2024年4月14日日曜日

義兄が通販で購入した『大吟醸越乃松龜』

いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

4月も中旬となり暖かな日が続いています。ビオラ、パンジーの苗を購入し鉢に植えました。玄関が花で華やぐと、春が来たなぁと実感できます。

ビオラ  福寿草が咲き

さて、有難い事に義兄は、日本酒好きの私に時々お酒をプレゼントして下さいます。今回は通販で数本纏めて購入したとの事で、その内の1本をお裾分けして下さいました。ありがたやー。そのお酒とは酒どころの新潟県は長岡市で、創業が享保元年(1716)の関原酒造が醸す『越乃松龜大吟醸』でした。長岡市には16もの酒蔵があり、朝日酒造の『久保田』や諸橋酒造の『越乃景虎』など、有名なお酒が目白押しの地域です。

関原酒造は創業時に屋号を常陸屋と名乗っており、年貢米を使って『群龜』というお酒を醸し、令和の現在まで代表銘柄として、脈々と受け継がれているお酒となっています。俗に「鶴は千年、亀は万年」と云われ、その亀が群れになると数万年を意味するように、お酒を呑んで長生きしてほしいとの願いが込められています。その流れを受け継ぐ『越乃松龜大吟醸』も、同様に長生きのお酒なのでしょう。

細かなスキルは記載されていませんが国産の酒米を50%まで磨いて使った大吟醸で、アルコール度数15%、日本酒度-2、アルコール添加のお酒です。因みに私的には大吟醸は結構アル添が多い印象で、良くは分かりませんが、せっかくお米を50%以上の心白まで削って美味しいお酒にしたいと考えているのに、アルコールを足し増しするとは・・・うーん、チョット。

大吟醸越乃松龜  延壽千萬歳

スキルはココ  酒色は透明

蛇の目に注ぐと酒色は透明で、香りは穏やかで瑞々しくフルーティ。口に含むとスッキリと軽快な呑み口で、淡麗辛口の新潟らしい酒質。仄かに感じる甘さは醸造アルコール系のものでしょう。そして口腔が直ぐに濃い酸味に覆われます。呑み込むとその酸味とともにキレてゆきますが、キツ目の渋味がやって来ました。大吟醸も純米とアル添がありますが、前者はクセが無い印象で、後者はどうしても醸造アルコールの味わいが前面に出てくるように感じます。

新潟県の日本酒ランキングは、過去には淡麗辛口の『越乃寒梅』が上位でしたが、現在ではフルーティな酒質の『あべ』や『たかちよ』に変わっています。もう少しするとまた昔ながらの淡麗辛口が復活するのでしょうか。時代は巡り、流行も巡ります。♪

(。・_・。)ノ