2019年3月25日月曜日

『手取川しぼりたて純米生原酒』後半のイチオシ

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先週に引き続き「第18回小幡建設日本酒クラブ定例会」は、花陽浴純米吟醸八反錦無濾過生原酒での乾杯から『大信州槽場詰め純米吟醸無濾過生原酒

たかちよ豊醇無盡純米大吟醸【黒】中取り本生』とフルーティ&ジューシーな日本酒が駆け抜けました。後半戦も負けず劣らずのお酒が準備されており、参加者は酩酊必至の後半戦です。

手取川搾りたて  会長をはさんで

さて、4番目のお酒は『手取川しぼりたて純米生原酒』です。このお酒も追い続けていましたが、やっとの事で入手しました。石川県白山市の吉田酒造店が「白山の名水」の伏流水、酒米は石川門と五百万石で、また酵母は金沢系自社酵母で醸すため、この味わいはこの蔵にしか出せません。

瓶の底にはシルキーな滓が揺らいでいます。グラスに注ぐと生酒の麹の香り。口に含むとフレッシュ&ジューシーで、甘みもあり爽やかでキラッした酸味がアクセントをつけ、今日一番とも思える味わいでした。年内に売り切れるというのは事実でしょう。

作雅乃智  美女に囲まれ昇天

5本目はこちらもスペック非公開、三重県の『作 雅乃智中取り純米大吟醸』。三重県鈴鹿市で明治2年創業の清水清三郎商店が醸しており、三重県産山田錦を使用し鈴鹿山脈の清冽な伏流水を仕込み水に使い醸します。そんな『』は昨年の65日の日本酒品評会「SAKE COMPETITION」の純米大吟醸部門で金賞第1位を獲得しており、実力のほどは言うまでもありません。

グラスに注ぐと火入れの割に華やかな香りがします。口に含むと先ず酸味が舌にきますが、上品で濃い甘みが続き最後に辛さが喉の奥に感じた後でスッとキレていきました。甘みと酸味、辛さとバランスの良いお酒でした。

トリは亀甲花菱  出来上がってます

6本目、トリを飾る酒は『亀甲花菱純米吟醸生原酒無濾過中取り山田錦』。埼玉県騎西町の田畑の中にある清水酒造は創業明治七年で、年間100石強のお酒を造っています。酒米は最強好適米の山田錦で、酵母は酸が少なく香気が高い901酵母を使用。日本酒度+3、酸度1.6のお酒です。

香りはフルーティで、口に含むフルーティ&ジューシー。トリを取るのには申し分のない旨さですが‥、酔ってしまい味の記憶が怪しい・・。

豪快な二人  意気投合し

初参加です()  それぞれのイチオシ?

恒例の全員集合

恒例の食べ放題のラストオーダーでは、今回もシメのラーメンが人気で、私も美味しく頂戴し・・・あれ、頼むのを忘れた。結局今回もエビチリを一皿しか食べられず中締めです。総評として今回もお酒が美味しかったというお褒めの言葉を皆様より頂戴し、早くも次回に向けて気合が入りました。11月の第19回定例会にはどんなお酒が皆様方を待っているのでしょう。期待してください‼♪

(。・_・。)ノ

2019年3月18日月曜日

『大信州槽場詰め純米吟醸無濾過生原酒』限定三百本の旨さ


 
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「第18回小幡建設日本酒クラブ定例会」が平成3131日に、定番「熊八珍」で開催されました。中華料理が食べ放題でシメでは数種類のラーメンまで頂けるとあって、「熊八珍」最高です!。今回も18名の参加者に、9升のお酒を準備し四千円会費で開催しました。

乾杯酒は花陽浴   乾杯の音頭はT氏

乾杯のお酒は花陽浴純米吟醸八反錦無濾過生原酒で、埼玉県羽生市にある創業明治三年の南陽醸造株式会社が醸しており、250石の小さくても人気の酒蔵です。お米は幻の酒米と言われる「八反錦」を使用し、仕込み水は利根川水系の伏流水を井戸から汲み上げて醸して、炭素ろ過せずに手間の掛かる瓶燗急冷により、日本酒度+3、酸度1.4と美味しく仕上げました。美味しさ故にプレミアが付き、ネット販売では軽く1万円超えの値段となっています。

立ち香は華やかで上品、香量は多く旨さを予感させるには十分なフルーティさです。口に含むと日本酒度が+3とは思えない重厚でエレガントなジューシーさが口中に広がります。華やかで酸味も辛さも控えめな味わいに、皆さん驚愕の乾杯酒でした。さすがにこれは本日一番では・・。


乾杯酒で気持ちが高揚した皆さんに、K氏からの差し入れのお酒が入りました。それは愛知県北設楽郡で創業は幕末元治元年(1864)、関谷醸造の『蓬莱泉純米吟醸新春初しぼり生原酒 己亥』で、奥三河の山に囲まれた地で醸しています。山中に湧き上がる清水で仕込み、元日の早朝に搾ったお酒はその日の午後には店頭に並び、予約販売される限定酒となります。重厚な味の『花陽浴』の後だったため、軽めには感じましたがフルーティ&ジューシーで、当会にピッタリの味わいでした。H氏は絶賛していましたよ。

大信州槽場詰め  イチオシはこれ

次第の2番目のお酒は長野県松本市の大信州酒造が醸す『大信州槽場詰め純米吟醸無濾過生原酒』です。北アルプスの伏流水と信州松本産契約栽培米「ひとごこち」を49%まで削った大吟クラスの米で仕込み、日本酒度+3、酸度1.5となっています。上槽時に槽場で瓶詰めした限定3百本のお酒となっており、入手は割と困難でした。念願かなっての登場です。

グラスからはフルーティな香りがして、口に含むとジューシーさは『花陽浴』に負けないほどの味わい。酸味や辛さは少ないのですが、キレもよく皆さんの評判も上々・・ていうか、実は本日人気№1のお酒でした。

たかちよ黒ラベル  同期の二人

3番手は、前の3種類に負けず劣らず旨さたっぷり、新潟県南魚沼市で創業明治元年の高千代酒造が醸す冬季限定酒の『たかちよ豊醇無盡純米大吟醸【黒】中取り本生』です。高千代酒造の酒造りは、先ず酒質(味わい)の目標を定め、それに向けて酒を設計し米や酵母、造りを調整する逆転の発想という優れもので、各スペックは非公開としています。仕込み水は日本百名山、巻機山の伏流水を使用しますがカリウムやマグネシウムなどの成分含有量が低い軟水で珠玉の仕込み水となっています。

グラスから香りを利くと華やかな果実のよう。口に含むとジュースのようで甘酸っぱく濃厚な旨味が口中に広がります。これを米で造る技術とは‥。『花陽浴』『大信州』に負けず劣らずの完成度に、これを推す方々も多かったようです。

いつも仲良し  厳選美女4名参加

さて、小幡建設日本酒クラブの前半戦でしたが、後半は『手取川しぼりたて純米生原酒』や『作 雅乃智中取り純米大吟醸』『亀甲花菱純米吟醸生原酒無濾過中取り山田錦』などまだまだ美味しいお酒が待ち構えており、後半戦も皆様方の期待を裏切る事はありません。来週も是非ご覧下さ~い。♪

(。・_・。)ノ

2019年3月11日月曜日

『桃川大吟醸純米華想い』を日本酒と冬の味覚を愉しむ会で

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33日の雛祭りの日は、穏やかで春を感じるような気候でした。娘のいるわが家では、お雛様に1年ぶりにお出まし頂き、二人の母を招待して手毬寿司&ケーキパーティを行いました。それは弊社の福利厚生費から半額補助の粋な計らいで実現しています。話に花が咲いた母たちは、ご機嫌で帰っていきました。

お雛様を飾り  手毬寿司を

さて、216日に、八戸グランドホテルと桃川酒造とのコラボで「日本酒と冬の味覚を愉しむ会」が開催され、日本酒クラブ会長と私の2名で行って参りました。「楽しむ」ではなく「愉しむ」という文字を当てているのは、心から楽しめる会だからという事です。

乾杯酒は華想い  テーブル酒

乾杯は、2018年インターナショナルSAKEチャレンジで最高賞のトロフィーを獲得した『桃川大吟醸純米華想い』です。準備されたワイングラスで頂きましたが、香りは仄かにフルーティで、スッキリ淡麗系の吞み口の後に酸味が少し。酒造好適米「華想い」を使って醸しており、米の旨味を感じる味わいでした。

山田錦の斗瓶  五百万石の斗瓶

乾杯の後には斗瓶取りのお酒に猛ダッシュ!!。前回は前年の斗瓶取りを1年熟成させた『桃川吟醸純米生原酒氷温熟成蔵出限定品』という贅沢な非売品のお酒がありましたが、今回は非売品の『桃川吟醸純米無濾過生原酒五百万石斗瓶取り』と『桃川大吟醸雫酒無濾過生原酒山田錦斗瓶取り』が吞み比べができる贅沢さ。斗瓶の中には薄っすらと滓りが漂っていて、目で見て楽しむ事もできます。先ず山田錦の方をグラスに注いで頂き、香りを利くと仄かにフルーティな香りが。口に含むとフルーティさもあり無濾過特有の味わいが濃く雑味の無いスッキリとした美味しさです。呑み込んで仄かな酸味を感じますがスッとキレていきました。また、五百万石の方は後味に酸味がありますが、美味しさは同等です。そして桃川さんの甘酒は無敵の美味しさで、今回も4杯頂きましたが、体も温まる逸品でした。

大吟醸 王松  タンク№955


いろんな方々と親しくお話をさせて頂き、これもお酒が取り持つ縁なのかと感じ入りました。話に花が咲いているとアッという間に時間も経ち、愉しいひと時も中締めとなりました。

七力純米大吟醸華想い  日高見うすにごり

「日本酒クラブ」のメンバーが、六日町に「家庭料理ぼたん」というお店を出したとのメールを頂戴していたので、夜は長いという思いから顔を出してきました。先ず、七戸町の盛田庄兵衛が醸す『七力純米大吟醸華想い』を頂戴しました。酒米は「華想い」を100%使っているのでとても美味しく、1杯呑んで帰るつもりが、冷蔵庫を見て『日高見吟醸うすにごり生酒』も追加で頂戴しました。酒呑みはこれだからねぇ・・♪

(。・_・。)ノ

2019年3月4日月曜日

『伊乎乃(いおの)特別純米初しぼり中汲み生原酒』搾りたての旨さ

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2月中旬まで真冬日の寒い日が続いていましたが、徐々に気温も高くなり雪も消えてしまいました。同じ青森県でもN氏の鶴田町などは、未だ雪が積もっているのでしょうか・・。

さて、弊社では部門別の懇親会を、併設された福利厚生施設で行っており、先日は土木部門が集合です。私は乾杯から日本酒なので、今回は伊乎乃(いおの)特別純米初しぼり中汲み生原酒を準備しました。江戸時代の建物が多く残り立ち並ぶ新潟県小千谷市は豪雪地帯でもあり、お酒を仕込むための水が豊富なため、この地で酒造りに励んでいる高の井酒造は、江戸時代後期より山崎酒造場として酒造りをしていたのですが、昭和30年に蔵名を高の井酒造に改めています。

 伊乎乃中汲み  裏書が細やか

 酒色は透明  社長から土木部員へ

その高の井酒造の造る『伊乎乃(いおの)特別純米初しぼり中汲み生原酒』を開栓するとブシュっと発酵中の音がして、コップに注ぐと爽やかで果実のような香りが。乾杯の発声とともに口に含むと、甘酸っぱくフルーティで、期待値の上を行っています。スッキリとした吞み口でキレも良く、中汲みでもこんな味わいのお酒があることに少し驚きました。酒米は魚沼産五百万石、酵母は醪で高泡を出さない穏やかでソフトな酒質を出す協会601酵母を使い、東山山系の伏流水で醸しています。日本酒に切り替えた皆さんの期待を裏切ることなく、美味しく頂いたようです。こんなにも美味しいのに、割とラベルが地味なのが気になりました。


 今回の各自の発表テーマは、新商品となりうるアイディアという事で、集まった全員から素晴らしい意見がたくさん報告され、実りの多い懇親会となりました。もちろん二次会へ向かった人たちもいて、様々なことを熱く語り合ったものと思われます。♪

(。・_・。)ノ