2024年6月24日月曜日

久々のひろがる酒店で『樂の世山廃純米おりがらみ生』

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「猫の額」も野菜がだいぶ成長し、先日ズッキーニを収穫いたしました。早速、奥様が酒の肴として鶏肉と炒め、美味しく美味しく戴きました。これからトマトや平さやいんげんなど、次々と収穫が続くので楽しみでしかありません。

ズッキーニ  こんなに太い

さて先日、長根の市体育館で筋トレを行った帰りに、堤町まで歩いて「ひろがる酒店」さんへと行って参りました。たくさんの冷蔵庫の中を拝見し、「これっ」と購入させて頂いたお酒は樂の世山廃純米おりがらみ生で、愛知県江南市で創業が寛政二年(1790)丸井合名が醸すお酒です。

丸井合名では、元は兵庫県の『剣菱』と桶売りの契約をしていましたが、このまま桶売りが続くと、自分の酒蔵に明るい未来は来ないと常々感じていました。そこで、契約が切れた2018年からは一念発起して新たな杜氏を発掘し、全量を山廃仕込みの無濾過のお酒とする独自のブランド『樂の世』を立ち上げました。このお酒は、100度近く蒸したばかりの酒米を、そのまま醪に入れて甘味を戻す熱掛四段の製法を取り入れながら、現在年間50石を醸しています。R3BYより蔵主が杜氏として独り立ちして頑張っており、現在、愛知県では注目の酒蔵になっているようです。

樂の世滓がらみ  首ラベル

樂の世  裏書をどうぞ







酒色は少し濁って

樂の世山廃純米おりがらみ生』の酒米は酒造好適米の絶対王者「山田錦」を70%まで磨いており、コストパフォーマンスに長けたお酒になっています。酵母は協会7号酵母で、仕込み水には木曽川水系の伏流水で醸し、日本酒度±0、酸度3.0ALC18度に仕上げています。

開栓するとプシュッと醗酵している音がします。蛇の目に注ぐとトロミがあり、酒色は滓が絡んで仄かな琥珀色に濁っています。香りは薄っすらと酸の香りが。口に含むと甘酸っぱく、山廃ならではの乳酸を湛えた甘酸味が口中に広がります。呑み進むうちに口腔に辛さが残り始め、後味には微かな渋みがきてキレを呼んでいました。キーワードは「甘酸っぱい」でしたね。

「ひろがる酒店」さんには3回伺いましたが、まだまだ知らないお酒が結構あり、奥深さを感じます。また、私のお気に入りの『町田酒造』も、まだ1回しか購入しておらず、お店に伺うのが楽しみでウズウズしています。♪

(。・_・。)ノ