八戸市は土木・建築工事の工事量がハンパ無く多いため、毎日が忙しく蕎麦打ちの日程表は頂戴しているのですが、なかなか参加できません。しかし、夜はある程度融通が利くため、親睦会などの呑む方の腕前は健在で、先日も割烹「萬鱗」での新蕎麦会に参加させて頂きました。
「萬鱗」の佇まい 当日のお品書き
新蕎麦会は20名くらいの参加者で、蕎麦打ち仲間の皆さんとは新蕎麦の話で賑わいました。参加者の皆様方が持ち込んだお酒は、秋田の美酒『純米大吟醸爛漫』や宮城県塩竈市の『浦霞純米生酒しぼりたて』、そして新潟県新発田市の『菊水の四段仕込み淡麗甘口』等々です。
上喜元は人気上々 杜氏の名前入り
そんな豪華ラインナップの中で、私が今回持ち込ませて頂いたお酒は、酒どころ山形県酒田市は最上川の河口にある酒田酒造が醸す『上喜元“渾身”純米吟醸無濾過生原酒仕込第六十一号』でした。酒田酒蔵は昭和22年に5つの酒蔵が合併して生まれた一千石の酒蔵で、主力酒の『上喜元』は呑んで上機嫌になるようにという願いが込められています。酒米は幻の米「白玉」ですが、「亀の尾」と同じ現代の技術によって甦った復刻米で、酵母は熊本酵母、仕込み水は鳥海山の伏流水で醸しており、仕込み第六十一号はタンク番号になっています。日本酒度は+2、酸度は1.5と比較的吞みやすい部類か?。
グラスに注ぐと少し黄色身を帯びています。香りは穏やかな生酒の香りが。味わいはフルーティ且つ仄かにジューシーで、優しくゆったり咽喉から下がっていきます。口の中にはピリ感は無く、酸味や辛さもそれ程でもないので吞みやすく、あれよあれよという間に品切れです。
菊水の四段仕込み 浦霞のしぼりたて
幌加内産の蕎麦粉 新蕎麦は旨い!!
最後に登場した料理は手打ち茹でたての新蕎麦。美味しくない訳が無い。蕎麦湯も最高で何杯もお代わりするうちに、お酒の酔いも醒めようかという程です。中締めが入り店を後にしましたが、お蕎麦の美味しさは家に辿り着くまで脳裏に留まり、家人に力説したそうです。この私が。う~ん、そんな記憶は無いけど。♪
\(。・_・。)ノ