2017年2月13日月曜日

目出度ささは『純米大吟醸 獺祭 磨き二割三分 』で


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私事ですが柳町家にとって目出度いことがありました。それはそれは狂喜乱舞級の目出度さで、祝い事の際に吞もうと決めていたお酒、山口県岩国市の小さな酒蔵、旭酒造株式会社の『純米大吟醸 獺祭 磨き二割三分 』を戴きました。このお酒は、高校の同級生のS君より1年前に頂戴したもので、ここぞという時の「とっておき」の日本酒です。

下世話な話ですが桐箱に入った獺祭には目玉が飛び出るような値段が付き、私のような下々の者には購入するなど夢のまた夢。S君ありがとう。持つべきものは良き友だなぁ。

  桐箱入りです   荘厳ないでたち

堂々の磨き二割三分!!

このお酒の二割三分とは、一粒のお米の中心に近い心白の部分が23%になるまで削るというもので、1トンに磨いたお米で仕込むと考えた際、購入するお米は何と4.34トンになります。また原料費で考えた場合、仮に1トン1万円だとして43千円となるので、同じ一升瓶のお酒でも大吟醸などの50%以下に削るお酒は当然高価になってしまいます。

まあそれはともかく、『純米大吟醸 獺祭 磨き二割三分 』を開栓してぐい呑みに注ぐと、華やかで上品な立ち香を感じます。口に含むと日本酒度が+4ですが、柔らかな辛さと柔らかな酸味で旨味を醸し、フルーティさは仄かで食中酒の究極とでも表現できます。辛さ・甘さ・酸味・旨味をバランスよく配置したお酒です。

2015年のインターナショナルワインチャレンジ純米大吟醸の部、金メダルの実力は他の追随を許しませんが、それを良しとぜず毎年最高の旨味を求めて改革してゆく姿勢を、他の酒蔵も目指しているのだと思っています。♪

(。・_・。)ノ