2016年2月15日月曜日

蕎麦の会で『陸奥八仙朳(えんぶり) 』


 いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

蕎麦の会に参加させて頂いており、腕前もそろそろ上がって来なくてはなりませんが、何しろ手先が不器用なもので・・・、でも食べる方は大丈夫です。

さて、先日青森蕎友会の新年会に参加させて頂きました。新年会だけあって30名以上の参加者で、蕎麦打ち談義に花が咲きました。ブログに「いいね」をくれるUさんにも久々にお会いでき、もう少しお話をしたかったのですが、あちらこちらで脱線し叶いませんでした。

参加者の皆様方が持ち込んだお酒は、『特別純米田酒』や『華一風特別純米低圧搾り』、『桃川純米生原酒匠極』『特別純米豊盃』等々。そんな豪華ラインナップの中で、私が今回持ち込ませて頂いたお酒は、私が愛して止まない八戸酒造さんの『陸奥八仙 朳(えんぶり)』でした。「えんぶり」とは、我が郷土八戸に伝わる伝統行事で、華やかな烏帽子を頭に被り、種まきや田植えの動作を舞で表現する豊年祈願の春を呼ぶ祭りです。「木」偏に「八」のつくりでえんぶりと読ませるのですが、造語だと思います。

 このお酒のラインナップは    陸奥八仙えんぶり

 えんぶりとは・・・

味わいは『陸奥八仙無濾過生【赤】』にも似て、インパクトは抜群で、フルーティな香りにジューシーな味わい。酸の煌めきが降り注ぐように後味も余韻が心地よく、限定酒だけあって旨さが一桁違います。

ひととおり全部の銘柄を味わい、それぞれの個性を感じそして杜氏さんたちの想いを舌の上に感じる事が出来ました。シメには他の宴会では味わえない、蕎麦の会ならではの打ち立て、茹でたての美味しい蕎麦を頂き、感激もひとしおです。

 時間が早いので、帰りには少し寄り道をして「海ぼうず」さんへ。そこには何と埼玉県羽生市の南陽醸造株式会社が利根川水系の井戸水で醸した『花陽浴八反錦おりがらみ』を抜け目なく発見!。速攻で注文させて頂きました。生産量が少なく手に入らないはずなのに何故・・。その際、酔人にとても優しい御主人の御好意で、澄んだ部分と混ぜた後のにごりを1杯づつ計2杯頂戴しました。(1杯はサービスかなぁ・・・希少な花陽浴なのに・・本当にありがとうございます)

  左から3番目が花陽浴   今回も素晴らしい品揃え

花陽浴のおりがらみは旨い!

どちらも立香は超フルーティで果実のような香りが期待度を押し上げます。先ず透明な方を味わいました。柑橘系の果実の酸味がして、且つ無濾過生の旨さが正面からドーンと。さっぱりとしていても旨さは後を引きます。

今度はにごりを口に含みます。おりがらみの生酒の甘さを感じますが、果実のような酸味とピリ感が心地よく、咽喉越しは雑味も無く大人しくスッと切れてゆき旨味だけが口の中に残ります。今年の「日本酒ランキング」に顔を出しそうなスペックに油断できません。それにしても、いつ来てもサプライズな「海ぼうず」っていったい・・。♪

(。・_・。)ノ