2014年8月25日月曜日

暑気払いに『阿櫻中取り特別純米無濾過原酒』

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 今年から青森蕎友会に参加させて頂き、蕎麦打ちを勉強させて頂いております。月に2回開催しているのですが、仕事の都合がつかず参加頻度は決して高くはありません。しかし指導される方は、やさしく丁寧に指導してくれるので、私のような者でも何となく蕎麦が形になってゆき、美味しく頂けるのです。本当にありがとうございます。

 さて、先月ですが青森蕎友会の「暑気払いの会」に参加させて頂きました。会場の、ならだてビル2階の「花こま」では、普段見せるお蕎麦に対する真剣な眼差しから一転、和気藹々の笑顔咲く、楽しい会合になりました。会の中頃に各々自己紹介したのですが、お酒の酔いに負けてしまい誰が誰やら・・・。

 今回、「暑気払いの会」に私が持ち込ませて頂いたお酒は、前々回にご紹介して評判がメチャンコ良かった、秋田県横手市で明治19年創業の阿櫻酒造株式会社より『阿櫻中取り特別純米無濾過原酒』を準備しました。酒米は秋田を代表する「秋田酒こまち」で、酵母は華やかな香りが特徴の「協会901号酵母」。酸度2.0、日本酒度は+5と思いっきり辛口なはずのお酒です。

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  無濾過生原酒が神々しい   中取りの限定品です

 さて、乾杯から日本酒の私は早速グラスにお酒を注ぐため、キャップに手を掛けたその刹那、キャップがポン!!と宙を舞い、御一同はオー・・と騒然。何このお酒は?という感じ。生酒の威力をいかんなく発揮し、湧き立つようなお酒をグラスに注いでもらいました。

 立ち香はフレッシュで、無濾過生の華やかな香りがします。口から迎えに行き呑んでみると、鼻孔から入る香りと相まって、美味しさは格別。円やかな甘さが口中を駆け巡り・・・。チョット待て、辛口酒だぞ!!この酒!!。フルーティで旨味たっぷりにアクセントの酸が効いており、咽喉越しは優しくスッと切れてゆきました。皆さんにも呑んでもらいたい本当に美味しいお酒です。

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  花こまさんのお料理はこちら          お酒の色は少し琥珀色

 我も我もと『阿櫻中取り特別純米無濾過原酒』は次々にグラスに注がれ、アッという間に無くなってしまいました。こんなに喜んでもらえるのであれば、次回は何を差し入れようか、今から思案しなければなりませんね。♪

\(。・_・。)ノ

2014年8月18日月曜日

亀甲花菱『亀甲花菱純米大吟醸本生無調整原酒』

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 八戸市は「せんべい汁」がB-1グランプリで何度も銀賞、銅賞でしたが、ついに先年金賞を獲得したことで、今では全国区になりつつあるようです。八戸市の家庭ではそんなに頻繁にせんべい汁を食べるのかというと、けっこう頻繁です。我が家でも季節に関係なく度々頂いています。実は本日もお酒の肴に頂いていま~す。

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 シャモロックのだし汁、どんこ椎茸

 さて、今回ご紹介するお酒は、過去にも紹介していますが、埼玉県加須市の清水酒造のお酒で220年以上続いた年間100石強ほどの酒蔵が、愛情を込めて仕込んだ『亀甲花菱純米大吟醸本生無調整原酒』です。このお酒は少し割高なのですが、味わいに妥協はありません。値段に恥じない相応の美味しさを秘めている、人にも薦めたくなるお酒でした。酒米は絶対王者の「山田錦」と、辛味が少なく美味しさでは定評のある「美山錦」の最強タッグ。因みに「美山錦」は北アルプスの山頂の雪の様な心白があることから命名されています。

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  肩ラベルは何故古印体     花菱の紋が光ります     裏書には山田錦・美山錦

 ぐい呑みから立ちのぼる香りは穏やかで、微かにフルーティ。色味はやや黄色っぽい感じ。口に含むとピリ感はなく、初めは甘口に感じますが5~6口目から徐々に辛味が。こう言っていると日本酒度は-(マイナス)かと思いきや、何と+4と立派な辛口です。咽喉越しもピリ感がなく、上品で上質な味わいは、あの『十四代』を今一歩フルーティにした感じでしょうか。間違えないで下さい、これってジュースではなくお酒ですよ。

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    ぐい呑みは仙台で購入           酒色はうっすらと黄色く

 今回のぐい呑みは仙台の大学祭に行った際の愛好会の皆さんが造ったもので、平たいゴマのぐい呑みです。残念なことにお酒の色が分からない事を除けば、使い心地は申し分ありません。1個200円位だったと思っています。学生さん達、どうもありがとう。お陰様で美味しいお酒が頂けます。♪

\(。・_・。)ノ

2014年8月11日月曜日

紫の浦霞『浦霞しぼりたて純米生酒』

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 先週の初めは、うだるような暑さが続きエアコンが手放せませんでした。以前は電気代が掛るからと、節約していましたが、結局、電気代がそんなに大きな金額ではないことを知り、暑い時の就寝前には無理せずエアコンに頼ることにしました。 せっかく取り付けたのに使ってなかったとは・・・。

 さて、今回ご紹介するお酒は、速攻買ってきたお酒です。冷蔵庫に前回呑んだ残りがあると思い込み、風呂から上がって肴を準備し、冷蔵庫からお酒を・・あれ?お酒を・・ん・・お酒が入ってない!!。時間はもう夜の8時。あわてて車を運転し、時間ギリギリで江陽一丁目の「加藤酒店」に飛び込みました。そこで見つけたお酒が、宮城県塩釜市の『浦霞しぼりたて純米生酒』で、宮城県塩釜市で享保9年(1724年)創業の株式会社佐浦Yのお酒です。

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  塩竈の銘酒浦霞の雄姿    あまり見ない紫のラベル     裏書には特徴が

 『浦霞』は万葉集の時代に源実朝が詠んだ「塩がまの 浦の松風 霞むなり 八十島かけて 春やたつらむ」の歌枕から浦と霞を戴き酒名としました。酒米は「ひとめぼれ」の子供の「まなむすめ」で、平成10年に食用米として古川農業試験場でデビューしています。日本酒度は-1.0とやや甘口で、搾りたての旨味を火入れせずにそのまま瓶詰めしています。

 ぐい呑みに注ぎ、先ず香りを。しかし搾りたてなのに香りは殆ど無く、少しガッカリ。口に含むと先ず甘ったるくない程度の、果実の様な甘さを感じます。辛味はなくツンツンしない優しい味わいと口当たりでしたが、ゴクリと呑み込むと、咽喉ではなく食道にヒリヒリ感が。これでは何杯でもイケそうではありませんか。『一ノ蔵』と並ぶ宮城県を代表するお酒は、やっぱり美味しかった。!

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       津軽塗のぐい呑み            昔のお殿様の気分

 今回のぐい呑みは家内の実家より戴いた物で、何と青森県は津軽地方特産の「津軽塗り」の逸品です。津軽塗は抗菌作用のある漆を何層にも塗り重ね、40以上の工程を経て、2ヶ月以上の日数を要して漸く完成します。重さはありませんが口当たりが木の温もりを感じ、ぐい呑みの中の冷酒が余計に冷たく感じました。♪

\(。・_・。)ノ

2014年8月4日月曜日

ビアガーデンで『阿櫻別誂R-5純米大吟醸』

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 猛暑の続く八戸地方では、日本一の山車祭りと自負する、「三社大祭」が只今開かれており、老いも若きも祭り袢纏に鉢巻きで、賑わっているところです。

 そんな中、弊社では毎年夏にビアガーデンを催しています。以前は会社前の駐車場で若手社員たちが焼き鳥やサンマを焼いていましたが、最近は焼肉レストラン『一心亭』さんなどでの食べ放題での開催が多くなっており、多少不要が掛っても、準備や後始末に社員が疲弊しない様にとの配慮かと考えています。

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      会員H君にお酌を            楽しい日本酒のひと時を

 さて、そのビアガーデンに毎度日本酒を持ち込むのですが、今回は秋田県横手市で明治19年創業の阿櫻酒造株式会社より『阿櫻別誂R-5純米大吟醸無濾過生原酒』を準備しました。この酒は、たった240本しか出荷しない極小出荷の超限定品で、通常ではなかなか手に入らないお酒です。

 冬のかまくらで有名な横手市には、市のシンボルとして横手城がそびえており、この城の別名こそ阿櫻城と呼ばれ、城の名を冠した横手市を代表する『阿櫻』は美味しくないハズがありません。使われている酒米は「秋田酒こまち」で香り豊かなお酒に仕上がります。また、酵母は秋田総合食品試験センター醸造試験場で生まれた新開発の酵母で、その名も「こまち酵母R-5」という全国鑑評会で金賞を多数出した実績のあるスペシャル酵母です。日本酒度±0、酸度1.5のやや辛口に仕上がっています。

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 別誂えが眩しく見えます      黒地に阿櫻の文字       裏書の#2は?

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   お酒の色は少し黄色いかな       日本酒の会会長&事務局の私

 さて、グラスに注いだ際の立ち香を確認すると、うっすらと華やかで、ワクワク感満載の香りで、果実を切った時のように香ります。チョット待て!、グラスに見えるのは微発泡の空気の粒々で、美味しさの期待が更に高まります。口に含むと甘みを感じますが、軽くフレッシュな酸味がバランスを保ち旨味に変えています。後味はすっきりとキレて、口の中は甘ったるさが残りません。無濾過の生酒の旨味と調和しているところが、『阿櫻』の杜氏さんの力量なのでしょう。女性の方々にも愛飲頂ける逸品です。また購入したい『阿櫻』でした♪

\(。・_・。)ノ