居酒屋海ぼうずさんで『Hizirizm五百万石35活性酒』
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先日、鉄道工事関係のH君、F君と「酒と肴と男と女 海ぼうず」さんへ伺いました。昨年一年間、私に仕事を発注してくれたお二人に、感謝を込めた懇親会です。残念ながら「海ぼうず」さんの入るビルの解体が決まっており、3月末には退店を余儀なくされています。移転先は未定との事で、当日は我々も落ち着かない呑み会となりました。
上段は量り売り 中段・下段は呑み放題
早速の乾杯酒は女将さん推奨、秋田の『角右衛門純米しぼりたて生』を頂くことに。声を合わせてグラスをカチンとぶつけ合いました。クイッと呑み込むと、福島の『玄宰特別純米生』を矢継ぎ早に呑んだ勢いで発見したのが、同じ福島の『楽器正宗Queen特別純米』で、三人ともこれが呑み放題のエリアに入っているとはと驚きました。
角右衛門生 玄宰特純生
楽器Queen 大嶺3粒雄町
四杯目はやはり驚きの『大嶺3粒純米原酒火入れ雄町』で、山口県美称市大嶺町の大嶺酒造が醸しており、創業は江戸時代終盤の1822年です。しかし、業績の悪化や諸事情によって、1955年には蔵は休止となりました。50年以上休眠状態だった酒蔵を秋山剛志さんが復活させ、人気の酒蔵にしています。蔵の方針は「古典のレシピを尊敬しつつ、現代の技術で先人の成しえなかった日本酒を創造する」としています。
『大嶺3粒純米原酒火入れ雄町』の酒米は酒名の通り、酒造好適米の雄「雄町」で、50%に精米しています。酵母も日本酒度などのスペックも先入観が入らないように非公表としていますが、仕込み水は秋吉台のカルシウムが溶け込んだ「弁天の湧水」を使っており、軟水なのでジューシーな味わいになるのでしょう。
グラスに注ぐと酒色は透明で、香りは予想通り果実のジュースを思わせる甘い香りが。口に含むとジューシーで、果実の酸が甘さを魅惑的な味わいに変化させます。呑み込むと酸と辛さ、そして仄かな渋味で余韻を形成します。あまりの美味しさに即お代わりを頂戴しました。これは今年のランキングに入りそうだなぁ。
その後も群馬の『尾瀬の雪どけバレンタイン』、人気が高まっている千葉の『寒菊純米大吟醸モノクローム山酒4号超限定無濾過生原酒』、今年元旦のランキングで次点だった山形の『くどき上手純米吟醸酒未来』、宮城の『澤乃泉純米生原酒しぼりたて』と順次頂きました。
オゼユキ 寒菊モノクローム
くどき上手酒未来 澤乃泉原酒
F君が満を持して「これも吞んでみよう」と持ってきたのが、広島県呉市で創業が明治5年の寶剣酒造が醸す『寶剣純米酒超辛口生(赤)』でした。現在の蔵主は五代目の土井鉄也さんですが、彼が21歳の時に蔵主だった父が倒れ、問答無用で後継ぎとなりました。しかし、20代の若さで、全国唎酒選手権で全国優勝した自身の舌を武器に、酒蔵を継ぎました。そんな彼が目指すのは「究極の食中酒」で、『超辛』なのもうなずけます。蔵名は、蔵のある仁方町に刀鍛冶が沢山いた事に由来しているようです。
寶剣超辛口
『寶剣純米酒超辛口生(赤)』の酒米は八反錦で60%まで磨いています。酵母は華やかな吟醸香を生み出す協会7号を使い、野呂山の伏流水でもある蔵内の湧水「寶剣名水」で醸した、日本酒度+10、酸度1.6のお酒です。う~ん、+10は超辛口だぁ~。
グラスに注ぐと酒色はほぼ透明で、香りは華やかにフルーティ。辛いんだろうな~と思いつつ口に含むと、柔らかな口当たりで甘さも感じます。三人で顔を見合って「これ、割と甘いんじゃない」。淡麗生で米の旨さをしっかり感じさせる味わいに感動すら覚えます。酒の世界は広い!と感じさせられました。
一白水成ささにごり 聖別誂え中取
その後も秋田の『一白水成特別純米ささにごり生酒』を頂き、ラストオーダーのシメには群馬県の『聖 別誂純米大吟醸無濾過生原酒中取り』でお開きとなりました。今までのお酒は、全部飲み放題のお酒なんですよ。本当に信じられます?。三人とも大満足でした。
大満足な三人
今年度は、11月から3月までの、所謂、極寒の時期に仕事がほぼ無かったため、特に寒い思いをしないで済みました。健康はゼニカネでは無いので、本当に有難かったのですが、今度は猛暑を想定しいろんなグッツを準備しなければなりません。寒いのも大変ですが、暑いのもまた大変なんですよね~。♪
\(。・_・。)ノ