2025年9月28日日曜日

町内会の集まりで頂いた『越後鶴亀純米吟醸限定酒』

いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。スマホでご覧の方は一番下までスクロールして、「ウェブバージョンを表示」でご覧頂くと、アーカイブやカテゴリを楽しめますので、どうぞお試を。

 今年から町内会に参加させて頂いております。昨年末に町内の温泉旅行に参加した際に、町内会への参加を促され、何やら分からぬうちに引き受ける事になりました。

そして先日、町内会の会合に参加させて頂いた際に、日本酒好きが頭をもたげ、皆さんに美味しいお酒を味わって頂きたい一心で、持ち込ませて頂いたお酒が、堤町の「ひろがる酒店」さんで購入した、町田酒蔵が醸す『町田酒造55夏純無濾過うすにごり雄町』です。群馬県前橋市で創業が明治16年の酒蔵で、創業からの主力酒は『清嘹』でしたが、ビールや焼酎の台頭で日本酒の消費量が著しく落ち込んだ際に、現在の五代目の蔵主が「今までに無い美味しいお酒を造れば、必ず手に取ってくれる人がいる」との信念から、蔵名を冠した『町田酒造』を誕生させました。全量手造りの小仕込みで、フレッシュさを損なわないようにと、搾ってから3分以内に壜詰めを徹底しているそうです。また、杜氏は四代目蔵主の娘さんが務めており、その旦那さんは娘婿で五代目の蔵主・卯三郎を引き継ぎ、夫婦で助け合いながら酒造りを行っています。(これは前回の使い回しです。ハイ)




町田酒造  裏書をどうぞ

町田酒造55夏純無濾過うすにごり雄町』の酒米は酒名にある通り、酒造好適米の「雄町」を55%まで磨いた純米の吟醸酒で、酵母は吟醸香をたくさん生成する「協会1801号」と、フルーティな酒質に仕上がる群馬県が開発した「群馬KAZE酵母」を使っています。仕込み水には超軟水の利根川の伏流水を、蔵内の井戸より汲み上げて醸した、日本酒度-1、酸度1.5ALC16度の、直汲み無濾過の生酒です。まぁ、呑んでみるとかなりジューシーなため、ALC16度の感じはしませんが。

開栓すると「シュッ」と音がしました。周りの方々から「おおっ」と声が上がります。カップに注ぐと酒色はうすにごりで、香りは爽やかでフルーティ。良く見ると、カップの内側に微細なバブルがビッチリ。口に含むと弱めの炭酸がシュワシュワと舌に感じます。爽やかでジューシーな味わいに、瑞々しい酸。日本酒度-1でも後味に仄かな苦みがきてキレてゆきました。さすが町田酒造。呑んで頂いた皆さんからも、甘口で美味しい!と絶賛でした。

四合壜の『町田酒造』はすぐに無くなって、次は会長さんセレクトの一升壜の日本酒が満を持して登場。それは株式会社越後鶴亀が醸す、蔵名を冠した『越後鶴亀純米吟醸限定酒』でした。新潟県の日本海側に面した新潟市にあり、創業は明治二十三年です。創業者は、人々に喜ばれる美味しい酒を造る事を目指し、蔵名は目出度くて分かりやすい「越後鶴亀」としました。主力酒は蔵名を冠した『越後鶴亀』です。この蔵のお酒は、搾りたてのフレッシュ感を大切にするため火入れは一回のみ。その後すべてのお酒は冷蔵庫に入れられ、徹底した温度管理を行い、味わい深いお酒として出荷されます。因みに新潟県で唯一の、皇室御用達の酒蔵なのです。う~ん、素晴らしい!。

越後鶴亀  限定酒なのです

越後鶴亀純米吟醸限定酒』の酒米は、酒造好適米の「山田錦」と「五百万石」を60%まで磨いた純米吟醸で、蒲原平野の角田山麓霊水を仕込み水に醸しています。ALC15%ですがその他スペックは非公表です。

開栓し早速カップに注ぐと、酒色は仄かに琥珀色。香りはこちらも爽やかでフルーティなため期待は高まります。口に含むと、淡麗辛口の新潟のお酒とは相反した、仄かな甘さとフルーティさを纏った優しい口当たり。酸も優しく穏やかで、呑み込むと仄かな苦みでキレました。折詰めが配られましたが、ほぼ箸をつけずに日本酒だけを頂いたので、日本酒の旨味をガンガン感じながら戴きました。

先日、三八城地区の区民運動会があり、早速、町内会の皆さんと参加して参りました。初めて参加させて頂きましたが、とても楽しくて何で今まで参加しなかったのかと悔やんだほどです。来年も必ず参加するぞと固く心に決めました。♪

(。・_・。)ノ

2025年9月21日日曜日

佐賀の№1は今『光栄菊Hello!KOUEIGIKU愛山無濾過生原酒』かも

いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

今年もお盆を目前に、日本酒の在庫がほぼゼロになってしまい、仕事でお世話になっている日本酒通のF君に、何か分けてもらえるお酒を聞いたところ、何と何と『光栄菊Hello!KOUEIGIKU愛山無濾過生原酒』を分けて頂くことが叶いました。ありがと~F君!。

このお酒は佐賀県小城市の光栄菊酒造が醸しており、明治4年に創業ですが平成18年に一回廃業しています。しかしその廃業した酒蔵を現在の蔵主が買い取り、銘柄もそのまま引き継ぎました。購入した酒蔵は建物や醸造設備の傷みが激しく、屋根や内外装を張り替え、醸造設備も殆ど全部を新たに揃えました。そして、愛知県の藤市酒造で『菊鷹』を醸していた杜氏に参加してもらい、新たな『光栄菊』を立ち上げました。酒蔵のスラスラと簡単に書きましたが、筆舌に尽くしがたい、物凄く大変な努力と労力をかけて立ち上げています。どんなに大変だったかは酒蔵のHPを見て下さい。

そしてこの酒蔵は、何と3年目で『鍋島』や『七田』『東一』と第1位を競るようになって、現在では入手困難酒の仲間入り。通販では一人様1本限りの注意書きが付いたり、抽選会に取り上げられたりしています。すごいぞ!『光栄菊』。

光栄菊黒ラベル  開栓注意票

開栓したら泡が  愛山は黒ラベル

裏書をどうぞ  滓でトロトロに

光栄菊Hello!KOUEIGIKU愛山無濾過生原酒』の酒米は、酒米のダイヤモンドと云われる「愛山」です。父に山雄67、母に愛船117を掛け合わせ誕生した「愛山」は、心白が大きく溶けやすい性質を持った、濃醇で優しい味わいの酒米です。この「愛山」を50%まで磨いて、仕込み水には清水川の伏流水を使って醸しています。おりがらみの生原酒なのにアルコール度数は14%と割と低アルコールに仕上げています。酵母とスペックは非公表としていますが、日本酒度は-7、酸度1.4くらいでしょうか、滓がらみの大吟醸生原酒です。

開栓すると「ボンッ」と大きな音がして、シュワシュワとバブルが湧き上がりました。蛇の目に注ぐととろみがかり、たくさんの滓が舞い濁っています。また細かなバブルが蛇の目の中で無数に湧き、壜の中でもバブルが湧き続けています。

香りは爽やかで、白ブドウかリンゴのような香り。口に含むと甘酸っぱさが濃くジューシーで、舌にバブルが心地よく刺さります。後味の苦みも仄かで、総じてバランスが良く、且つジューシーさが図抜けています。三日後、一週間後とこの旨さが続きました。これは今年の1位かなぁ。とにかくランキングの上位に入るなぁ。

F君にはいつも無理を言って、美味しいお酒を融通してもらっています。本当に感謝しかありません。よし、それでは仕事で恩返しするか!と思っても、仕事でも世話になりっぱなしなので、本当にどうにもなりません。人生の先輩としてなら太刀打ちできるので、何かの時に恩返しができるかもと思うしかありません。ありがとうF君。♪

(。・_・。)ノ

2025年9月14日日曜日

盛岡の坂本酒店で-2『望 スプラッシュ純米大吟醸火入れ』

  いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。スマホでご覧の方は一番下までスクロールして、「ウェブバージョンを表示」でご覧頂くと、アーカイブやカテゴリを楽しめますので、どうぞお試を。

毎年、青い朝顔を育てていますが、今年は鉢植えでピンクの朝顔を育ててみました。色合いはきれいですが、花の数が少なく、且つ咲く期間が短いので、やっぱり青い朝顔の方がいいなぁと思った次第です。



ピンクの朝顔  真っ赤な朝鮮朝顔

さて、前回に続き盛岡の坂本酒店で日本酒を購入させて頂いた話です。鉄道工事に使う資格の更新講習に参加し、講習終了後に開運橋のたもとにある「坂本酒店」さんまでダッシュして買った2本目のお酒が、今回ご紹介させて頂く『望 スプラッシュ純米大吟醸火入れ』です。

このお酒は栃木県芳賀郡益子町にある外池酒造店が醸しています。創業は幕末の文政12(1837)で、近江商人が栃木県宇都宮市に来て酒屋を創業したのが起こりです。その5男が分家という形で益子町に外池酒造店を創業し現在に至っています。創業当初の主要銘柄は『八千代鶴』でしたが、その後『燦爛』に変更となり、2012年に新ブランドの『bo:』を立ち上げました。現在では日本酒以外にもリキュールや焼酎、日本酒コスメなども製造販売しています。

また、外池酒造店は2019年の世界酒蔵ランキングで、第4位という偉業を達成しました。その際の第1位は『』の清水清三郎商店、第2位は『蓬莱』の渡辺酒造店、第3位は『陸奥八仙』の八戸酒造でした。大健闘ですよねぇ。

望スプラッシュ  ラベルが素敵

裏書をどうぞ  酒色は透明

望 スプラッシュ純米大吟醸火入れ』の酒米は、栃木県で開発された大粒の食用米「とちぎの星」を50%まで磨き、酵母は柑橘系の香りと酸味が強い「T-ND」と、協会10号酵母を変異させ甘酸っぱく瑞々しい香りになる「M310」の二つの酵母を使っています。仕込み水は、蔵の敷地に掘った160mの井戸から汲み上げた、日光連山の伏流水を使い醸しています。日本酒度-4、酸度1.5ALC16度で、1回火入れの大吟醸です。火入れなのにスプラッシュとは凄い!。

開栓するとシュッとガスの抜ける音がします。グラスに注ぐと酒色は透明で、香りは爽やかにフルーティな甘さを纏った香りが。口に含むと、ラムネのように舌にチリチリとガス感を感じます。穏やかな甘さとほっぺの内側に刺さる酸。後味に苦味がきてキレました。中3日で二回目を頂きましたが、ほぼ初回と同等な旨味でした。

講習会には、筆記用具の他に保冷バックを持参しました。当然、日本酒を買う気満々です。そんな不埒者ですが、また講習会が無いかなぁと思っている今日この頃です。♪

(。・_・。)ノ

2025年9月7日日曜日

盛岡の坂本酒店で『武勇「アイラブユー」純米吟醸吟のさと火入れ』

  いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。スマホでご覧の方は一番下までスクロールして、「ウェブバージョンを表示」でご覧頂くと、アーカイブやカテゴリを楽しめますので、どうぞお試を。

今年のお盆に来ていた孫に、「おじいちゃんちのキュウリは大きいよ」と教えたところ、見たいというので庭の菜場へ。その場で収穫して持たせ、写真をパチリ!。ピーマンの実はたくさんついていたので、毎日のように収穫してくれました。








キュウリを持って

さて、私の現在の仕事は列車見張員なのですが、その資格の有効期限が近付いたので、先日更新に盛岡駅の西側にある8階建てのアイーナへ行ってきました。

午前中の講習が終わり昼食時間となったので、駅の立ち食い蕎麦屋さんでサッと食事を済ませ、ダッシュで向かったのは開運橋のそばの「坂本酒店」さんです。じっくりと品定めをしてから店員さんに「夕方、新幹線に乗る前に買いに来ます」と言って店を出ました。夕方、講習会での試験が終わり、再度ダッシュで坂本酒店へ。そこで今回購入させて頂いたお酒が武勇「アイラブユー」純米吟醸吟のさと火入れです。あともう1本買いましたけど。

このお酒は茨城県結城市にある結城株式会社が醸しており、創業は幕末の慶応三年(1867)です。創業者は越後出身の方で、城下町だった結城の土地柄から、酒名を勇ましい『武勇』としました。戦時中は酒造りに欠かせない釜を供出させられ、通常の酒造りが困難に。石数を減らして酒造りを続けましたが、戦後は食料不足から米が配給制となり、暫くのあいだ苦しい経営が続きました。そんな苦労が実り、現在のランキングでは『森嶋』『』に続いて、茨城県の第三位に付けている人気酒の酒蔵になっています。

アイラブユー  ネコが釣り?

裏書をどうぞ  酒色は透明

武勇「アイラブユー」純米吟醸吟のさと火入れ』の酒米は、福岡県で開発された酒造好適米の「吟のさと」です。父に西海222号、母に山田錦を使い交配させています。山田錦並みの粒の大きさと品質で、稈長は短いため倒れにくく、しかも多収と、山田錦を凌ぐ素晴らしい酒米です。その「吟のさと」を60%まで磨き、自家培養酵母を使い、蔵内の井戸から汲み上げた、鬼怒川水系の伏流水で醸しています。日本酒度-4、酸度1.2ALC14度の1回火入れの吟醸酒です。

グラスに注ぐと酒色は透明で、よ~く見ると細かなバブルが。香りは華やかに酸の香り。口に含むと、舌にチリチリとガス感を感じますが、直ぐにジューシーな甘味と優しい酸が。う~ん、火入れなのにガス感か~。呑み込んでも苦みはそれ程でも無く、スッキリとキレるお酒だったので、ドンドン呑める夏のお酒でした。

坂本酒店さんからもう1本購入させて頂いております。なにかというとそれは次週のお楽しみで。ヒントは栃木県芳賀郡益子町のお酒です。八戸には売ってないもんなぁ。♪

(。・_・。)ノ