2018年5月28日月曜日

『白露垂珠純米吟醸しぼりたて生酒Fairy55』は妖精が醸す真珠の雫


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冬の間は物置にお酒を仕舞っておくのですが、こう暖かくなっては冷蔵庫でなくてはお酒も傷んでしまいます。冷蔵庫での保管を考えると四合瓶にしないと奥様から瓶が邪魔にされてしまうため、暖かくなると必然的に四合瓶を購入せざるを得ない状況となっています。

さて今回のお酒は、青森市にほど近い平内町のつじむら酒店様より購入させて頂いた『白露垂珠純米吟醸しぼりたて生酒Fairy55』です。このお酒を造る山形県鶴岡市の竹の露合資会社は、創業が安政大獄の起こった安政五年(1858)で、江戸時代の末期となります。20182月に開催された「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2018」には、プレミアム純米酒部門に263蔵より900点ものエントリーがありましたが、その中で金賞を受賞しています。「白露垂珠」は白露が真珠の様に滴り落ちている様で、「Fairy」は妖精、「55」は精米歩合です。

 ラベルの右に妖精が   はくろすいしゅ

  無濾過タイプ     無色透明な色で

酒米は「雪女神」を使用し、酵母は香り高く酸が少ない山形酵母です。敷地内にある300mもの深井戸より汲み上げる、石英層から湧き出る天然弱アルカリの超軟水で醸したお酒は、日本酒度+1.0、酸度1.2で、利き猪口に注ぐと香りは控えめですが、フルーティさもある柔らかな口当たり。舌に載せると甘さを感じピリ感はありません。スッキリと透明感のある味わいで、キレも良く幾らでも呑めそうなお酒です。

酒蔵の職人たちが魂を込めて美味しいお酒を造って下さっているので、頂く際にはそのお酒をベストコンディションにしないとバチが当るため、生酒は特にしっかりと冷やして頂きます。そのお陰もあり『白露垂珠純米吟醸しぼりたて生酒Fairy55』はとても美味しく呑む事ができました。

(。・_・。)ノ

2018年5月21日月曜日

『蓬莱純米大吟醸 色おとこLady-Killer』こんなお酒があるとは!!


 
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桜も終わり早くも初夏のような暑さになってきました。猫の額ほどの庭にいろいろ植えているのですが、日々の成長が楽しみで、そんなに変わる訳も無いのに毎朝じっくりと見入ってしまいます。

 ギガンチウム   アスパラは美味しい

さて、日本酒好きの私を深く理解する義兄より、「すごいネーミングのお酒がある」と言って渡されたのが、今回ご紹介する『蓬莱純米大吟醸 色おとこLady-Killer』です。レディキラーとはどんなこと・・。

このお酒は、北アルプス連峰の山々に囲まれた古川盆地にある、岐阜県飛騨市の創業明治3年の渡辺酒造店が醸しています。最近、岐阜県のお酒がホントに美味しい事に気づきました。そして『蓬莱』とは、仙人が住む不老長寿の桃源郷のことで、人に喜びを与え開運をもたらすという縁起の良い「酒ことば」から名付けられたようです。

2016年の「ドイツ農業協会国際品質協議会」に出品し、見事に金賞を受賞しているお酒でもあります。酒米は山田錦で酵母は蓬莱酵母(蔵付きでしょうか?)を使用し、仕込み水は飛騨山脈を水源とする荒城川水系の伏流水を蔵内の井戸より汲み上げて使い、日本酒度+3.0、酸度1.1のお酒に仕上げました。

 煌びやかな瓶   ド派手なラベル

 裏書は英語でも表記   酒色は透明で

蓬莱純米大吟醸 色おとこLady-Killer』を開栓すると酸味がありそうな香りですが、口に含むと初めは甘さを感じ、徐々にジリジリと甘さが辛さに変わります。後味には少し苦味もあり咽喉の上がジワジワしましたが、キレも良く吞み終わったあとには苦味よりも旨味が舌に残りました。

以前日本酒クラブで乾杯酒にさせて頂いた『若竹 おんな泣かせ 純米大吟醸 』もムムムと唸る酒名でしたが、『色おとこLady-Killer』もやっかいな名前です。美味しさはどちらも間違いないのですが。♪

(。・_・。)ノ

2018年5月14日月曜日

三連星(白)純米吟醸中取りを実家で


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513日に「第37回八戸うみねこマラソン全国大会」が開催され、今年もハーフの部に参加させて頂きました。当日は曇り空で最高気温19℃のマラソン日和。前日までにボランティアの方々がゴミ拾いや清掃活動を行って下さいました。太平洋の水平線が広く見える潮騒コースを、沿道からのたくさんの応援の中、走りました。ゴールの3km手前から膝が痛み出してきましたが、スピードを落とすこと無く、無事に完走できたので満足でした。

美人のいさばのかっちゃ   市長挨拶

スタート前の緊張感   うみねこライン

さて、実家で弟と久々にお酒を呑む機会があり、私は日本酒で、弟はビールに缶チューハイ、米焼酎そして日本酒まで、バラエティに富んだアルコールを頂きます。うらやましい。お袋様の準備してくれた手料理でお酒も美味しく、とりとめのない話に花が咲きます。

さて今回、実家で頂いたお酒は、琵琶湖の南側、滋賀県甲賀市にある創業大正6年の美冨久酒造が醸す『三連星()純米吟醸中取り』でした。このお酒は2月の東京出張の際に購入したお酒で、長谷川酒店で購入しています。『三連星』は①蔵人3人を中心に醸す。②純米大吟醸・純米吟醸・純米酒の3種を醸す。③特別限定で季節の酒を3タイプ出す。という、この3つが星のように連なって輝き続けるようなお酒を目指すことから名付けられています。

滋賀県産山田錦で   三連星の限定品

造り手の思いが

三連星()純米吟醸中取り』は字面のとおり中取りのお酒ですが、あまり中取りしてしまうと通年商品に影響が出るため、ごくごく僅か300本だけ瓶詰めした限定商品となっています。滋賀県産山田錦を使い、酵母は協会1801号で香りが良く、酸やアミノ酸生産性の少ない酵母で醸し、日本酒度+3.3、酸度1.1のお酒に仕上げています。

グラスに注ぐと香りは華やかで香料も多く、口に含むとジューシーさがあり且つ、邪魔にならない酸味と渋味、後味には辛さもやって来て、スッと切れていきました。総合的な旨味のギッシリと詰まったお酒でした。

バスケットボールやバドミントンなどを愛し、スマートだった弟も既に中年体形となっており、健康を気遣って私と同じく週に2回のペースでお酒を戴くようになったようです。一緒にうみねこマラソン走ろうぜ。♪

(。・_・。)ノ

2018年5月7日月曜日

陸奥八仙、第7回Sake Festival-新酒を楽しむ会


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地元八戸の恒例行事で、2016インターナショナルワインチャレンジトロフィー受賞酒『陸奥八仙』でお馴染みの八戸酒造が送る「7Sake Festival-新酒を楽しむ会-」が、今年も八戸プラザホテルのアーバンホールにおいて約750名の参加者で盛大に開催されました。県外の方々は、本当に羨ましいと思っている事と思います。今回も小幡建設日本酒クラブの方々に多数参加して頂き、2テーブルを確保しました。

  鏡開きは盛大に  澄み渡る声の歌姫が熱唱

円卓の中央には既に非売品の『陸奥八仙華想い40純米大吟醸生原酒』に『陸奥八仙華想い50純米大吟醸生原酒』、主力の『陸奥八仙【赤】特別純米生原酒』や発売前で限定酒の『陸奥八仙純米大吟醸no43』が豪華絢爛ウエルカムドリンクとして鎮座しています。

  お酒の豪華な事  お酒はこれ以外にも

天使の歌声で開幕し、八戸酒造の駒井社長様の挨拶、鏡開きに続き、待ちに待った乾杯です。今年も乾杯酒は、2016年大吟醸部門トロフィー受賞酒の『陸奥八仙大吟醸』で、参加者全員が声高らかに発生し宴はスタートしました。

 

1、陸奥八仙 華想い40純米大吟醸生原酒(非売品)

2、陸奥八仙 華想い50純米大吟醸生原酒

3、陸奥八仙 【赤】特別純米生原酒

4、陸奥八仙 純米大吟醸no,43(限定品)

5、陸奥八仙 大吟醸(IWCトロフィー酒)

6、陸奥八仙 20周年記念ボトル純米大吟醸

7、陸奥八仙 がんじゃ自然酒倶楽部純米吟醸生原酒(非売品)

8、陸奥八仙 いさり火特別純米

9、陸奥八仙 夏吟醸

 10、 陸奥八仙 レイメイ40純米大吟醸

11、 陸奥八仙 DRY SPARKLING BRUT NATURE

  どうだ!と大吟醸  さすが陸奥八仙

  抱えて?  女性に人気スパークリング

次々と波のようにやってく『陸奥八仙』は、どれも珠玉の味わいで、本当に堪りません。今回も11種類がラインナップされており、昨年以上のレスポンスを備えたお酒が圧倒的で、『陸奥八仙 DRY SPARKLING BRUT NATURE』には感動しましたの声も。非売品の『がんじゃ自然酒倶楽部純米吟醸生原酒』を呑んだ会員のK氏は、再度呑みたいがために入会の意思を表明したほどでした。

私は、初志貫徹ではありませんが、やはり『陸奥八仙【赤】純米吟醸生原酒』通称【赤】がイチバンの味わいでした。しかし、10人の円卓で4合瓶の【赤】は、アッという間に空瓶になっていました。♪

(。・_・。)ノ

2018年5月1日火曜日

『作 白鶴錦純米大吟醸』の酒米は白鶴酒造が


 
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GW真っ最中ですが、私は暦通りの出勤となっており中抜きの連休です。日曜には舘鼻朝市や産直に出掛け、大好きな花の苗を買ってきました。春からはいろんな花が咲くので、本当に楽しみです。

さて、昨年の10月愛知へ行った帰りに、東京駅地下で奈良の『みむろ杉』を奥様に買ってもらい、年末に当ブログでご紹介したのですが、その時もう1本買って貰っていたのが三重県鈴鹿市の清水清三郎商店が醸す『作 白鶴錦純米大吟醸』でした。冷蔵庫の野菜室の奥深くに眠っておりました。

三重県鈴鹿市といえば、鎌倉時代に作られた伊勢神宮の神童道書「倭姫命世記(やまとひめのみことせいき)」に、倭姫命(やまとひめ)が天照大神の命を受け、鎮座する場所を伊勢神宮に定めるまでの行幸の様子が描かれており、その中に鈴鹿市を指した味酒鈴鹿国(うまさけすずかのくに)の記述があります。鈴鹿のお酒は旨いため、評判だった事が書かれてあるようです。

その清水清三郎商店の創業は明治二年で酒名『』の由来は「呑む人」「提供する人」「出会った人」たちが皆でり上げる酒という思いから名付けられています。平成29年には名古屋国税局酒類鑑評会で優等賞を受賞しています。

作 白鶴錦純米大吟醸』の酒米は大手酒造メーカーの白鶴酒造が品種改良した「白鶴錦」を使い、仕込み水は鈴鹿山脈の清冽な伏流水を使用し丁寧に醸しています。

ざくと読みます    酒米は白鶴錦

裏書きをどうぞ    琥珀色でした

開栓すると香りは酸とフルーティさがありますが、若干フルーティさが勝っているように感じます。利き猪口に注ぐと色合いは仄かに琥珀色で、口に含むとパッとしたフルーティさを感じますが、咽喉の奥から強い酸味がやって来て、徐々に舌にピリピリ・ジワジワしてきました。+2の割には辛く感じる酒です。ついに口腔の上方にまで辛さが到達しました。御料理の旨味を引出すため肴が進むお酒です。

東京駅の長谷川酒店は場所が移ったため、会計のレジには以前のような長蛇の列が無くなり求めやすくなりました。今月のウチの奥様の東京出張では何か買って来てくれるかも・・と期待してやみません。♪

(。・_・。)ノ