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昨年秋にイチゴから伸びたランナーを鉢に植えており、冬越し後の春に収穫して頂いております。しかし、赤くなると鳥がやって来て容赦なく食べるので、油断していると私の口に入りません。収穫後は洗ってヨーグルトで頂きます。
赤く色付いた苺を 収穫しました
ヨーグルトで
さて、最近飲み会が激減していたため、差し入れのお酒を買う機会も少なくなり、酒屋さんに足が遠のいておりましたが、久しぶりに加藤酒店さんへ顔を出しました。夥しい数の生酒が7~8台の冷蔵庫にビッチリと入っています。さて、どれを購入しようかと品定めをしていると、肩ラベルに赤いダルマのマークが。そう、津軽の赤ダルマ六花酒造の『じょっぱり』で、県内の人は誰でも知っている「辛口命」のお酒です。しかし、今回購入させて頂いた『じょっぱり純米酒№9白神酵母仕込み生詰原酒』は日本酒度が-11と、『じょっぱり』では有り得ない、いや信じられない甘口のお酒です。
じょっぱり 肩ラベルに赤ダルマ
輸出仕様? 裏書をどうぞ
酒色は透明
青森県弘前市にある六花酒造は、創業が享保4年(1719)と県内でもかなり古い酒蔵で、淡麗辛口を求め呑み飽きしないお酒を目指しています。甘口なんてダメダメ!。しかし、今回のお酒は弘前大学が低温でのアルコール生産力の強い酵母を開発し、六花酒造が2015年より試験的に醸造しているお酒です。
酒米は青森県産米技術センター農林総合研究所が1997年より開発を始め、2015年に種苗法登録した酒造好適米の「華さやか」で、淡麗でスッキリとした酒質になるお米です。酵母は「弘前大学白神酵母№9株」で、世界遺産「白神山地」より採集し個性を調べ、大学でたくさんの種類を作った中の9番目の酵母です。仕込み水には白神山系地下伏流水で醸し、日本酒度-11、酸度1.8に醸しています。
『じょっぱり純米酒№9白神酵母仕込み生詰原酒』を蛇の目に注いで香りを利くと、香りは控えめで…いや、ほぼ無臭で、酒色は透明です。口に含むと甘酸っぱいジュースのようでいて、口当たりはスッキリとジューシーな味わい。まるで白ワインのアウスレーゼのよう。余韻に柔らかな渋みはありますが、苦みは無くキレも申し分ありません。う~ん、以前呑んだ京都府亀岡市の丹山酒造で日本初の女性杜氏が醸す『純米酒飯櫃(ぼんき)』を思い出す味わいでした。
加藤酒店さんの冷蔵庫には未だ未だたくさんの生酒が眠っています。予約すると取り置きしておいてくれますので、本当に有難い酒屋さんです。♪
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