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6月も終わり、早くも一年を折り返して7月に入りました。五十歳を過ぎてカレンダーの進みが早く感じられる今日この頃です。
さて、居酒屋「だるま」にて先日『十四代』を呑ませて戴いた訳ですが、その時のお酒の品書きで日本酒のバリエーションがハンパない事を知り、再度店を訪ねることにしました。今回最初に注文したお酒は、富山県の『吟醸銀嶺立山(ギンレイタテヤマ)』です。
富山を代表する銀嶺立山 利き猪口に溢れるほど
北陸最大の酒造石高を誇る立山酒造では、庄川の伏流水を使い、山田錦を酒米に大吟醸と同じ造りの長期低温発酵の技法で、越後杜氏が丹精込めて造り上げています。香りは仄かにフルーティな吟醸香、日本酒度+5の辛口ですがややフルーティ。米の旨味が感じられ、香り・味わい・キレなどバランスのとれた優等生の美味しさでした。失礼な話で恐縮ですが、期待していなかったので余計にその美味しさに驚いた次第でした。
2番手は寛政三年創業、京都府の松本酒造より『澤屋まつもと純米吟醸 生』でした。これも日本酒度+5と辛口ですが、微かにフルーティな香りと円やかな口当たり、生酒特有の味わいに、酸味と米の旨味がしっかりと伝わるお酒で、『銀嶺立山』に勝るとも劣らないお酒でした。
米を大切にする澤屋まつもと たくさん注いでもらいます
酔いも段々に回ってきて最後は隠れた酒どころ、広島県呉市の相原酒造より『雨後の月特別純米山田錦』を頂戴しました。呉市には十数軒の造り酒屋があり、花崗岩の間を浄化され浸み出す良質の軟水を使用して造られています。
香りはあまりありません。呑んでみるとアレッと思いました。アルコール度数が13度と低く呑みやすいお酒に造られています。初めは軽くて物足りませんが、適度な酸味に甘さもあり、呑み進むと旨味が膨らんできます。
雨後の月 特純 山田錦 広島のお酒は美味しい
こんなお酒は初めてでしたが、なんとこの『雨後の月特別純米山田錦』は、【SAKE CONPETITION 2013】において、純米酒203酒の中で堂々第一位になったお酒で、直後は品切れ続出だったことを知り納得した次第です。♪
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