先日、ウチの奥様が東京出張の折に、東京駅地下の「はせがわ酒店」より四合瓶を1本購入してくれました。店長さんは奈良県の『みむろ杉』がイチオシでしたが、奥様はそれを去年購入したのを覚えていて、別ブランドを・・・と購入してくれたのが『純米吟醸 二兎 山田錦五十五火入れ』でした。ホームラン級の素晴らしいチョイスに脱帽です。
二匹の兎が 向かい合って
裏書には情報満載 酒色は無色透明
『純米吟醸 二兎 山田錦五十五火入』は、かの徳川家康誕生の地、愛知県岡崎市にあって、創業は江戸時代中期の花の元禄といわれた元禄三年(1690)の丸石醸造が醸しており、主力酒は江戸時代から続くブランド『三河武士』や『萬歳』などでした。『二兎』は2016年に新ブランドとして発売するや、彗星の如く各地に光を放ちます。瓶の裏書には「二兎追う者しか二兎を得ず」とあり、既存の主力酒に甘んじていては発展が無いとの事なのでしょう。
酒米は山田錦を使い、仕込み水は南アルプス明石山系の伏流水(軟水)、酵母はお酒の種類ごとに水との相性で選んでいます。
開栓すると香りは華やかにフルーティ。酒色は無色透明で、口に含むと先ずバナナフローレットのような甘さを感じます。ピリ感は無くジューシーですが、吞み進むと咽喉の奥がヒリヒリと。後味に酸味が少し残りますが総じて旨味たっぷりのお酒なので、人気の程がよーく分かりました。女子には危険すぎて呑ますことができないお酒です。
3日後に残った2合を呑みましたが、口開けの状態を想像して口に含んだら、辛くて酸味もたっぷりで、誰か何か入れたのか・・という感じでした。『二兎』は当日の内に吞み切りましょう。♪
\(。・_・。)ノ