2017年10月23日月曜日

『東洋美人大吟醸 地帆紅』再会の酒として


 
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昨年の9月末、幼馴染で今は仙台に在住のS君と、高校の部活の同期のM君の3名で「酒と肴と男と女 海ぼうず」さんに伺い、何十年ぶりにお酒を酌み交わしたのですが、S君はこのお店が気に入ってくれたらしく、家族で帰省された際にも来店してくれたそうです。

毎回の3階も立派なお酒  1階2階も素晴らしい

そのS君から、また仕事で八戸に1泊すると連絡を頂き、M君にも連絡を取り1年ぶりの懇親会となりました。

M君は盛岡へ通勤なのですが、当夜はちょっとした予定があり少し遅れるとの事だったので、私たちは乾杯の練習をとS君は生ビールで、私は冷蔵庫3階から『東洋美人 地帆紅 限定大吟醸』を頂戴しグラスを傾けました。そしたら何と遅れるはずのM君が練習乾杯の3分後に顔を見せてビックリ。そこから1年間を埋めるようにお互いの近況を語り合いました。

東洋美人ジパング  なみなみと注いで

東洋美人 地帆紅 限定大吟醸』は山口県萩市で創業大正10年の澄川酒造場が醸しています。201612月の日露首脳会談の夕食会に準備されたお酒で、かのプーチン大統領が感嘆したお酒の酒蔵です。酒米は山田錦で40%まで削り大吟醸に仕立てており、日本酒度±0、酸度は1.4と甘口でアル添の造りです。グラスからの香りはフルーティさが溢れ、味わいはジューシー&フルーティでスッキリ系。後味も穏やかで辛さや酸味もほんのりと。ラベルの一番下に2013.7.28との文字があるのですが、何の日付なのかは不明です。謎の『地帆紅』。

(BOU)  裏書きに秘密が?

2杯目は栃木県益子町の外池酒造店の『(ぼう)純米大吟醸雄町無濾過瓶燗火入れ』です。この酒名はイタリア語のbuono(美味しい)にも通じるとの事です。本場岡山県産の雄町を使い、日本酒度+8、酸度1.8の辛口スペックです。・・・のはずです。・・・が口に含むと、+8とは到底思えないようなエレガントで果実のような甘さで酸味もそれほど邪魔をしません。『地帆紅』の後に頂いたのですが勝るとも劣らない味わいに、3回程お代わりをしました。

艸月(そうげつ)  栄光富士日乃輪

続いては秋田県湯上町で明治12年創業の小玉醸造より『太平山純米大吟醸 艸月 別誂夏仕立て』です。酒米は秋田県が誇る酒造好適米「秋田酒こまち」。酵母は蔵付き分離酵母で、1回火入れの生酛仕込みです。しかも、無加圧で垂れて流れ落ちるお酒を瓶詰めしているので雑味がありません。口に含むと酸度1.9の酸味は感じられず、フルーティ&ジューシーで華やかな甘さときれいな酸味が旨味を醸します。

鬼乙女幸   華鳩 特別純米

その後も、あれこれ頂戴し3人とも、べったら漬のようになっています。今回の再会では、お互いの近況を語り合い、また60歳を目の前にした者たちの今後の仕事の仕方などについての会話が続きましたが中締めとなり、またの再会を誓って店の前で別れました。♪

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