2023年11月27日月曜日

東京の酒も旨い!『澤乃井純米吟醸生酒蒼天』

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11月中旬、孫の七五三のために愛知の長男夫婦のところへ行ってきました。名古屋での内容は先週アップした様な顛末でしたが、昼食を摂った後には孫に「バイバイ、またねー」をして、夕方の東海道新幹線で宿泊地の東京へと向かいました。翌日はいよいよ八戸に帰ります。が、まっすぐ帰るのは芸が無いので、横浜で物見遊山を決め込み、夕方、東京駅から八戸へと帰る予定としています。

好天の翌朝、東京駅から東海道本線に乗り横浜駅まで行き、先ず「ランドマークタワー」へ。296mの高層階からの眺望が素晴らしく、眼下に大観覧車や巨大なビル群が小さく見えます。現在【ワーナー・ブラザース 100th ANNIVERSARY Power of Story in スカイガーデン】を開催中で、アメリカの有名なヒーローたちと写真に納まりました。

眼下に大観覧車  ヒーローたちと

Cヌードルミュージアム  偉人たちと

イラストを書き  中身はこんな感じ

「ランドマークタワー」から少し歩いた先の「カップヌードルミュージアム」では、自分だけのオリジナルカップヌードルを作る事ができるので、さっそく私も挑戦。ベースをチリトマトにして、具材はコーン、カボチャ、謎肉、ひよこカマボコとしました。元日に頂こうと思い、只今、鋭意保管中です。その後、赤レンガ倉庫でショッピングをして、タクシーで横浜駅まで戻りました。

さて、私の地元八戸では地酒を購入するのにスーパーなどを探しますが、東京の地酒はどこで買えるかが疑問でした。大手町でスーパーを探す方が大変なのではと考え、向かった先はコンビニです。そこで発見した東京の地酒が、今回ご紹介する澤乃井純米吟醸生酒蒼天です。このお酒は東京都青梅市で、創業が花の元禄と謳われた元禄15(1702)の小澤酒造が醸しています。そう云えば、旅番組などでもこの酒蔵は結構紹介されていました。主力酒は『澤乃井』で、その昔当地が沢井村だった頃の地名に因んでいます。『蒼天』は、蒼い空のように高く雄大で果ての無い酒造りを、そして、天に届きたくてより旨い酒を目指す、蔵人の想いを込めて命名しています。



澤乃井蒼天生酒  金色の文字で







スペックをどうぞ

澤乃井純米吟醸生酒蒼天』の酒米は、酒造好適米の五百万石を55%まで磨いており、酵母は自社酵母を使い、仕込み水にはミネラルを多く含んだ、蔵の裏山の井戸から汲み上げた中硬水で醸しています。日本酒度は+1、酸度1.6で、低温でゆっくりと醗酵させる方法で醸した純米吟醸の生酒です。また、アルコール度数は14%と低いので、スッキリと軽快、スイスイ呑めるお酒です。

グラスに注ぐと酒色は透明で、香りは穏やかでフルーティな吟醸香。口に含むとクセも無く爽やかでフルーティな味わいにビックリ。バランスもいいなぁ。以前ご紹介した『屋守』や『江戸開城』などのお酒もとてもおいしかったので、東京の酒も侮れないと思った次第です。

帰りの新幹線では、夕焼けの富士山が見え感動しましたが、驚いたのはほぼ宇都宮駅の辺りまで、その富士山がきれいに見えた事でした。さすが晴れ男。来年こそは尊敬する鶴田町のN氏に会いに、津軽方面へ遊びに行きたいと考えています。♪

(。・_・。)ノ

2023年11月19日日曜日

孫の七五三で名古屋へ『一ノ蔵辛口本醸造』を呑む

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11月中旬に愛知の長男夫婦のところへ行ってきました。孫娘の七五三を一緒に祝いたいと、張り切って新幹線の切符を取り、平成30年以来4回目の名古屋に向かいました。当日はもちろん好天に恵まれて「晴れ男」の面目躍如です。

東北新幹線、東海道新幹線と乗り継いで名古屋駅に到着。在来線の東海道本線に乗り換え岡崎駅に到着すると、長男が車で迎えに来てくれていました。ありがとう~。七五三のイベントは翌日なので、今「どうする家康」で旬の、岡崎城観光を堪能しました。

家康の像と  岡崎城を背に

当時の石垣  どうする家康

夜は長男が勤める会社の福利厚生施設であるレストランで中華を頂きました。シェフは受賞歴があるらしく、八戸では口にしたことのない味わいに大満足でした。もちろん私にお酒も頼んでくれ、それが今回紹介する一ノ蔵辛口本醸造です。

このお酒を醸す一ノ蔵酒造、宮城県大崎市で創業が昭和48年の酒蔵です。若い蔵のようですが、実はその昭和48年に、松本酒造が先頭に立ち、桜井酒蔵、浅見商店、勝来酒造に合併を呼び掛けて、新しい酒蔵を誕生させました。蔵名は、それぞれの蔵や銘柄を捨てて一つになる事から一ノ蔵と命名したようです。

一ノ蔵辛口本醸造   エビチリを肴に

一ノ蔵辛口本醸造』の酒米は宮城県の酒造好適米で、スッキリとした酒質になる「トヨニシキ」を65%まで磨いて使用しています。仕込み水は奥羽山系の伏流水を水源とする地下湧水を使って醸しており、日本酒度+4+6、酸度1.11.3ALC15.5度に仕上げた、本醸造の淡麗辛口酒です。

グラスに注ぐと酒色は無色透明で、香りは香量が少なく、癖の無い落ち着いた香り。口に含むと本醸造とは思えない癖の無い味わい。スッキリとしていて舌にピリ感、ジワ感もありません。本醸造なのにこの豊かな味わいは、やはり「トヨニシキ」の米の旨味なのでしょう。呑み込むと咽喉にスッキリとした余韻を残しキレてゆきました。料理を美味しく戴けるお酒で、満足満腹となりました。



知立神社の多宝塔  孫ちゃんと一緒に

翌日、七五三の御祈祷のため、知立市の古刹「知立神社」へ。この神社は江戸時代に東海道三社に数えられ、主神は天照大神からの四代目の鸕鶿草葺不合尊(うがやふきあわせずのみこと)です。神社内の控室にはたくさんの親子連れでいっぱいで、1415組をいっぺんに祈祷しました。ウチの孫ちゃんも神主さんの祝詞に、神妙になっていました。

恙なく祈祷も終わり、孫ちゃんを囲み昼食を頂きました。お盆の帰省で会って、今回もまた会う事ができ感無量でした。♪

(。・_・。)ノ

2023年11月13日月曜日

『Kamosu mori(醸す森)純米吟醸生酒』今年の出来は?

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「敬老の日」は、読んで字の如く老人を敬う日と記憶しており、おじいさん・おばあさんの日だと認識しておりました。愛知の孫娘から届いた敬老の日のプレゼントに、私も立派なジイさんになっていたことを再確認させられました。







靴下と絵(靴下を履いたジジババ)

さて、コロナ禍の令和33月に居酒屋海ぼうずさんで初めて頂き、あまりの旨さにトンデモなく驚いたお酒がR2BYの『kamosu mori(醸す森)純米吟醸生酒』でした。しかし同9月に、地元の加藤酒店さんで新酒(R3BY)の『kamosu mori』を発見し、仰天しながらも購入させて頂いたのですが、甘味が減少しそして少し酸味がパワーアップしていました。全く同じ味わいにならないのは、その年の気候、仕込み水の水質の変化、酒米の出来などなど色んな事象が関係しています。今年令和4年のお酒はどうだろうかと、加藤酒店さんで再度購入させて頂きました。

Kamosu mori  葉っぱのマーク?

ALC14度  いい感じに濁ってます

この『kamosu mori(醸す森)純米吟醸生酒は、新潟県中魚沼郡津南町で創業1907年の苗場酒造が醸しており、20年前より『苗場山』を主力酒としています。令和33月に呑んだ際には、日本酒度が-36というハンパない甘口で、旨さもハンパありませんでした。その旨さの秘密は、通常3段仕込みで醸すところを、たったの1(1)で仕込み、アルコール度数が1314と糖がアルコールに分解される途中の若い段階で搾っているからで、その搾るタイミングは、酵母が醗酵力を出し切っているかどうかを見極めなければならず、かなりの技術と判断力が必要とされます。しかも、搾りは雑味を最小限に抑えるために圧搾機を使わず昔ながらの袋搾りで、生原酒で出荷する事にも拘っています。

酒米は麹米に新潟県産「五百万石」で、掛米には「コシヒカリ」の味・香り・ねばり等の旨味を受け継いだ食用米の「こしいぶき」、酵母は爽やかな吟醸香と酸の生成の少ない「M310酵母」を使い、標高2145mの苗場山の伏流水で醸しました。日本酒度は-30、酸度が3.0と云う、貴醸酒のような甘口で酸強めのお酒です。

開栓すると「プシュッ」ガスが抜ける音がします。蛇の目に注ぐと少しとろみがかっており、サイダーのようにシュワシュワと泡が立ち上がります。薄濁りの中で滓が舞っており、蛇の目の内側には微炭酸の細かなバブルが、ピチピチと付着しています。香りはフルーティで甘酸っぱい果実香。口に含むとやはりシュワシュワと泡立つ炭酸ジュースのよう。チリチリと心地良いガス感があり、ジューシー&フルーティで口当たりも上々。爽やかな甘さもありますが、スッキリとした呑み口に興奮しっ放しです。酸っぱいジュースです。呑み込むと咽喉に酸と苦みが追いかけてキレてゆきました。今年の『kamosu mori(醸す森)』は間違いなく旨い!。超超旨い!!。

日本酒度が-30のお酒はなかなかお目に掛れません。因みに高知県の亀泉 純米吟醸生原酒 CEL(セル)-24は甘すぎる印象のお酒でしたが、日本酒度が-15でした。『kamosu mori(醸す森)』の日本酒度-30はその2倍もあり、数値的に貴醸酒の領域でハンパありませんが、呑んでみるとそれ程の甘さではありませんでした。味わいを数値でと云うのは難しいと思います。♪

(。・_・。)ノ         

2023年11月6日月曜日

義兄より頂戴した『陸奥八仙オレンジラベル純米吟醸ひやおろし』

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今年も空色の朝顔を植えたのですが、猛暑のために育ちが例年通りとは行かず、開花が通年であれば7月なのに、9月初旬までズレ込みました。初めての経験に種ができればいいなぁと少し心配になっています。



空色の朝顔  前日の朝顔とコラボ

さて今回ご紹介するお酒は、先日義兄より頂戴した八戸酒造の陸奥八仙オレンジラベル純米吟醸ひやおろしです。今や『陸奥八仙』と云えば、日本中に愛飲家のいるお酒で、令和4年には「世界酒蔵ランキング」で、ついに世界第一位となっています。この「世界酒蔵ランキング」とは、【インターナショナルワインチャレンジ(IWC)】や【全国新酒鑑評会】などの国内外の6つの大きな日本酒コンテストに入賞した際の実績をポイント化し、合計の点数で順位を競うもので、年々順位を上げて日本を代表するお酒にまで駆け上がりました。

八戸酒造の創業は1775年(安永4年)で、徳川家11代将軍、家斉誕生の2年後にあたります。レンガ造りの酒蔵は青森県初の『景観重要建造物』、そして国登録『有形文化財』にまで指定された、八戸の貴重な宝物になっている酒蔵でもあります。

陸奥八仙オレンジ  ひやおろし



裏書をどうぞ  酒色は透明

 この『陸奥八仙オレンジラベル純米吟醸ひやおろし』のイメージカラーは「秋」を表しており、春に搾った新酒を一度火入れして熟成させ、旨味を増した状態で出荷したひやおろしです。酒米は麹米に「華吹雪」、掛米には「レイメイ」を使い、酵母は青森県のオリジナル酵母を使っています。仕込み水には石灰岩層から湧き出る清冽な蟹沢伏流水で仕込み、日本酒度+1、酸度1.5に醸しています。

酒色は無色透明で、香りは爽やかで酸を感じません。口に含むと舌に瞬時に沁み込むような瑞々しい甘さ。ゆっくりと酸がやってきて、呑み込んだ後に苦味を感じます。一般的なひやおろしとは一線を画した、八戸酒造特有の旨味たっぷりひやおろしと云っても過言ではありません。

各所で駒井専務様にお会いしますが、酒蔵世界一の名に恥じない堂々とした貫禄の姿に感動すら覚えます。美味しいお酒を日々追求されている事でしょうが、御身体を大切に頑張って頂けるようにお願いします。そして八戸酒造様の益々のご繁栄をご祈念しております。早く『陸奥八仙【赤】無濾過生』が呑みたーい‼。♪

(。・_・。)ノ