早いもので寒かった1月も終わり、もうすぐ当地八戸に春を呼ぶ行事「えんぶり」がやってきます。コロナ禍で中止になっていましたが、今年は何とか開催されるようです。「松の舞」など子供たちの舞いも継承できるように、対策を万全に行って伝統を絶やさないようにと願っています。
さて、昨年末、懇意にさせて頂いているS建設のN常務が、家族旅行で北陸方面に出掛けられ、お土産にと頂戴したお酒が『御所泉 銀の月吟醸原酒ひやおろし生詰』でした。私の様な者にまでお気遣いを頂きありがとうございます。
このお酒は石川県金沢市御所町にある創業明治元年の武内酒造が醸しており、創業当時が御所村だった事から酒名が付けられました。生産量は年間100石(一升瓶で一万本)と小さな酒蔵ですが、「手を抜かない日本一の酒造り」を掲げており、醪の自然な発酵を完全におこなうため、人件費が2倍掛かっても通常の2倍の時間を掛けて仕込んでいます。出来上がったお酒は、ほとんど近隣の酒屋や料理屋に卸すため、金沢でも入手しづらい「幻の酒」と云われています。
御所泉銀の月 金沢限定幻の酒
裏書をどうぞ 仄かに琥珀色
『御所泉
銀の月吟醸原酒ひやおろし生詰』の酒米は、石川県が十数年かけて開発した酒造好適米の「石川門」で、吟醸向けの品質で心白が大きいのが特徴です。この「石川門」を60%まで磨き、白山山系の引く流水で醸し、日本酒度+5、酸度1.8の生詰め(最初に火入れして貯蔵)した原酒のお酒です。
グラスに注ぐととろみがかっており、酒色は少し琥珀色。香りは微かな酸が爽やかに鼻腔に届きます。口に含むと先ず仄かな甘さが舌にやってきます。呑み込むと咽喉にヒリヒリと辛さを感じ、心地よい米の旨味を残してキレてゆきました。結構パンチ力があったので、裏書を見たらアルコール度数が20度と、こりゃ腰を取られると思った次第です
因みにラベルのデザインは、左下のサインのとおり加賀友禅作家の石田巳代治氏に依頼しており、「銀の月」とはお寺の池の白石を月の光が照らしている風景で、そうして見るとラベルの絵が何を表しているのかが分かります。♪
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