今、我が家の路地イチゴが最盛期を迎えております。次々と赤くなっているため毎朝採るのが楽しみで、今年も毎朝のヨーグルトに大量に入れて食べています。
今年はポットでも栽培 イチゴが赤くなって
さて先月、個人的に会合があり割烹「萬鱗」に行ってきました。私は蕎麦の会で伺ったことがあるので気後れはしなかったものの友人は少し緊張気味で、やっぱり割烹とか会席料理とかのデビューは緊張します。日本酒は持込OKだったので、乾杯に『三百年の掟やぶり無濾過槽前原酒』、中押しに『新政№6R-type生酒』、締めに『特別純米原酒生酒福小町』を準備しました。
割烹「萬鱗」の佇まい 絶品料理が次々と
乾杯は皆さんビールで、私だけは当然日本酒です。『三百年の掟やぶり無濾過槽前原酒』は山形県山形市で享保年間に創業の寿虎屋酒造株式会社が醸しており、仕込み水は蔵王山系の伏流水を使い、酒米は美山錦を改良した「出羽燦々」で日本酒度+1、酸度1.8のお酒です。三百年間守ってきた「火入れ酒を出荷」という掟を破り無濾過のお酒を出荷することにしたのがこのお酒の名前の由来です。もっと早く破った方が良かったのでは・・。
コップに注ぐと香りは華やかでフルーティ。口に含むと濃厚なジューシーさときらめく様な酸が口の中に広がります。呑み込んだときにやっと少し辛さを感じ、出羽燦々の旨味がギュッと濃縮された美味しいお酒だったので、参加者の皆さんにも勧め、口々に美味しいお酒だねぇと言って頂きました。
金文字は自信の証 掟の説明もありました
2本目は入手困難酒の『新政№6R-type生酒』を準備しました。秋田県秋田市にある新政酒造株式会社の創業は幕末の1852年で、特筆すべきは酵母が酒蔵に棲む六号酵母を使っており、他の酒蔵ではマネできません。仕込み水は雄物川の伏流水(軟水)で醸しています。タイプはS(スーペリア)、X(エクセレント)、R(レギュラー)となっており、今回も昨年の5月同様のR-タイプ特別純米を購入しました。・・やっと。
『新政№6R-type生酒』をグラスに注ぐと優しい果実のような香りにウットリ、口に含むとジューシーでピリピリするような舌触り。フレッシュな酸味もいやらしさが無く参加者の一人が「白ワインのようだ」と言っておりました。四合瓶でしたが1本目の一升瓶より高価と言ったら皆さん驚きながら納得です。
新政の雄姿 正規特約店で購入を
締めに登場したのは『特別純米原酒生酒福小町』です。こちらも秋田県で湯沢市の木村酒造が醸しており、創業は何と「大阪夏の陣」の元和元年(1615年)で、豊家の重臣木村重成の一族が辿り着いた秋田で酒造りを行い4百年の歴史があります。酒米は「吟の精」、酵母はまろやかな味わいと華やかな香りが特徴の「協会1801号」を使い日本酒度±0、酸度1.5のお酒です。特に目を引くのはこの殴り書きラベルで、インパクト有り過ぎでしょう。
殴り書きラベル しかも詳しい
『特別純米原酒生酒福小町』をグラスに注ぐとお酒の色はうすく黄色で、香りは生酒特有の甘さを感じる優しい香り。口に含むと酸味があるかと思いきや旨味と甘みがダブルでやってきて、酸味も感じますがクドサは無く、吞み込むと咽喉の奥がヒリヒリします。このお酒もフルーティ&ジューシーで皆さんには喜んで頂けました。
今回のメンバーで再度冬に呑み会を行う事になったので、日本酒係に任命された私は皆様方の期待を裏切らない様に、頑張って美味しいお酒を探さなければなりません。ファイトー!!オー!!。♪
\(。・_・。)ノ