新年の興奮冷め遣らぬ1月7日の夜、私は約束の時間に六日町の「海ぼうず」さんに到着しました。当日は日本酒クラブの会員N氏とH氏、そして私の3名が新年の「海ぼうず始め」で、日本酒は呑み放題をお願いしつつ、冷蔵庫3階の入手困難酒も頂戴しており、ブログ的にはいい感じですが支払い的には大変な呑み会となりました。
時間キッカリに到着したら、何と先に来ていた二人はビールで乾杯の練習をしており、私を含めた本番の乾杯は呑み放題エリアより宮城県栗原市の金の井酒造が醸す『綿屋倶楽部純米原酒生』を頂戴しました。因みに『綿屋』は宮城県を代表すると言っても過言ではないお酒で、「綿屋倶楽部」は「コットンクラブ」と呼ばれています。カッコイイ!!。
コットンクラブで乾杯! 山形正宗うすにごり
飛露喜無濾過生原酒 喜久醉は美味しかった~
続けざまにいろいろ頂戴し、4杯目には静岡県青島酒造の『喜久醉無濾過生原酒』を戴きました。南アルプスの伏流水を蔵元の井戸で汲み上げて使用し、小規模ですが昔ながらの手造りで醸しています。香りは薄っすらとフルーティで、口に含むと無濾過の濃さを感じますがフルーティで柔らかな甘さも感じ、後味は辛さと酸味のハーモニーで旨味に変えています。このお酒は実は普通酒なのですが、そんなレベルでは無く普通酒とは思えない力強さを感じました。
墨廼江は地名から 寫樂純米吟醸おりがらみ生
続いては私の「思い出酒」で、酒宮城県石巻市の墨廼江酒造が醸す『墨廼江特別純米本生』を。清流として名高い北上川の伏流水と酒造好適米五百万石で造っています。日本酒度+3、酸度1.7の本生酒なので普通に美味しいと思うのですが、グラスに注ぐと香量は多くフルーティな香りです。口に含むと香りほどの甘さは無く、爽やかな酸味と後味に辛さがやってきました。お刺身が美味しく戴けるお酒でした。
くどき上手も旨い!! まんさくの花大吟原酒
あれこれ呑んでいるうちに100分間の吞み放題タイムも終わり、冷蔵庫3階へと突入です。先ず『寫樂純米吟醸おりがらみ生酒』、その後で『くどき上手純米大吟醸出羽の里48%しぼりたて』を頂戴しました。『寫樂』は福島県会津若松市の宮泉銘醸が醸しており、代表銘柄は蔵名の『宮泉』でしたが、急展開の『寫樂』は今では全国で知らない酒吞みはいないのでは。日本酒度+1、酸度1.3のおりがらみの生酒なんて、いかほど美味しいものか。香りはもちろんフルーティで、味わいは華やかにジューシー。このレベルで+1の日本酒度ではもはや甘口ですねぇ。でも不思議と呑み込むと辛さと酸味がやってきて甘さを抑えて総合的には辛いお酒に感じました。
続く『くどき上手純米大吟醸出羽の里48%しぼりたて』は山形県鶴岡市の亀の井酒造が醸しており、蔵人自ら取り組む減農薬栽培する酒米と、酒米の「出羽の里」、そして小川酵母を使用し日本酒度-2、酸度1.3の甘口に仕上げています。香りはややフルーティな吟醸香で、口に含むと甘いのですがベタっとした甘さではなくフレッシュな甘さが。また搾りたての味わいが力強さを見せノド越しはスッキリと。しかし、酸味を感じないままで酸味も仄か。搾りたての大吟の生酒なんて物凄い果報者です。
3人の健康を願い 死ぬほど酔った人々
これで終わりかって?・・・とんでもない。シメは秋田の『まんさくの花 純米大吟醸一度火入れ原酒「愛山」』でお開きとなりました~。さて、ここで問題です。私たちはいったい何合吞んだでしょうか。♪
\(。・_・。)ノ