2017年11月13日月曜日

乾杯は『鍋島純米酒ひやおろし Harvest moon Classic 』


 
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1027()に「第15回小幡建設日本酒クラブ定例会」を開催致しました。場所はお馴染みの食べ吞み放題「熊八珍」です。今回は女性会員も5名に増え、合計18名の多くの方々に御参加頂き、69升のお酒でスタートです。また、今回、レアな日本酒を楽しむA氏より、たくさんの日本酒を差入れして頂きました。参加された皆様からの大拍手は言うまでもありません。
 
 乾杯のお酒は、入手困難といわれる佐賀県鹿島市の富久千代大村屋酒造場が醸す『鍋島 純米Harvest Moon Classic 』です。和訳すると「収穫の月」とか「中秋の名月」になるようです。創業は大正の末期ですが、平成10年にこの『鍋島』を新ブランドとして立ち上げ、平成14年に「国際酒祭り」の純米酒部門で早くも日本一となって人気ブランドの仲間入りをしています。また、2011年のIWC大吟醸部門で最優秀賞を取り、入手困難酒に拍車が掛っています。

 鍋島HarvwstMoon  左上の印章が素敵

鍋島 純米Harvest Moon Classic 』は酒米が希少な「愛山」を70%に削り、多良岳山系からの良質な地下水で醸しています。香りはフルーティで、香量も多く感じます。口に含むとスッキリとフルーティで、旨味が口中を巡ります。辛さと酸味が程良く調和したお酒で「ひやおろし」の目指す最終形のような味わいでした。参加者の賛辞がこのお酒のチョイスの正しさを裏付けたと思っています。

 新潟の山城屋    裏書もどうぞ

2本目は自信を持って準備した『山城屋 純米吟醸 雄町無濾過生原酒』です。新潟県長岡市で弘化2(1845)に創業し『越の鶴』を代表銘柄にしていましたが、平成26年より創業当時の屋号より『山城屋』をブランド化しています。酒米は新潟県には珍しい酒造好適米の「雄町」を50%まで磨き、仕込み水は、かの上杉謙信が幼少期に飲んだといわれる「城山金名水」を使っています。

香りは優しい生酒の香りで香量も多く、味わいは無濾過の旨味がギッシリと凝縮されジューシーさもハンパなく濃厚すぎる程に濃厚です。私的には『鍋島』などを押え本日一番のお酒かと思っていました。・・・今のうちは。

 一白水成ピンクラベル  豪華3本揃い踏み

3本目は『一白水成 純米吟醸美郷錦』で、秋田県五城目町で創業1688年の福禄寿酒造が醸しています。この『一白水成』は酒蔵が目指す「い米とから番旨い酒」からきており、白い米は地元農家と契約栽培している「秋田酒こまち」「美郷錦」「美山錦」「吟の精」の4種類を使い、仕込み水は敷地の井戸から湧き出る中硬水の地下水を使います。

日本酒度は±0、酸度1.6で、1回火入れの『一白水成 純米吟醸美郷錦』をグラスに注ぐと、優しい果汁のような香りが。口に含むと期待を裏切らないフルーティさ。酸味は極少で辛さも感じません。サラッと旨口でしょうか。

 これも差入のレア龍神   裏書に注目

ここで、A氏からの極上の差し入れ『龍神Rising Sun純米大吟醸備前朝日』『仙禽 醸(かもす)』『紀土(キッド) 純米 無量山』『東一 山田錦純米吟醸 勝沼醸造樽貯蔵』を頂戴します。どれもこれも簡単に手に入らない日本酒で、腰が抜けそうなくらいの豪華ラインナップに騒然とします。『龍神Rising Sun純米大吟醸備前朝日』を醸す群馬県館林市の龍神酒造の創業は、驚きの南北朝時代(1300年代)で、尾瀬の雪解け水を蔵の井戸より汲み上げて仕込み水としており、酒米の備前朝日は「東の亀の尾、西の朝日」といわれたお米だそうです。

香りは華やかでフルーティ。口に含んでも華やかでジューシ-。スッキリしたキレは甘さと反しており、口腔にはチクチクもありません。1回火入れの生詰めとは思えない完成度のお酒でした。あとの3本?・・私の口にまで辿りつかず撃沈。誰だ!ガバガバコップに注いだ奴は!!

 乾杯の風景     長老のI氏(左)

 歓びの眼力のN氏    美人グループ

会長とA氏T氏   酒でイッテいるI氏

これで小幡建設日本酒クラブの前半戦は終了ですが、次回は後半戦となり、まだまだ美味しいお酒が出てきて皆さんを誘惑します。足取りも確かに家路に着けるのは何人いるのでしょうか。次週のブログも是非是非ご覧下さい。♪

(。・_・。)ノ