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11月下旬に大根を収穫しました。今回の大根は種を植えるのがだいぶ遅かったため、小さいものばかりでしたが、神様からの贈り物と思って大切に食べるつもりです。しかし一回には食べ切らないので、昨年同様に土に埋め、少しずつ掘り起こして頂く事にしました。
まあまあ大きく 大根引き
収穫しました 土に埋めて
さて少し前に、仕事でお世話になっているF君から日本酒を融通してもらったのを忘れていて、冷蔵庫の野菜室からこれは何かなと四合瓶を取り出したら、何と『楽器正宗混醸愛山純米吟醸』でした。わーい、超うれしい発見!。
このお酒は福島県西白河郡矢吹町で、江戸末期の慶応元年(1865)に創業の大木代吉本店が醸しており、主要銘柄は『自然郷』と『楽器正宗』になっています。酒名は大正時代、当酒蔵へ立ち寄った朝香宮様がお酒を大変気に入り、随行した雅楽師の「酒造りも楽器を奏でるのも元は神様への捧げもの」と言った言葉が由来のようです。(スイマセン、前々回からの使い回しです~)
裏書をどうぞ 酒色は透明
『楽器正宗混醸愛山純米吟醸』は混醸シリーズですが、混醸とは掛米と麹米に別々の米を使う方法で、今回は掛米に希少な「播州愛山」を83%、麹米に絶対王者「山田錦」を13%としています。因みに「愛山」は、1941年に兵庫県の農業試験場で誕生しました。母を「愛船117」、父を「山雄67」で両方の頭文字をとって「愛山」としています。また父方の「山雄67」は、「山田錦」と「雄町」から誕生しており、美味しい酒米の要素を全て持って生まれたのが「愛山」です。この優れた酒米を使用して美味しくないはずがありません。仕込み水は那須連山からの伏流水で醸した、日本酒度-1の火入れのお酒です。
ぐい呑みに注ぐと酒色は無色透明で蛇の目がクッキリと見えます。香りは爽やか系ですが香量は僅か。口に含むと愛山の米が醸す「甘くフルーティ」さが際立ちます。そして、くどさが無く美味しいーと叫びたくなる第一印象。しかし、呑み易いと油断していると、すぐに酸がまた辛さが口腔を満たします。呑み込むと微かな苦みが残ってキレてゆきました。再度口に含むと、甘くフルーティ、酸と辛さが来てと、この繰り返しと迷宮を彷徨います。さすが『楽器正宗』ピンクラベルは美味しい~。
お正月に頂くお酒が枯渇しています。F君から『広戸川純米にごり生酒』を二本買ったとの事で、一本譲ってもらえばお正月は安泰だが・・・。お酒の在庫も無いので、よし!、F君に是非と言って頼もう!。♪
\(。・_・。)ノ