2023年6月19日月曜日

「美味しんぼ」で読んだお酒『天狗舞純米大吟醸50生酒』

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先週末は強風で大荒れでしたが、花壇も菜場も青々と茂って参りました。始めは苗の間隔を広く取ったつもりが、成長するにつれて密になってきます。まぁ、「畑が狭い」のが原因なのですが。あと1ケ月ほどで収穫も始まると思われ、楽しみでいっぱいです。

キュウリや  ナスにトマト







ズッキーニ

さて、冷蔵庫のお酒が無くなり購入するわけですが、庫内の日本酒のスペースが余りにも狭いため、たくさん貯蔵できません。日本酒仲間のF君のように専用の冷蔵庫でもあれば、発売時期に無濾過の生酒をガッツリ購入し長く楽しめるのですが、そうも簡単にはいきません。そんな訳で今回は、江陽二丁目の「加藤酒店」にお邪魔し、冷蔵庫を物色して発見した『天狗舞純米大吟醸50生酒』を購入させて頂きました。

このお酒を醸す車多酒造は石川県白山市で霊峰白山を望む加賀平野にあり、幕末の文政6年(1823)の創業です。『天狗舞』の名酒の由来は、創業当時は蔵が森の中にあったため、木々の葉や枝が風で擦れ合う大きな音が聞こえ、まるで天狗が舞っている音のようだと蔵人たちが口々に云った事から酒名に使い始めたようです。

また天狗舞の伝統的な山廃造りなどの丁寧で繊細な酒造りは、あの人気漫画「美味しんぼ」にも登場しており、現在では北陸新幹線グランスタでも使われています。

天狗舞大吟醸  ブルーのラベル



裏書もどうぞ  酒の色は透明

天狗舞純米大吟醸50生酒』は、酒造好適米の絶対王者「山田錦」を50%まで磨いて白山の伏流水で醸し、日本酒度+3、酸度1.4に仕上げています。なお使用酵母は非公表でした。

開栓すると香りは微かにフルーティで、蛇の目に注ぐと色合いは透明です。口に含むと仄かにフルーティさがありますが、舌にピリッと刺さるような酸味もある淡麗のやや辛口です。山田錦の米の旨味を十分に引き出した味わいに感激しながら呑み込むと、生酒感が後を引いて盃が進みました。

いつかは『天狗舞』と思っていましたが、加藤酒店においてあるとは正に「灯台下暗し」でした。ご主人にお願いして数台ある冷蔵庫の中の写真を撮らせて頂きました。もちろん、後でゆっくりと見て、次回に何を購入するかを検討するためです。またそれが至福の時なのです。♪

(。・_・。)ノ