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今年の冬は例年に比べ比較的暖かいような気がしますが、やはり暖冬なのでしょうか。しかし、元旦に発生した北陸の地震は、暖冬とはいえ寒い中で避難された方々が多く、特に体調管理が難しいと思います。仮設住宅の建設を急ぎ、温かな住居を得てほしいと願っています。
さて昨年末、仕事を発注して下さっている方々に、『小左衛門初のしぼり純米吟醸生酒』をお歳暮に使わせて頂きました。私自身もそのお酒を運命共同体として購入し味わいましたが、以前、日本酒クラブの例会で一度使わせて頂いたお酒なので、間違いは無いと思ってはおりました。
小左衛門桜ラベル 裏書をどうぞ
酒色は微かに琥珀
『小左衛門初のしぼり純米吟醸生酒』は、岐阜県瑞浪市で創業が元禄15年(1702)の中島醸造が醸しています。元禄15年と云えば、赤穂浪士が吉良邸へ討ち入った年で、その年に酒造業の許可を得た初代小左衛門が、年貢米を活かして酒造りを始めています。また中島醸造では、平成30年より冷蔵設備を充実させ、冬季造りから新たに四季造りへと変更し、いつでもフレッシュな日本酒を出荷できるようにと、革新的な酒造りを行い「甘さ・辛さ・渋味・苦味・酸味」の五味をバランス良く醸し、香りやキレ、深みのある味わいを目指している酒蔵です。私の持論ですが、「岐阜の酒にハズレは無い」のである‼。
『小左衛門初のしぼり純米吟醸生酒』の酒米は、美山錦と華吹雪を交配させて作った酒造好適米「出羽燦燦」で、仕込み水は屏風山からの伏流水を使い、日本酒度-4,酸度は高めの1.8、ALC16度となっています。
蛇の目に注ぐと酒色は微かに色付いており、香りは華やかでフルーティさを湛えています。香りから期待を込めて口に含むと、口当たりは優しく、口腔が強い甘さに満たされます。そして甘さと入れ替わりに柔らかな酸が口腔を覆い、呑み込むとスッキリとキレて、文句なくバランスの良いお酒でした。お歳暮に受け取って下さった方々が、美味しかったと言ってくれましたが、うむ、これは確かに美味しい。
当ブログで、岐阜県と云えば日本酒にハズレが無いと、チョクチョク述べております。『百春』『射美』『蓬莱』『津島屋』『竹雀』等など、未だ未だ美味しいお酒がありますが、岐阜の山々からの恵みである伏流水が、適度なミネラルを含んで味わいに影響するのでしょうか。なので、岐阜のお酒はガン見しています。♪
\(。・_・。)ノ