圧搾機を使って搾り、日本酒度+1、酸度1.7に仕上げました。

グラスから立ち上がる香りはフルーティですが、口に含むと仄かな甘さに辛味、喉越しはしっかり主張する酸味を感じます。最初の『花陽浴』で油断していたので、ガンと頭を殴られたように感じました。



手取川しぼりたて  望初しぼり



百磐純米吟醸  佐藤企直汲み

その後、福島の峰の雪酒造場の『大和屋善内しぼりたて純米生原酒』、石川県吉田酒造店の『手取川純米生原酒』、栃木県外池酒造店の『望 純米吟醸初しぼり生原酒』、岩手県磐乃井酒造の『百磐純米吟醸火入れ』、青森県鳩正宗の『佐藤企純米吟醸直汲み生酒』を頂戴し、あれも美味しい、これも美味しいと二人で大騒ぎ。



ささまさむね  裏書きをどうぞ

そしてシメに頂いたのが福島県喜多方市の創業文政元年(1818)、笹政宗酒造が醸す『特別純米ささまさむねにごり酒』でした。この蔵は過度の近代化や量産化を良しとせず、昔ながらの器具で造りを行っている数少ない酒蔵の一つです。酒米は青森でよく使われる酒造好適米「華吹雪」で、酵母は福島が生んだ期待の「うつくしま夢酵母」と協会14号を使い、飯豊山の伏流水で日本酒度-1.0、酸度1.5に醸し、「開栓注意」のフラッグが付いている爆発酒です。

特別純米ささまさむねにごり酒』をグラスに注ぐとシュワシュワと微炭酸。香りは仄かにフルーティで、口に含んだらにごり酒特有の麹の優しい味わいがジューシーさと一緒に味わえます。シメまで旨過ぎるー‼。



豪華記念品

日本酒が美味しい季節となって心が躍りますが、先日、二次会でお邪魔させて頂いた六日町の「家庭料理ぼたん」さんが、目出度く1周年を迎えました。日本酒を勉強中の女将さんは、日々研鑽を積んでアッという間に目利きになるものと思っております。おいしいお料理とお酒を頂戴し、帰ろうと思ったら何と1周年の記念品をお土産として頂きました。心尽くし、本当にありがとうございました。♪

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