2017年11月20日月曜日

後半は『たかちよ豊醇無盡純米大吟醸調整生原酒SummerBlue』から


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先週に引き続き「第15回小幡建設日本酒クラブ定例会」は、『鍋島 純米Harvest Moon Classic 』での乾杯からスタートダッシュよろしく、フルーティ&ジューシーな日本酒がキラ星の如く出て参りましたが、後半戦ではそれに拍車をかけ、参加者全員 酩酊しそうな勢いです。お酒に強い女性陣はまだまだ素面といった感じで侮れず、乞うご期待の後半戦です。


 たかちよ   全員揃って再度乾杯!

さて、4本目のお酒は新潟県南魚沼市で創業明治元年の高千代酒造が醸す『たかちよ豊醇無盡純米大吟醸調整生原酒SummerBlue』です。高千代酒造の酒造りは、先ず酒質の目標を定めます。例えばマスカット風味。それに向けて酒を設計して米や酵母、造りを調整する逆転の発想です。

グラスから香りを利くと華やかな果実のよう。口に含むと甘酸っぱい果実ジュースの様に濃厚な旨味が口中に広がり、呑み込むまで消えませんでした。これを米で造るって・・・いったい。『山城屋 純米吟醸 雄町無濾過生原酒』を本日一のお酒と思っていましたが、『たかちよ豊醇無盡純米大吟醸調整生原酒SummerBlue』の方に個人的軍配が上がりました。


 栄光富士流れ星  裏書をどうぞ

5本目は山形の『栄光富士 純吟無濾過生原酒SHOOTING STAR』。日本酒の名前がSHOOTING STARだなんて。山形県鶴岡市の冨士酒造が日本一のきれいな水道水と言われる鶴岡の地下水を使用し、フルーティな日本酒を造っています。流れ星は人気の食用米「はえぬき」と山形酵母で丁寧に造った日本酒度+3、酸度1.5のお酒です。

グラスに注ぐと仄かにフルーティな香り。甘みと酸味、辛さとバランスよく、無濾過生独特の味わいも相まってスッキリとした旨口です。今までのお酒が特濃フルーティ&ジューシーだったので、軽やかに楽しめたと思います。


 トリだけに鳳凰美田  みんな出来上がって

第十五回日本酒クラブの締めは、栃木県小山市で創業が明治五年の小林酒造が醸す『鳳凰美田 純米大吟醸山田錦 五割磨き生酒』です。ここで来るか『鳳凰美田』。十数年前迄は廃業も考えていたという酒蔵が、麹造りに特段にこだわり上槽方法も「舟搾り」「しずく搾り」に限定し、低温でじっくりと醸すことで、入手困難なほどの超人気銘柄に育て上げました。仕込み水は日光連山の伏流水を使い、酒米は絶対王者の山田錦100%で日本酒度+2、酸度1.4のお酒です。

開栓するとフルーティな香りが漂うほど香量が多く、色合いはやや琥珀色です。口に含むとピリ感は無く、フレッシュ&フルーティでスイスイ咽喉に吸い込まれます。酸味は丁度良く舌にジワジワ感があり、呑み込むと辛さもじわーっと。甘さ、酸味、辛さのバランスが良く旨味となって、美味しさたっぷりの入手困難酒でした。さすがだなぁ『鳳凰美田』。


  美女と野獣のみなさん  自慢のお酒はこれだ!


  乾杯発声のSさんと    さあ全員集合で!

食べ放題のラストオーダーでは、今回も定番の煮干し味のラーメンが人気で、私も美味しく頂戴し中締めとなりました。お酒が美味しかったというお褒めの言葉を頂戴し、やる気に火が着きます。次回3月に予定している第16回定例会にはどんなお酒を準備したらよいか、「顧客満足度100%」を目指し頑張る所存です。ハイ。♪

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