2014年7月28日月曜日

淡麗辛口『越乃景虎純米吟醸』

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 ここ何日か暑い日が続いておりますが、7月もあっという間に月末となり、もうすぐお盆がやってきます。我が家もそうですが、仏様があるお宅では毎日お墓やお寺に日参し、手松を焚いて手を会せます。また親戚のお宅にお邪魔して仏壇を拝ませて頂き、夜は夜で迎え火を毎日焚いてなかなか大変な連休です。でも亡くなった父を毎日偲ぶことができ、それはそれで良い事だと思っています。
 さて、月に1回実家の母の元でお酒を頂きます。今回頂戴するお酒は、弟が呑んでみて「これだ!! 」と感じ、兄貴にも呑ませたいと買ってくれたお酒です。それは新潟県の長岡市で160年以上の歴史を持つ、諸橋酒造株式会社の『越乃景虎 有機米純米吟醸』で、新潟特有の淡麗辛口のお酒です。酒米は地元栃尾で昔ながらの有機無農薬で栽培された「五百万石」を使用し、水は名水百選で硬度0.47の軟水「杜々の杜(とどのもり)」の清水で仕込んでいます。日本酒度は+3、酸度1.3の辛口で、米の旨味を前面に出したお酒です。一般的には硬水だとしっかりとした辛口の、力強い酒になるのですが、軟水なのに辛口って・・ちょっと不思議な感じが。
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箱には「有機米使用」の文字   紙頭巾をかぶる完成度    無農薬の米作りを前面に
 『越乃景虎 有機米純米吟醸』はキンキンに冷やしてから戴きました。立ち香はあまり感じませんが、口に含むと辛味と渋みを主張します。口腔内にピリ感はありませんが、咽喉越しでピリッときます。ズッシリとした呑み口は、とても淡麗とは思えず、重厚感のある米の味わいを感じます。でも淡麗なのかなあ。辛口が好きな方へお勧めのお酒です。
 弟からは以前、福島県の『純米大吟醸三春駒』を頂戴して呑ませてもらいましたが、再び兄のためにとこんなに立派なお酒を頂けるなんて、持つべきものは良い弟だと感謝しながら頂戴しました。♪
\(。・_・。)ノ






2014年7月22日火曜日

太平山『純米大吟醸天巧 純米大吟醸』再び

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 八戸は梅雨入りしてはいるものの、毎日好天が続き気温も高く過ごしやすい日々が続いています。先日、十和田市の駒街道マラソンの案内が来ましたが、今年からハーフの部が新設され今から新しい順路に思いを馳せています。

 さて、1月の私の誕生日に、義母より頂戴した秋田県潟上市にある小玉醸造(株)の『太平山無濾過生原酒 純米大吟醸 天巧』はとても美味しいお酒でしたが、この度上司より、「戴き物だけど」と『太平山 純米大吟醸 天巧』を頂戴しました。やった!。

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箱には「最高金賞」の文字     肩ラベルにも「金賞」!    酒は天下の太平山

 このお酒は、モンドセレクションスピリッツ部門ワールド選考会において、2013年に最高金賞をとったお酒です。酒米は王者山田錦を100%使用で、40%まで精米した大吟醸、日本酒度は+2、酸度は1.5です。ぐい呑みに注ぐと、立ち香りは仄かで、生原酒とは全く違った落ち着きのある感じです。口に含むと辛さは殆ど無くピリ感もありません。酸味と甘みが唾液と混じり、舌に山田錦の旨味を残して静かに大人しく消えてゆきます。咽喉越しも穏やかにスッと切れ、料理に出しゃばらず、逆に引き立てる感じがします。生原酒がヤンチャ坊主なら大吟醸は分別のある大人と言った感じでしょうか。美味しい一時を過ごせました。感謝!。

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   造り、色合い、重さも良く            志野焼きに似ています

 今回のぐい呑みは恐らく戴き物のぐい呑みで、平時はコレクション箱に入れており、小さめなので4合瓶のお酒の時に使っています。志野焼きの様な肌目で、赤い模様がオシャレに入っており、無銘だと思いますが重さもあり使い心地も良い逸品です。♪

\(。・_・。)ノ

2014年7月14日月曜日

『くどき上手辛口純吟生詰め』『田酒』を居酒屋で

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 超大型台風8号は先週末にかけて東北をかすめて行きましたが、被害はありませんでしたでしょうか。我が家では、やっと咲いたユリやダリヤが強風で倒れないか心配でしたが、何事も無く悠々と咲いています。

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   ユリはたくさん花をつけました      4種類植えた内の1つが開花

 さて、本当に有難いことに、ちょくちょく居酒屋に誘って頂いております。最近は、美味しいお酒を置いてある居酒屋さんが増えてきた様な気がしており、飲んだことのないお酒との出会いをとても楽しみにしております。先日もお酒のお誘いを頂き、城下一丁目の居酒屋「吞斗」に行って参りました。品書きを見たら何と日本酒王国山形県の『くどき上手』を発見!!。早速注文させて頂きました。

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 やっと『くどき上手』デビュー     受けの桝にいっぱいまで注ぎマス

 先ず、乾杯は明治八年創業、山形県鶴岡市羽黒町の亀の井酒造『くどき上手辛口純吟生詰め』で、ラベルには喜多川歌麿の美人画を写した「生詰め酒」です。「生詰め酒」は製造した後に1回火入れを行って貯蔵熟成させ、瓶詰めして出荷するお酒の事で、生酒とは違いますが火入れが2回の普通酒よりは当然味わいが違います。しかし、なぜこんなに山形のお酒は美味しいのでしょうか。米かなぁ、水かなぁ。

 好適米「雄町」を100%使用し、それをお米の半分50%まで丁寧に磨き造り上げた、日本酒度+10の辛口酒です。しかし、爽やかでフルーティな立ち香が強く、口に含むと口腔内には嫌らしくないピリピリ感が。辛味と酸味が調和して旨味となり、雑味も無くスッとキレていきます。フルーティな吟醸香に辛味そして酸味・・・こんな辛口酒は過去において呑んだことが無く、大変驚きました。昭和59年の発売時には大ヒットしたのも分かります。

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   青森と言えば『田酒』       田酒を桝で呑む幸せ

 2杯目は『田酒』。さすがに席に着いてすぐ田酒を・・・とは言えませんでしたが、会話が弾み徐々にテンションが上がってきて、今だ!とばかりに注文しました。『田酒 特別純米酒』は、青森市油川の西田酒造で醸しており、現在は地元青森でも入手困難でプレミアがついているお酒です。酒の名前は『田酒(でんしゅ)』と読み、米の獲れる田んぼから命名したようです。まさに米だけを使って造るお酒が『田酒』なのです。酒米は「華吹雪」を使用し、製麹から上槽まで丁寧に手作業で醸し、飲み飽きないスッキリ系辛口酒に仕上がっています。

 桝に注いでもらうと仄かに心地よいアルコールの匂いが。呑んでみると薄っすらと甘さも感じられる軽い辛口です。『くどき上手』の後だったので、それほどの感動はありませんでしたが、確かに上品な旨味があり賞賛されて然るべきお酒、そしてとても料理に合うお酒と言った感じがします。お代りは・・・止めときました。♪

\(。・_・。)ノ

2014年7月7日月曜日

うまい!『吟醸銀嶺立山』『特別純米雨後の月』

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 6月も終わり、早くも一年を折り返して7月に入りました。五十歳を過ぎてカレンダーの進みが早く感じられる今日この頃です。

 さて、居酒屋「だるま」にて先日『十四代』を呑ませて戴いた訳ですが、その時のお酒の品書きで日本酒のバリエーションがハンパない事を知り、再度店を訪ねることにしました。今回最初に注文したお酒は、富山県の『吟醸銀嶺立山(ギンレイタテヤマ)』です。

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 富山を代表する銀嶺立山       利き猪口に溢れるほど

 北陸最大の酒造石高を誇る立山酒造では、庄川の伏流水を使い、山田錦を酒米に大吟醸と同じ造りの長期低温発酵の技法で、越後杜氏が丹精込めて造り上げています。香りは仄かにフルーティな吟醸香、日本酒度+5の辛口ですがややフルーティ。米の旨味が感じられ、香り・味わい・キレなどバランスのとれた優等生の美味しさでした。失礼な話で恐縮ですが、期待していなかったので余計にその美味しさに驚いた次第でした。

 2番手は寛政三年創業、京都府の松本酒造より『澤屋まつもと純米吟醸 生』でした。これも日本酒度+5と辛口ですが、微かにフルーティな香りと円やかな口当たり、生酒特有の味わいに、酸味と米の旨味がしっかりと伝わるお酒で、『銀嶺立山』に勝るとも劣らないお酒でした。

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 米を大切にする澤屋まつもと   たくさん注いでもらいます

 酔いも段々に回ってきて最後は隠れた酒どころ、広島県呉市の相原酒造より『雨後の月特別純米山田錦』を頂戴しました。呉市には十数軒の造り酒屋があり、花崗岩の間を浄化され浸み出す良質の軟水を使用して造られています。

 香りはあまりありません。呑んでみるとアレッと思いました。アルコール度数が13度と低く呑みやすいお酒に造られています。初めは軽くて物足りませんが、適度な酸味に甘さもあり、呑み進むと旨味が膨らんできます。

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  雨後の月 特純 山田錦      広島のお酒は美味しい

 こんなお酒は初めてでしたが、なんとこの『雨後の月特別純米山田錦』は、【SAKE CONPETITION 2013】において、純米酒203酒の中で堂々第一位になったお酒で、直後は品切れ続出だったことを知り納得した次第です。♪

\(。・_・。)ノ