2018年10月15日月曜日

『純米大吟醸 獺祭 島耕作』を頂きました

 
 吹く風も涼やかにいよいよ秋も本番となり、107日の「第23回とわだ駒街道マラソン」ハーフの部にエントリーさせて頂いたのですが、何と台風25号の影響で4日に中止の連絡が入りました。毎日練習をしていたので本当に残念でなりません。ゴール後の恒例のおにぎりと馬鍋も楽しみにしていたのに~。しかも参加費用は返却しないとの事で、ダブルでガックリきております。

さて、今年も地震や大型台風、ゲリラ豪雨などの異常気象が際立った一年でしたが、私たち日本酒ファンに驚きのニュースが入りました。それは、なんとあの『獺祭』の蔵が大雨で被災したという、晴天の霹靂級のニュースでした。

今回ご紹介するのは、もう二度と購入することができないであろうこのお酒『純米大吟醸 獺祭 島耕作』といい、『獺祭』でお馴染みの酒蔵です。山口県岩国市の旭酒造が西日本豪雨災害で被災し電源も喪失したのですが、その時に運良く残ったタンクのお酒を、なんとか販売できないか検討した結果、コンディションが平時と違うため、「純米大吟醸50」から「磨きその先へ」までのいろんな種類のお酒を大胆にもブレンドし、一般のお酒と区分して販売することにしたそうです。

そこに、以前から旭酒造と親交のあった岩国市出身の漫画家の弘兼憲史氏が、この大災害に役立つようにと人気漫画「島耕作」をラベルに描き、720mℓで1.200円の超破格な販売価格の内200円を義援金として被災地に寄付をするという、東日本大震災以来の復興支援酒となっています。

 島耕作が全面に  社長の時の顔か

 裏書には復興支援と  酒色は仄かに琥珀色

純米大吟醸 獺祭 島耕作』を開栓した途端に、香量の多いフルーティな吟醸香が漂います。ぐい呑みに注ぐと、お酒の色味は仄かに琥珀色に見えます。すこしトロミがあるように思うのは贔屓し過ぎでしょうか。口に含むと上品な甘さを感じ、フルーティな味わいです。酸味と辛さはそれほどでも無く、ピリ感もありません。奥行きがあり後味もスッキリな爽やかな味でした。

正規のお酒ではないと遠慮がちに申しているとはいえ、さすがに『獺祭』は一味違います。このお酒は義兄から4本頂戴しましたが、インターネット上ではあっという間に売り切れてしまい、1.200円の定価にプレミアがつき、何と3倍までハネ上がっているとか。この辺りにも『獺祭』の凄さを感じます。♪

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