いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。
今年最後の更新となりますが、今年一年もの間、当ブログにお付き合い頂き、衷心より厚く御礼申し上げます。私個人における「今年の五大ニュース」を無理やり発表させて頂きます。次点:五所川原M氏退職祝いを八戸で。第5位:ウミネコマラソンハーフの部で最下位。 第4位:8月奥さんの入院で家事が超多忙。 第3位:お酒を呑んで転倒しケガ、外呑み禁止令出る。 第2位:お盆に孫が八戸に来る。 そして栄えある第1位:孫の七五三で愛知県へ。すっかり孫が可愛いジジイになってしまいました。
さて、孫の話題が出たところで今回ご紹介するお酒が『初孫 清空2236生酛純米吟醸美山錦』でした。このお酒は山形県酒田市の東北銘醸が醸しており、創業は明治26年で、回船問屋を手掛けていた初代が酒造りを始め、酒名は『金久』でしたが、昭和の初めに長男が誕生したのを喜び、誰からも親しまれるようにと願いを込めて酒名を『初孫』と改め現在に至っています。
品質のこだわりは手間暇が掛かるために多くの蔵が止めてしまった「生酛造り」の技法を、美味しいお酒造りのために創業以来一貫して行っています。因みに当ブログでは、令和3年元旦の「気に入りましたランキング」で『初孫 愛山生原酒生酛純米大吟醸』が第1位に輝いている、美味しいブランドになっています。
『初孫 清空2236生酛純米吟醸美山錦』の2236は出羽富士と呼ばれる鳥海山の標高の事で、清空は鳥海山の澄み渡る空気、そして青々と広がる大空をイメージしています。それらがこのお酒を美味しく醸す大きな要因だと捉え、酒名に命名しています。
初孫清空 2236とは
裏書きをどうぞ 仄かに琥珀色
『初孫 清空2236生酛純米吟醸美山錦』の酒米は酒造好適米の美山錦を55%まで磨き、酵母にはリンゴ酸を生成する多産性酵母を使い、鳥海山からの地下水で醸したALC14度、日本酒度-15、酸度2.3のお酒で、蔵伝統の生酛の技を使ったお酒です。甘酸っぱそう。
蛇の目に注ぐと少しトロミがかった感じで、酒色は仄かに仄かに琥珀色。香量は少なく仄かな吟醸香。口に含むとスッキリ爽快な呑み口で、甘酸っぱい・・・いや先にフルーティな甘さが来て、その後にトゲの無い雅な酸が甘さを上手に引き立たせています。そして口腔に苦味を残してスッキリとキレてゆきました。また、アルコール度数が低いのでスイスイと呑み易く、文句なしに美味しいお酒でした~。
日本酒は、さあ栓を開けようと云うところから、ドキドキが始まります。開栓しグラスに注ぎ、プチプチと微発泡だったり、トロミがあって滓がすーっと入ったりすると、心中は穏やかではありません。鼻先に近づけ香りを利き、フルーティだったりすると喜びに胸は高鳴り、早く呑みたい衝動に駆られます。深く息を吸い込んでから息を吐き、気合とともに口に含んで、舌や口腔で味わいそして呑み込む。ジューシー&フルーティで甘さと酸と辛さのバランスが良かったりすると、咽喉の奥からウォーという声にならない声が怒涛のように湧き上がります。毎回、その様な日本酒に巡り合いたくて、お酒を呑ませて頂いております。そして、そんな美味しいお酒を皆様方にも呑んで頂きたく、ブログで発信させて頂いております。また年明け元旦には、令和5年分の「気に入りましたランキング」をアップしますのでお楽しみに願います。
来年も皆様方にとって良い年であるようにお祈り申し上げます。それでは良いお年を。♪
\(。・_・。)ノ