2024年3月10日日曜日

蔵の若者三人が醸す『峰乃白梅純米大吟醸三蕾』

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懸賞応募にハマっていた時期があり、使わないのに腕時計を10本近く持っていました。ここ数年懸賞生活から遠ざかっていましたが、最近また応募の機会が増えています。先日我が家に、当選したレトルトカレーのセットが送られてきて、カレー大好きの私は大喜びで早速頂きました。

五穀味鶏の   カレーセット

さて先日、日本酒の品揃えが豊富な八食センターに行ってきました。その際の購入したお酒が、今回ご紹介する『峰乃白梅純米大吟醸三蕾』でした。このお酒は新潟県新潟市の創業が寛永16(1636)の峰乃白梅酒造が醸しており、主力酒の『峰乃白梅』は『越乃寒梅』『雪中梅』と並んで端麗辛口酒の「越後三梅」とよばれ全国的に親しまれています。また、峰乃白梅酒造では『寫樂』の製造部長だった井島氏を迎えて立ち上げたブランド菱湖が、2019年に登場して以来、大人気のお酒になっています。さすが!。

その井島氏に酒造りでチャレンジするのが蔵の若者三人で、「打倒井島」を掲げ三つの蕾が大きく花を咲かせるか、返り討ちになるのか、タンク1本分を協力して自由に造ったのが『峰乃白梅純米大吟醸三蕾』です。

金文字の三蕾  巴のような

三人の意気込み  スペックは







酒色は透明

酒米は山形産「山酒4号」で、山形で開発されたお米ですが、山田錦と金紋錦を交配させた酒造好適米で、果実のようなジューシーな味わいになる特徴を持っています。その「山酒4号」を50%まで磨いた大吟醸造りで、酵母は不明ですが、仕込み水は杉林に覆われた角田山の山麓からの伏流水を使い、日本酒度は±0、酸度を1.5ALC15度で醸しています。

蛇の目に注ぐと酒色は透明で、香りは清々しくフルーティ。口に含むと口当たりはスッキリと淡麗で軽快、キレイな酒質。甘さは程々に、大人しめの酸が口中に広がります。咽喉の奥にその酸がジワジワとやってきて、数秒後には後口がスッキリとキレました。『菱湖』と比較すると味わいは井島氏に軍配が上がり、まだまだ三人には大きな壁となって立ちはだかっています。しかし、いつの日にか独り立ちの時が来て、杜氏も世代交代するんだなぁと思いました。

六十も半ばになり、立ちはだかってくれるものも無くなって、寂しい気持ちにもなります。まぁ、立ちはだかる物があれば、脇をすり抜けるという老獪で姑息な事ができる年でもありますが・・。♪

(。・_・。)ノ