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1月が誕生日で良かった事は、お祝いにお酒を頂く際に、無濾過生酒が頂戴できる事でしょうか。厳寒期に生んでくれたお袋様に感謝しております。
さて、その1月の誕生祝いにとウチの奥様よりプレゼントしてもらったのがこの『森嶋純米吟醸美山錦しぼりたて無濾過生原酒』でした。近所の加藤酒店で購入です。
森嶋純吟無濾過生 鉱物は大谷石
肩ラベル 決意の表明
裏書をどうぞ 酒色は透明
このお酒は茨城県日立市川尻町で、創業が明治二年の森島酒造が醸しており、水戸藩の武士だった森嶋道正により創業されました。主要銘柄は日本画家の横山大観と親交があった蔵主が、本人から直接許可を頂いた『冨士大観』。そして、常陸杜氏である森嶋専務が構想から10年の年月を掛け令和元年に立ち上げた『森嶋』は、自ら醸し自らの姓を冠しており、もう片方の翼となる人気の主力酒です。
ラベルは、東日本大震災で崩落した石蔵の大谷石をデザインする事で、酒造りを続ける不撓不屈の意志を込めています。ラベルに表記されたように、「自分の心に一石を投じた末に、ようやく醸せたこの味わいは、皆様の心にも一石を投じ、呑む度に幸せな気持ちになるように」とあり、洗練された究極の味わいが、日本酒ファンの心を鷲づかみにしたお酒です。
『森嶋純米吟醸美山錦しぼりたて無濾過生原酒』の酒米は、ラベルの通り茨城県産美山錦で、酵母は吟醸酒に最適な酸の少ない、そして香気の高い協会901号酵母。仕込み水は阿武隈山地のミネラルが豊富な硬質の水を使い、日本酒度+2、酸度1.8のお酒で、アルコール度数は15度と無濾過生なのに低めに仕上げられており、スッキリと呑み易いお酒となっています。
蛇の目に注ぐと酒色はほぼ透明で、香りはフレッシュな吟醸香が仄かに。口に含むと、ほんのりとした甘さと爽やかな酸を感じます。スッキリと淡麗で甘さもありながら酸とのバランスが良いお酒です。呑み込むと口の中がスッキリとした後に、辛さと苦みで口腔が満たされました。
一升瓶は4~5回で呑むので、どうしても味の変化があります。大概のお酒は開栓後、徐々に酸化して辛くなっていく傾向があります。F君は雄町を購入していましたが、2回目の方が美味しかったと情報をくれたので、楽しみにしておりましたが、この美山錦も2回目より3回目と旨味がアップするように感じた次第です。♪
\(。・_・。)ノ