2017年10月9日月曜日

地酒で乾杯『大和屋善内山廃純米』は不思議な甘辛


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毎年ご紹介しておりますが、101日は「日本酒の日」です。酒という文字は偏が「氵」、つくりの「酉」は壷を表す象形文字で、壷に入れる水ということから酒という漢字ができたようです。「酉(とり)」は十二支の中の10番目。10番目の月はお米の収穫の月で、酒造りは10月の収穫から始まるため、101日が「日本酒の日」となりました。(毎年同文でスミマセン)

その101日には「八戸ポータルミュージアムはっち」で《6回 日本全国地酒で乾杯!》のイベントがあり、今年も小幡建設日本酒クラブ会員が参加させて頂きました。

 雛壇はド派手に   青森(八仙・八甲田)

 青森(豊盃・菊駒)   秋田(出羽鶴・秀よし)

 宮城(蒼天伝・水鳥記)    青森(田酒・菊乃井)

この企画は地元八戸の「地酒研究会はちのへ」が毎年主催し、東北6県と東京を連携させて大々的に開催しています。今回は日曜日なので我が日本酒クラブ部員の参加は少なかったのですが、会場では日本酒を介して知り合った方々がたくさんいらっしゃいました。今年も「くるみや」の店主様が「近くに来たので寄ってみた」という事でご一緒させて頂きました。また、先日の《心温まる銘酒の会》では、お隣同士だったMさんに会場で声を掛けて頂き、日本酒の輪の広がりを感じました。

 福島(弥右衛門・大和屋善内)  山形(楯野川・上喜元)

今回の一口目は福島県の喜多方市、峰の雪酒造が醸す『大和屋善内山廃純米』のブースへ向かいました。どこのブースも多くの方々が列を作っています。小さい紙コップに8分目ほどに注いでもらい、香りを利くと山廃を思わせない柔らかな香りが。口に含むと不思議な甘さを感じますが瞬時に酸味が舌を覆い、辛さも遅れてやってきます。酒米は五百万石を使用し、日本酒度+4、酸度は2.0の堂々の辛口。呑み込んだ後にも酸味が印象深く残りました。

 くるみやさんが急襲     みんなで仲良く乾杯

少し時間が経つと、各ブースは並んでいる人も無く自由闊達にお酒を頂戴しに渡り歩けます。印象に残ったのは青森の『田酒百四拾純米大吟醸』の「百四拾」。これは青森県が誇る「山田錦」にも匹敵する酒造好適米「華想い」の命名前についていた系統名「青系酒140号」から取っています。折角なので頂戴したら仄かにフルーティな香り。スッキリとした呑口で辛さや酸味は柔らか、そしてバランスが良く、会員のSさんが「さくら野」の北海道物産展で購入し差し入れて下さった肴(鮭の麹漬け)にピッタリのおいしさでした~!!

8時になり「日本全国一斉に乾杯」の時刻となりました。今年も友人・知人の皆さんとこうしてお酒を御一緒できる機会を得て、幸せな気持ちで家路に着きました。♪

(。・_・。)ノ