2019年8月26日月曜日

『出雲富士 夏雲Natsumo特別純米本生原酒』東京出張で購入


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6月の末に東京へ遊びに行ってきました(日本酒パラダイス729日分)。帰りには決まって東京駅地下の長谷川酒店に立ち寄り、目新しいお酒を購入してくるのですが、今回ご紹介する出雲富士 夏雲Natsumo特別純米本生原酒も、心を動かされ購入したお酒です。

ビニルに包まれ  限定酒とあります

裏書をどうぞ  酒色は透明

島根県出雲市で出雲平野の中心にある富士酒造()は創業が昭和14年と若い蔵ですが、和釜蒸し・手造り麹・木槽搾りなど伝統的な造りを行っています。『夏雲』は所謂「夏酒」のジャンルですが、スッキリと端麗辛口で低アルコールが多い夏酒の中では、生原酒という違うベクトルのお酒になっています。

酒米の「佐香錦」は、島根県が1995年に改良八反流と、山田錦の流れをくむ金紋錦を交配させて作っており、香りが良く酸味の少ない熊本酵母を使って、仕込み水には軟水でもある斐伊川の伏流水を使っています。これで美味しいパーツが全て揃ったので、美味しくない訳がありません。

利き猪口に注ぐと透明な色合いで、香りは生酒なのにあまり感じません口に含むと先ずジューシーな甘さを感じ、舌にピリ感はありません。呑み込むと喉の上にジワジワと辛さがやってきて、呑み込んだ後は口の中に辛さを残してゆきました。総じて生酒の旨味を十分に持ったジューシーなお酒でした。

当ブログでは、未だ香川県や鳥取県、宮崎県などのお酒を紹介しておりません。早く全国制覇したいものだと、仮面ライダーで見た秘密結社ショッカーのように思っております。♪

(。・_・。)ノ

2019年8月19日月曜日

同期会準備委員会で今度は『特別純米平井六右衛門盛流生酒』を


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私のお昼ご飯は約30年、ズーっと梅のおにぎり1コとバナナ1本です。しかし、梅も毎日だと結構なお金が掛かるのだろうと思い立ち、昨年から梅漬けを自家製にしました。もちろん、梅などの材料は産直より買い求めますが、きれいに洗って水分を拭き取り、塩で生漬けし3日後に紫蘇を入れます。今年も美味しく漬かるように心を込めて作業しました。

今年も八助  塩で生漬け

さて、10月に八戸工業高等学校第29期生(昭和52年度卒)の還暦を記念した同期会を開催予定で、昨年より役員会を何度か開いて密な打ち合わせを行っています。今年もまだまだ先があると思っていたらもう夏になりました。

今回も八日町の居酒屋「いろはにほへと」で、案内状の内容や会費の金額設定、役割分担などについて話し合いながら懇親を深めましたが、そのアイテムとして『特別純米平井六右衛門盛流生酒』を持ち込ませて頂きました。


特別純米平井六右衛門盛流生酒は、岩手県盛岡市で江戸時代中期の安永元年(1772)より創業している菊の司酒造が醸していますが、代表銘柄は蔵名の『菊の司』と『七福神』で岩手県最古の酒蔵です。酒米は五百万石で北陸産が定番ですが、最北の盛岡産を使用しています。酵母は速醸系酵母で、仕込み水に鮎の泳ぐ清流中津川の伏流水を使い、低温発酵で日本酒度-2、酸度1.5に仕上げているお酒です。

ぐい呑みに注ぐと酒色は透明で立香は仄か。乾杯の発声とともに口に含むと、仄かな甘さとフルーティさがあり、呑み込むときに辛さと酸味を感じます。日本酒度の割には辛いお酒でしたが、今回も準備委員会の方々には、とても喜んで頂けたと思いました。

出欠を問う連絡は終わっており、参加できるという方々二十数名にハガキを書かなければなりませんが、名前を見ると高校生の当時の顔がよみがえります。でも会った時には現在と過去のギャップに驚く方もいるのでしょうね。でも本当に楽しみです。♪

(。・_・。)ノ

2019年8月12日月曜日

社内旅行の福島県で呑んだ『純米酒 寫樂1回火入れ』


社内旅行の福島県で呑んだ『純米酒 寫樂1回火入れ』

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先月、社内旅行があり福島県まで行って参りました。前回の秋保温泉は帯状疱疹のため参加を見合わせたので、5年ぶりの社内旅行はテンションも異常なくらいに上がりまくりでした。福島は仕事の関係で2回、小学校のスポ少の東北大会で1回と、今回で4回目の訪問です。その福島も旅行の両日は雨の予報でしたが、自他共に認められている私の「晴れ男」パワーで、期間中は曇り空で傘がほぼ不要の旅行でした。


 昼食のお酒   野口英世と 

世界のガラス館  

福島に到着し、先ず腹ごしらえにアサヒビール園でジンギスカンと各種ビール。食べ放題なので若者を中心にお肉を「かでもの」のように次々と食します。私はビールが飲めないので『高級清酒笹の川』を頂きましたが、午後の観光に備え、小瓶1本だけにして後はウーロン茶(大人の対応)

午後からは「野口英世記念館」「世界のガラス館」を見学し、バスは山あいの芦ノ牧温泉へと向かいます。ホテル「大川壮」に到着後は棚田風露天風呂で疲れを癒し、途中で購入した地酒『純米酒 寫樂1回火入れ』を持ち込んで食べ放題の宴会へ。

夜のお酒はこれ  寫樂を頂戴し

寫樂裏書き   会津錦さすけね

純米酒 寫樂1回火入れ』は、福島県会津若松市の鶴ヶ城の門前にある宮泉銘醸株式会社が醸しており、仕込み水は東西南北を山脈に囲まれた会津盆地の中を流れる阿賀川とその支流からの湧水が水源で、蔵の中にある井戸から汲んで使っています。酒米は福島県が10年の年月をかけ、八反錦1号と出羽燦燦を掛け合わせた「夢の香」を使い、日本酒度+1、酸度1.3に醸しています。

グラスに注ぐと無色透明で香りは仄かにフルーティさも。口に含むと先ず上質な甘さときれいな酸味、舌には微かに辛味・渋味も感じバランスの取れた旨味となっています。また後味もスッキリと切れて美味しいお酒でした。

もう1本は『会津錦純米さすけね無濾過生原酒』をバーター購入。創業明治元年の合資会社会津錦で醸しています。『さすけね』は方言で、差し支えないという意味です。無濾過の3本セットはこの他に『こでらんに(堪えられないほど良い)なじょすんべ』(どうしましょ)があり、お酒を呑みながらの話題には事欠かないと思います。

グラスに注ぐと香りはあまり感じません。酒色は薄っすらと滓が混じったようで、口に含むと酸味が効いた辛口で、後味も酸味が締め括っていました。夕食はバイキング形式だったので、好きなものをお腹一杯に頂き、カロリー超過のまま就寝しています。

鶴ヶ城の天守で  末廣酒造見学で

翌朝は、夜中からの雨がやんでいたので、カロリー消費の事も考え、5時に早朝ランニングに行ってきました。汗だくで戻り温泉でその汗を流した後に朝食を頂きました。2日目の行程のバスは先ず鶴ヶ城に向かい1時間ほど見学し、続く末廣酒造では酒蔵見学の後でお土産のお酒を購入。お昼に会津藩校日新館に併設されたレストランで昼食を取った後に1時間ほど見学し、バスに乗って福島駅へと走り出したら雨が降り出しました。帰りの新幹線では、もう1日あればなぁと皆さん思った事でしょう。それほど楽しい社内旅行でした。♪

(。・_・。)ノ

2019年8月5日月曜日

熊本の至宝!『花の香桜花純米大吟醸』

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時々「ご迷惑でしょうが・・」と言いながら居酒屋に誘って下さる方がおり、大変有難く心より深く感謝しております。しかも、今回は君の推奨する居酒屋さんで‥との事から、当然ながら六日町の居酒屋「酒と肴と男と女 海ぼうず」をセッティングさせて頂きました。

今回の呑み放題はコレ  量り売りはコレ

(ほしいずみ)  星泉を注ぎ

乾杯に選んだお酒は、愛知県知多郡阿久比町で年間200石の小さな丸一酒造が醸す『星泉純米吟醸Prototype9』です。酒米は愛知県が平成27年に吟醸酒用に開発使用開始した夢吟香(ゆめぎんが)。酵母は香りが高く酸の少ない吟醸酒用の9号系自社酵母を使用し、日本酒度-1.5、酸度1.7のお酒です。開栓すると香りは上品な吟醸香で香量も多く立ち上ります。口に含むと先ずジューシーな甘さを感じ、喉の奥で仄かな酸味を感じますが、甘さ、酸味、仄かな辛さがお互いを高め合い旨味に変えています。プロトタイプとは試作モデルの意味ですが、美味しいこのお酒は本格的に発売となるのは明らかでしょう。

KID  KIDを注ぎ

和気藹々とした会話が続く中、選んだのが『紀土KID純米吟醸にごり酒生』で、和歌山県海南市にある創業が昭和3年の平和酒蔵株式会社が醸しています。元々は関西の大手酒造メーカーへの桶売り蔵でしたが、現在の社長になり自社ブランドにこだわった酒造りを試行錯誤し『紀土KID』を平成19年に立ち上げました。「紀州の風土」と「子供(KID)のように成長する」にというところから酒名は命名されています。

紀土KID純米吟醸にごり酒生』の酒米は五百万石、酵母は協会9号酵母(香りが良く吟醸酒向き)と協会1081酵母をブレンド、また高野山に降り注いだ雨が、地下に浸透した伏流水を仕込み水としており、日本酒度-1.0、酸度1.7のお酒に醸しました。

瓶を振ってからグラスに注いで頂きましたが、白濁のお酒で香りは想いとは違って華やか。口に含むと滑らかな口当たりとスッキリとした後味で、濁りの旨味がジューシーさを纏って口中に溢れました。

酔夏(すいか)  花の香桜花

その後、スイカラベルが日本酒と真逆のイメージ『東力士酔夏トロピカル純米おりがらみ生原酒』を頂き、シメに頂いたのは熊本県玉名郡和水町で明治三十五年創業の、花の香酒造が醸す『花の香桜花純米大吟醸』でした。この蔵は全量を山田錦の大吟醸として、昔ながらの撥ね木搾りで時間をかけて搾っており、2017年のKura Masterでは純米大吟醸部門でプラチナ賞を取っています。

グラスに注ぐと華やかでフルーティな香り。味わいは爽やかさ満点のフレッシュ&ジューシーで本当に米から造った?というレベルのお酒。同伴の方も「これは今まで呑んだ中で一番おいしい」との感想でした。これは【日本酒気に入りましたランキング】に顔を出しそうな味わいです。

美味しいお酒と肴を頂戴し只々感謝の私です。今夜も楽しい時間を過ごさせて頂き、本当にありがとうございました。是非またお誘いください。お待ち申し上げます。♪

(。・_・。)ノ